激しくヤバイ辛子高菜!ジモティに愛される福岡の名店!博多長浜ラーメン将軍本店

福岡市の中心、天神から歩いて15分ぐらい。
夜になると博多名物の屋台が軒を連ねる長浜に、将軍本店はあります。

博多長浜ラーメン将軍 長浜本店

博多長浜ラーメン将軍 長浜本店

長浜ラーメンというと現代では確立されたラーメンジャンルの1つだが、じつは歴史を紐解くと市場で働くひと向けに考えられた、手軽に食べられるラーメンというスタイルが発祥だ。

長浜ラーメンの有名店というと、いわゆるガンソ「元祖長浜屋」をはじめ、ノレン分けの長浜家(ながはまけ)などなどが軒を並べる。

まぁどのお店も観光マップやラーメンガイドブックなどにいつも掲載されるお店で、休日になると店頭には行列ができる人気店だ。

そんななか、ジモティに愛され続けてる一店が「長浜将軍」だ。

店内はアウエーな方よりはジモティの方がほとんどで、いわゆる常連店という感じ。店名は他の長浜屋などに比べ観光スポットらしくない感じだが、歴史が長くジモティ御用達の店だ。

店頭に書かれたお店のポリシー(うんちく〙

外観は赤い看板に書かれた「元祖博多長浜 長浜将軍」の文字が目立ってる。
若干色あせてて、いい味を出してるなぁ。

店頭には黄色いのれんに長浜将軍のメッセージが書かれてて、

長浜将軍
味、健康志向にこだわった徹底的な味への追求
店、店構えから器の1つ1つに至るまでのこだわり
笑、スタッフの笑顔と真心が何よりのスパイス
長浜本店

と書かれてて、ラーメン1杯に対するコダワリがヒシヒシと感じられるなぁ。

そして店内へ。提供時間の早い長浜ラーメンなんで、少々行列があっても意外と回転が早い。

店内は一番奥に厨房を構え、中央には相席必至の長いテーブル席、お店の両サイドの壁側には4人がけのテーブル席が準備されてる。1人ラーメンもOKやし、家族揃ってのラーメンなんてのも良さそうだ。

メニュー

長浜ラーメン将軍本店のレギュラーメニュー
  • ラーメン 500円
  • かえ玉 100円
  • 大盛りラーメン 550円
  • 将軍ラーメン 650円
  • チャーシューメン 650円

などなどのラインナップ。

ノーマルのラーメンでワンコイン500円からのラインナップで、替玉も100円という嬉しい価格設定だ。

ラーメンのお供のアラカルトとしては、ライス、おにぎり、ギョーザなどが準備されてる。

サービスセット、ちょこっとセット、お持ち帰りの辛子高菜が書かれたメニュー

お得なセットも準備されてて、ノーマルラーメンにオニギリ、餃子の付いたサービスセット730円なんてのも準備されてる。

元祖長浜将軍のメニュー

メニューの中からキホンと思われるラーメンをお願いした。
麺オーダーは「バリカタ」でもっさりと♥

店内の様子

とろこ狭しといえる店内では、みなさん思い思いにラーメンを啜られてる。

店員さんは黒いTシャツに白いタオルを頭に巻いて、いわゆるラーメン屋の店員さんらしい風貌だ。

長浜ラーメン伝来の、「店内走るなアブナイ」の案内。(長浜家のもの)

なぜだか店員さんは白い長靴なんだが、長浜ラーメンの店員さんといえば白い長靴が非常に似合う気がする。やはりガンソの店内に貼られてる「店内を走るな、アブナイ!」のアノキャラのおかげだろうか。

そんなこんなを考えてると3分ぐらいでラーメンが供された。

ラーメン

長浜ラーメン@バリカタ

ぬおおおおお~~!

