新御徒町駅から伸びる佐竹商店街。
比較的駅に近い方側に「なぜか?クロケット」さんはあります。
なぜか?クロケット
八百屋やお肉屋さんがならぶ地域密着型の佐竹商店街の中にお店はあります。
「クロケット」だけだと良くありそうな店名だが、「なぜか?」と書かれている。
店頭に貼られたメニュー内容から、間違いなくフライ専門の定食屋だということがわかる。
メニューだけ見ると定食屋らしい感じだが、メニューが貼られてないと一見何の店だかわからない感じだ。
喫茶店のようにも見えるし、街角のスナックやバーにも見える。
店頭の脇には昔使ってたのか、お持ち帰りテイクアウトらしきカウンターがあるが、ポスター等が貼られていて今は封鎖されてるようだ。
店内の様子も全く見えず、しかも、「なぜか?クロケット」という変わった店名。独特のオーラに一瞬入店するのをためらってしまう。
まぁ、定食屋さんなのは間違いないし、メニューも明朗会計。早速入店してみることにした。
扉を開けると揚げ物の香りがぷーんと漂う、まさに揚げ物系の定食屋さんのニオイだ。
テーブル席が2卓、厨房に面したカウンター席がある。
メニューは基本的にフライものか生姜焼き、カレーに限定されてるようで、フライもの組み合わせメニューがメインとなってる。
メニュー
- クロケット定食 800円
- ロースカツ定食 800円
- ヒレ一口カツ+生姜焼き 880円
その他、イカフライ、メンチカツ、コロツケ、唐揚げ、アジフライ、などなどを組み合わせた定食が準備されてる。
一番高いメニューでも上ロースかつ、ヒレカツで1000円だ。
各メニューの上には「本日のサービスランチ」の文字が貼られていて600円で頂けるようだ。日替わりで動くのかなぁ。
この日は「6」の付く日で、なぜだかお得な日になってる。
メニューの中から店名にもなってる「クロケット定食」をお願いしてみた。
コロッケ、メンチ、一口カツの組み合わせで、通常800円だが本日のサービスランチで600円だ。
お店は2人の女性で切り盛りされていて、店主と思しき方が料理全般的に作られてる。
店内では誰も見ていないテレビの音が流れていて、厨房の中からは揚げ物を揚げる音が聞こえてくる。
お昼時はわりとお客さんが多いのだが、13時をすぎると先ほどまでのにぎわいがウソのように、お客さんが減り静まり返ってる。
きっとこの界隈のサラリーマンの方に人気で、ランチタイムに利用されてるのかと。。お昼の営業だけみたいやし。。
そして10分ほどでクロケット定食が供された。
クロケット定食
平皿に盛られたフライ3種。コロッケ、メンチ、一口カツ。
まずは卓上にあるソースをかけて頂いてみた。
一口カツはヒレなのか脂身の少ないお肉が使われてる。
ユルメのカラシとソースのコンビネーションで食べるとナカナカうまい。
揚げ具合はサクサクを通り越して若干ハード系な衣の付き様だ。サクサクというよりサクザクという感じかなぁ。
メンチカツは肉々しい感じではなく、タマネギがふんだんに使われてて、甘みがありなんとも家庭的な優しい味わい。
柔らかい食感のお肉と甘みのあるタマネギのハーモニーがエエカンジですわ。
コロッケはじゃがいもと挽肉が入っていて、なんとも優しい味わい。
肉じゃがコロッケともいうべきか、じゃがいもそのもののホクホク感とお肉の感じが最高。
衣で固形になってるが、中身のじゃがいもとお肉がほろほろに柔らかく絶品だ。
ライスは平皿に盛られている。
味噌汁は定食屋的味わいのフツーの味噌汁。
卓上には、マヨネーズが準備されてるので、お野菜のお供にも事欠かない感じだ。
食べてみると、
店名にもなってるクロケット定食を頂いてみたが、3種のフライの中でもコロッケが絶品で、家庭的な味わいのコロッケになんだかほっこりしてしまった。
クロケットってフランス語らしく、じゃがいもを使った俵型の揚げ物のことを指すらしい。
クロケット=コロッケということなのか。どことなく響きも似ているなぁ。
店名にもなってるぐらいのコロッケなんで、やはりクロケットさんの自信作のコロッケなのだろう。家庭的な味わいがなんともうまかった。
ローカルな商店街で愛され続けてるクロケットさん。末永く頑張って欲しいなぁ。
御徒町界隈に来るときはまたおじゃましたい。
次回は生姜焼きの方も食べてみたいなぁ。
ご馳走様でした〜♪
店名:なぜか?クロケット
TEL:03-3832-1228
住所:東京都台東区台東4-25-1
営業時間:11:00~14:00
定休日:日曜(※要確認)