まかないメシから生まれた絶品もりそば!元祖つけ麺の店!東池袋 大勝軒 本店

東池袋駅から歩いて1分ぐらい。
比較的大きな通りに面したところに大勝軒本店はあります。

大勝軒 本店@池袋

東池袋 大勝軒 本店

池袋駅東口からも徒歩10分ぐらいのロケーションで、お店の上には首都高速が通っていて、まさにガード下。

マンモスシティ池袋とはいえど、ひっそりと佇んでるような場所だ。

なんとなく「都会の中の隠れ家的ラーメン屋」というオモムキだなぁ。

首都高速の下にあるお店

店頭のデカイ看板には迫力満点の「大勝軒」の文字が書かれてて、「中華そば」と書かれた白いノレンがたなびいてる。

大勝軒のデカイ看板と、中華そばと書かれた白いノレン

まずはガラガラと引き戸をあけて入店してみた。

入口近くに置かれた券売機でまずは食券を購入だ。

メニュー

券売機メニュー

「もりそば」の上には元祖つけ麺の文字が輝き、イチオシ感アリアリだ。

元祖つけ麺と書かれた券売機の一番上のもりそばのボタン

キホン形のラインナップとしては、

  • もりそば(冷たい麺) 750円
  • あつもり(温かい麺) 750円
  • 中華そば(ラーメン) 750円

の3ラインナップ。

券売機メニューその1

トッピングと組み合わせたラインナップはカナリの数が準備されてて、
ゆで玉子入りだと、ゆでもり、ゆであつ、玉子ラーメン。などなど。。

券売機メニューその2

メンマ入り、ワンタン入り、とろろ入り、などなど。追加トッピングボタンも準備されてる。

おつまみ、トッピングなどのサイドメニュー

中盛は100円、大盛りは200円アップ。
キホンの盛りでもフツーの店の「大盛りクラス」はあるようなので、お腹の空き具合に合わせて選択が必要だ。

その他50円安い「小」も準備されてて、少食の女子なんかを意識したラインナップもキラリと光る。

まずは初訪問なんで、キホンと思われる「もりそば」の温かい方「あつもり」ボタンをポチッとな!

どうでもいいのだが「あつもり」って、つけ麺屋とかで麺の温かい方を頼むときに使う名称だが、つけ麺発祥の大勝軒の「あつもり」が名前の由来なのかなぁ。。
「温かい+もりそば=あつもり??」

店内のカウンター席の上

あいてるカウンター席に座り、食券を渡す。

店内は厨房に面したL字のカウンター席とテーブル席も準備されてる。

壁に書かれたメニュー

サラリーマンの方が多いが、ガテン系の方や宅配業者さんの方、いうたら食べ盛り成人男子率が多い感じだ。

池袋という場所柄なのか、学生さんも多く、洗面器のようなデカイ器に盛られた大盛り麺をガッツリ食らってる方も多い。

テーブル上のコショウなどの調味料類

割と広い厨房の中では2名の男子店員さん、ホール係の1名の計3名で切り盛りされてる。

店員の皆さんは、アノつけ麺の生みの親「山岸一雄」と同じタオルを頭に巻いたイカしたスタイルだ。

しかも店内のいたるところに、アノ山岸一雄氏の笑顔あふれる写真が飾られてる。

なぜだか山岸氏の笑顔あふれる顔を見ると、ラーメンつけ麺スイッチが入ってしまうんだよなぁ。。

店内に飾られた山岸一雄氏の写真

山岸一雄とは、
東京都豊島区東池袋にあったラーメン店「大勝軒」の創業者である。つけ麺を考案した人物としても知られる。Wikipediaより

なんか、山岸一雄氏のつけ麺の発祥の店なんで、待ってる間にどんどんテンション上がるなぁ〜♪

そして10分ほどで、もりそばが供された。

つけ麺@あつもり

つけ麺あつもり

おおお〜!
つけ麺の基本形ともいえる、オーソドックスなルックスだ。

ラーメン丼のスリキリ一杯まで盛られた大量の麺(並盛り)

麺はラーメン丼にスリキリ一杯まで盛られてて、見た目に麺の量の多さが分かる。どんだけ多いねんwマジうれしい♪

まずはつけ汁につけて、頂いてみた。

つけ汁に付けた麺

ズズズっと啜ると、
醤油ベースのやさしい味わいのつけ汁で、中太の麺にサラッと絡んでくる。

なんだか麺をつけて啜るたびに、やさしい中華そばでも啜ってる錯覚すら感じる。まぁ中華そば屋なんでアタリマエか。。

スープは動物系のコクもあるが、心地よい甘酢の風味がサッパリ感を与えてくれる。酸味が強すぎることがなく絶妙な甘酢加減。味わい深く、サッパリとした仕上がりで、ガシガシ麺がススム感じだ。