白濁した豚骨スープが何ともうまそうで、上にはチャーシュー、ネギが散らしてある。

まずはスープを一口頂いてみた。

肌色のマイルドスープ

豚骨のクサミは意外と抑えめだが、ほどよい豚骨の香りが鼻孔をくすぐる。うまい。

なんというか、長浜ラーメンというジャンル自体、博多ラーメンに比べ割と食べやす系なんだが、その中でも周囲の長浜◯とかに比べて、かなりクリーミー系。

味わいとしてはクリーミ~なんだが、トロミがついてるわけではなく、ズズズっとすすれるスープだ。

茹で加減上々のバリカタの麺を上げてみた

麺はバリカタオーダーどおり、若干粉っぽさが残る感じでマイルドなスープが絡んできて、スナック的に啜れる。うまい。これぞTHE長浜ラーメンという感じだなぁ。

テロうまいチャーシュー

チャーシューは脂の乗りがイイものが2枚。
味付け自体もシンプルに仕上げてあり、マイルドなスープに合う。

となりでチャーシューメン食べてる方が羨ましい。。。

そして麺を啜り、8合目あたりで替玉をオーダー。
1回目と同じく「バリカタ」でオーダーだ。

1分ほどで丼に入れられた替玉を店員さんがスープに入れてくれる。

卓上のラーメンのタレなどの調味料類

卓上にはラーメンのタレや紅ショウガが置かれてるが、長浜将軍で入れたいのは激辛の辛子高菜だ。

卓上の壺に入れられた激辛の辛子高菜。色がドス黒い

辛子高菜というと、ピリッとした辛味の効いたものが連想されるが、長浜将軍の辛子高菜は「唐辛子まみれ」という言葉がふさわしい、激辛辛子高菜なのだ。見た目かなりドス黒い。。激辛フェチの方にはお持ち帰り用も準備されてる。

替玉の麺の上に激辛の辛子高菜を投入

こいつを替玉を入れたスープに広げて、スープのピリ辛感を増して、2杯目の替玉を楽しむ。

激辛なんで、入れ過ぎると大変なことになるので、初めての方は少しづつ入れるのがオススメだ。

替玉麺の上に激辛辛子高菜を投下!
スープに広げる。

辛子高菜を入れるとスープの色が肌色から褐色に変化

ぬおおお~!!
スープの色がアカンことになっとる~!

替玉完食後のラーメンのやばいスープの色

替玉の麺を啜ると、ピリ辛感の加わったスープが絡んできて、辛味が食欲を増進させてくれ、いい塩梅に2杯めの麺がススム。うまい。

スープは1杯目の色と明らかに変わってて、辛子高菜の唐辛子が全開で広がってる。最後はこのスープを全飲みでラーメン完食だ。

提供時の将軍のラーメン

食べてみると、

長浜ラーメンの中でも割とクリーミーなスープが癖になる感じで、サクっと食べられる長浜ラーメンやった。

全国区としてその名をはせる「長浜ラーメン」ではあるが、アウェーな方向けの大行列ラーメン店は「長浜屋」「長浜家」なのかもしれないが、コチラの将軍さんは観光地化することのないジモティに愛され続ける昔ながらの味と風貌。。。これこそジモティに愛され続ける長浜ラーメンという感じではなかろうか。

並ばなくても、いつでもサクっと食べられることこそ、本来の長浜ラーメンのあるべきスタイルなのかと思う。
博多人は何かと忙しいからなぁ。。

壺の中の激辛辛子高菜

特筆すべきは、将軍ならではの辛子高菜だろう。
初めてこの辛子高菜に出会った時は「なんやねん、この唐辛子まみれ。信じられへん!」とも思ったぐらいだが、今では替玉時の調味料代わりとして常用してしまうほどの、激辛、激ウマ辛子高菜。

替玉の際にスープが薄くなる対策としては「ラーメンのタレ」もしくは味変の「紅ショウガ」などがが容易に想定されるが、長浜将軍で替玉の際は、この激辛辛子高菜で味を調整するのがでオススメだ。

ラーメン屋の辛子高菜はいろいろあるが、日本広しといえど、ここまで辛い唐辛子はそうそうないだろう。辛いものが好きな方や、激辛マニアな方には間違いなくオススメだ。

店内に貼られた、ラーメンの由来の案内

長浜ラーメン気分の時は、またおじゃましたい。

次回は餃子付きのサービスセットを試してみたい。

ご馳走様でした~♪

店名:長浜将軍 長浜本店
TEL:092-712-3663
住所:福岡県福岡市中央区長浜2-5-110
最寄駅:福岡市営地下鉄 赤坂駅 福岡天神駅
駐車場:近くにコインパークが多数あり
営業時間:11:00~02:00,日祝日11:00~01:00
定休日:第2火曜日(※要確認)