とんかつ屋なのに何故か唐揚げ定食が1番人気!とんかつ三田(日吉)【閉店】

唐揚げ定食の唐揚げの山

日吉駅西口から歩くこと1分ぐらい。
扇状に広がる日吉商店街の中のサンロード通りに「とんかつ三田」はあります。

とんかつ三田@日吉

とんかつ三田日吉

日吉駅というと慶応大学日吉キャンパスが駅前にある、まさに学生街という言葉がしっくり来る街で、定食系やラーメン屋などのリーズナブルな食の選択肢も多い。

その日吉駅からもスグの、ほど近いところにある、とんかつ三田日吉店。

店頭のサンプルケース

店頭にはサンプルケースもあり、内容と価格を確かめて入店できる明朗会計システム。安心して入店可能だ。

サンプルケースの中には、ランチメニューがホワイトボードに書かれていて、どのメニューも770円で頂けて、すこぶるリーズナボー♪

店頭の紺色のノレン。白い文字で「とんかつ」と書かれてる

まずはノレンをく ぐり入店だ。

店内は厨房に面したカウンター席、テーブル席の構成で、一見狭そうに見えるのだが、満席時には2Fも準備されててナカナカのキャパだ。

厨房内を仕切るのは若い男子店員さんで、オーダーが入るたびに揚げ物を揚げられてて忙しそうだ。

まずはメニューを見てみてた。

メニュー

どのメニューもランチタイムは770円のお値段で提供されてて、、

ランチメニューとサービス定食メニュー
  • とんかつ定食
  • オニオンメンチ定食
  • 鳥からあげ定食
  • チキンカツ定食
  • アジフライ定食
  • ハムカツ定食
  • 焼肉定食

などなどのラインナップ。どのメニューも学生街らしい良心的な価格設定で、800円でおつりが来るのはカナリ安い!

ランチタイム営業時間は11時から15時までのようで、やや遅めのランチタイムにも対応だ。

イカフライ、カニコロッケ、ロースカツ、ヒレカツなどのレギュラーメニュー表

夜のメニューも若干メニュー数を絞り込んで営業されてて、価格はお昼のランチタイムより若干高い870円での提供。レギュラーメニューも1000円前後と、とんかつ屋としてはナカナカ安い。

前回訪問した時には、店内で一番人気だった「唐揚げ定食」をオーダーしたのだが、てんこ盛りの唐揚げに感動したのは記憶に新しい。

今回は、とんかつ屋ならではの「とんかつ定食」をオーダーしようと足を向けたのだが、周囲の唐揚げ率の高さと前回の感動が脳裏をかすめ、またもや「唐揚げ定食」をオーダーしてしまった。

店内のお客さんは近くの慶応大学の学生が多く、とくにジャージを着た体育会系の男女が多い。

皆さん口々に「唐揚げ定食」をオーダーされてて、唐揚げ率の高さには本当に驚いてしまう。

卓上のソースなどの調味料

まぎれもなく、ここは「とんかつ屋」なのだが、とんかつはむしろ2番人気ぐらいに留まっていて、皆さんメニューも見ないで口々に唐揚げをオーダーしてる。

その光景は、もうとんかつ屋というよりは、定食屋なのかと思うぐらいだ。

こちらの「とんかつ三田」さんは土日もランチメニューの提供があるので、平日にお店に行けないような、とんかつ好きや唐揚げフェチにもランチが食べられるスポット。休日にランチメニューが提供されてるのは、ほんとアリガタイ。

店内では誰も見ていないテレビの音が響いてて、日曜日らしくアタック25や新婚さんいらっしゃいが流れてる。大盛りあがりの音声だけが響いていて、三枝が椅子を投げ出して倒れてるのが音だけで分かる。。なにげない休日のひとときという感じだなぁ。