具材もタップリのつけ汁

全体として突出した特徴はないものの、全てが一体となったウマサが感じられる。

なんやろう。
あっさり食べやすく味わい深い。そしてどこかしら懐かしい味わい。
「昔ながらスタンダード的つけ麺」とでも言うべきか。。

チャーシュー

つけ汁の中にはチャーシューが入ってて、脂身少なめのしっかり味が染み込んだタイプ。

わりと優し目のつけ汁には、このくらいのシッカリ感がイイ!次回チャーシュー増しケッテイ!

ゆで玉子 ナルトとシナチク

その他、ゆで玉子半分、メンマ、ナルトなんかも入ってて、具材の豊富さがウレシイ。

麺を持ち上げてみた

麺は「あつもり」で頼んだが、ツルッと啜って適度なコシが残る麺で、優し目のつけ汁と相まって、小麦の香りまで楽しめる。プリプリ、つるしこ!ダイヤモンドだね〜♪

丼にスリキリ一杯に盛られた麺

そして麺を食べ続けるのだが、普通盛りとはいえど、ガッツリ多め。

多いんだけど、コクと酸味の効いたのつけ汁なんで、最後まで飽きずにスルッとお腹に納まった。

残ったつけ汁をスープ割り

最後はスープ割りを頂く。
店員さんにつけ汁の器ごと渡すと、適度な量でポットから注いでくれる。
マイルドだったつけ汁が更に柔らかくなり、ズズズっと最後の一滴まで美味しく啜れた。

東池袋大勝軒のつけ麺@あつもり

食べてみると、

「中華そば屋のつけ麺」という言葉がシックリとくる優しい味わいで、つけ汁自体に飛び抜けた特徴はないのだが、全体として非常に味わい深く、どこか懐かしい。

まさに「スタンダードなつけ麺といえばコレだろう!」という感じだった。

店内に飾られた2007年に再開発整理で閉店した旧本店の時の住所の緑の看板。「豊島区池袋4丁目28番」と書かれてる。

昨今のつけ麺のトレンドといえば、濃厚豚骨とかドロドロ系とか、なんだか濃いつけ汁を麺に絡ませて食べるのが主流だが、大勝軒のつけ麺「もりそば」はシンプルかつ味わい深く、つけ麺の基本形と言っても過言ではない気がする。

卓上の花胡椒のボトルに描かれた山岸氏の顔写真

特筆すべきは、つけ麺の生みの親、山岸一雄氏の存在だろう。

山岸氏がラーメン屋の修行時代から中野大勝軒で「まかない」として食べてきたものが「つけ麺」の始まりという。

大勝軒の看板とノレン

昨今では、どこでもアタリマエのように食べられる「つけ麺」だが、山岸氏が賄いメシとして残った麺を汁に付けて食べていなければ、コンニチのつけ麺文化はなかったのかもしれない。

そういう意味では山岸一雄氏の存在は、まさにつけ麺業界のパイオニア的存在と言っても過言ではないと思う。。

また、池袋という街がラーメンつけ麺の激戦区なのも、山岸氏の存在ががあってのものだろう。

お土産つけ麺と特製餃子のポスター

今回、つけ麺の発祥の大勝軒本店で頂いてみたが、奇をてらった感じのない昔ながらの味わいで、どこか懐かしさのある味わいやった。

時代やハヤリに流されない昔ながらの味わいは、なんだか心をほっこりさせてくれたし、これからも末永く提供し続けて欲しいとマジ思ったなぁ。

つけ麺の原点に触れることができて、マジよかった♪

池袋でつけ麺気分の時は、またおじゃましたい。

次回は、ラーメンの方も試してみたいなぁ♪

ご馳走様でした〜♪

店名:東池袋 大勝軒 本店(たいしょうけん)
オフィシャルサイト:元祖つけ麺 東池袋大勝軒
TEL:03-3981-9360
住所:東京都豊島区南池袋2-42-8←地図
最寄駅:東池袋駅 池袋駅(東口)
営業時間:11:00~23:00,日祝11:00~22:00※スープなくなり次第終了
定休日:なし(※要確認)

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