そして、なんだかんだ考えてると唐揚げ定食が供された。

唐揚げ定食

唐揚げ定食

平皿にてんこ盛り状態で供される唐揚げ定食。

揚げ色はこんがりと茶褐色に揚がっていて、見た目にも衣のサックリ感が伝わってくる。

まずは唐揚げを一口頂いてみた。

唐揚げを箸で持ち上げた

揚げたて状態でかなりアツアツの唐揚げ。

口に含むとサクッとした衣の下にジュワッと肉汁があふれだす。

横から見た山のような唐揚げ

唐揚げ自体はコブシ大の大きさのものが5個ほど乗ってて、すべて半分に切られ食べやすくしてある。

横から見た山のような唐揚げ2

食べやすく切られてはいるのだが、さすがにコブシ大の唐揚げが5個なんで、圧倒的な唐揚げの量だ。

下味はにんにく醤油なのか、唐揚げとしては定番の味付けで、なんとなくホッとする味わいで懐かしさがある。

ゴハンとの相性もベストマッチで、唐揚げを食べつつゴハンをかき込むと、まさに至福のひとときだ。

茶碗のごはん

ごはんと味噌汁はお代わり無料なので、 唐揚げの量に合わせて当然お代わりを頂く。

味噌汁はもやしとカイワレの入った味噌汁で、やさしい味わい。まさにおふくろ味という優しさだ。

味噌汁

ごはんのお代わりももらい、てんこ盛りから揚げを食べ進めるのだが、この唐揚げがナカナカ減らない。

8割ぐらい食べたところで、トンカツ用のソースをかけるのだが、これがナカナカいいのだ。

とんかつソースの酸味が唐揚げの衣に絡み、なにも掛けない唐揚げの味に独特のソースの旨味が追加され、さらのゴハンが進むのだ。

キャベツの千切り

付け合わせはキャベツの千切りが多めに添えられてて、野菜不足気味な現代人にはありがたい限りだ。こちらは何も掛かってないので、卓上のとんかつソースをタラリとかけて、とんかつの相棒風としてかきこむ。

小皿の漬け物

小皿の漬け物もかなり多めに盛られてて、最後に残ったゴハンの相棒にも事欠かない感じだ。

店頭の豚の絵が書かれた看板

食べてみると、

揚げたてアツアツでテンコ盛りな唐揚げ定食。

唐揚げの盛り具合もさることながら、このてんこ盛りな唐揚げ定食が770円で食べられる喜びは、唐揚げフェチとしてはまさに「タマラナイ!」という一言しか思い当たらない。

とんかつ三田の前を通るサンロード通

世の標準的な唐揚げ定食よりも唐揚げ量がカナリ多く、しかも唐揚げの量にあわせゴハンのお代わりも無料という心の広さ。まさに、唐揚げ定食とはこうあるべきと思える唐揚げ定食だった。

特筆すべきは、とんかつ屋なのに唐揚げが1番人気の「とんかつ三田」という存在だ。

通常、とんかつ屋であれば筆頭メニューであるべき「とんかつ」が1番人気であるはずなのに、とんかつ三田さんは唐揚げが1番人気。

とんかつ以外にもパン粉を使うような揚げ物系も実際存在するのだが、なぜか人気の唐揚げ定食。

日吉駅西口のバスロータリー

他の追従を許さない唐揚げ定食の存在を目にすると、とんかつ屋ではなく定食屋の方がしっくりくるのではないか?と思うぐらいだ。

大学の近くにある学生街のとんかつ屋なので、安くて腹一杯食べたいという方程式が、唐揚げ定食にピタリとハマり、人気を博しているのは想像の域ではあるが、それにしても唐揚げ定食の人気ぶりは目を見張るものがある。

慶應大学日吉キャンパスの外観

実際、今回はとんかつを食べに訪問したのに、なぜだか予定変更で唐揚げを頼んでしまう自分がいて、いうたら初志貫徹できない優柔不断さなのかもしれないが、ここの唐揚げ定食は1度味わうと忘れられない、不思議な魔力があるのだと確信できた。

とんかつ屋なのに唐揚げ定食が一番人気の「とんかつ三田日吉店」さん。
これからもガッツリ大盛り唐揚げの聖地として、唐揚げ巡礼に伺いたいと思うばかりだ。

唐揚げが好きな方やガッツリ大盛りLOVEな方は、是非とも試してみてはいかがだろうか。

でもやはり、店名でもある「とんかつ」は一度は食べてみんとアカンなぁ。。

ご馳走さまでした~♪

店名:とんかつ 三田 日吉
TEL:045-561-5539
住所:神奈川県横浜市港北区日吉2丁目1-8
最寄駅:日吉駅 東急東横線 横浜市営地下鉄グリーンライン
営業時間:11:00~22:00,日祝11:00~21:30(15時から17時は昼休み)
定休日:無休(※要確認)