ガッツリ系ロメスパの聖地!炒めスパゲッティの店 マルス(南林間)【閉店】

小田急江ノ島線、南林間駅から歩いて3分ぐらい。
車の通りがソコソコある場所に、炒めスパゲッティの店マルスはあります。

炒めスパゲッティの店 マルス@南林間

炒めスパゲッティの店マルス@南林間

店頭には「スパゲッティ マルス」の文字が輝いてるのだが、お店自体は飾らない佇まい。

店頭の赤い看板「スパゲッティマルス」と書かれてる

地域密着型ぽい居酒屋やスナックなどが立ち並び住宅街とも隣接する地帯で、知る人ぞ知るといったロケーションだ。

店頭のガラスには、

店頭のガラスに書かれたマルスの案内

炒めスパゲッティマルス
太麺使用。ボリュームたっぷり!
スープおかわり自由(無料)
おひとつからお持ち帰りできます。

の文字が輝いてる。

外観からは飾らないフツーのオサレなスパゲティ屋に見えるのだが、なにげにガッツリ感が伝わってくるメッセージに期待感が高まる。

まずは扉を開けて入店してみた。

店内のカウンター上の調味料類

店内はかなり狭く、厨房に面したL字のカウンター席のみで、8人も座れば満席になりそうな勢い。

まずは、お店奥に設置された券売機で食券購入だ。

メニュー

券売機メニュー
  • しょうゆスパ 620円
  • しおスパ 620円
  • チャースパ 720円
  • ナポリタン 670円
  • カルボスパ 720円

などなどのラインナップ。

手書きの日替りと小鉢のメニュー

その他、日替りや平日ランチなども準備されてて、選択の幅が広くて飽きの来ないラインナップのようだ。

メニューの一覧

券売機の横には麺の多さの表記があり、

麺量などの案内
  • 平日ランチスパ 約300g(大盛り400g)
  • レギュラーメニュー、日替りスパ 約400g(大盛り600g)

の文字が輝いてる。

パスタで400gは明らかに世の標準サイズを上回ってるし、大盛り100円アップでナント600gまでステップアップできる。

ネーミングのときめき度が高い「チャースパ」にも心惹かれるが、ここはやはりB級グルメの代表格「ナポリタン」+大盛りボタンをポチッとな!

食券を大将に渡し、しばし出来上がりを待つ。

無料のスープコーナー

券売機の近くにはセルフサービスのスープコーナーがあり、「スープは無料、セルフサービス、おかわり自由です。」の文字が輝いてる。

壁に書かれた無料スープの案内

とりあえず、待ってる間にスープを頂いてみた。
しめじやキャベツなどの野菜の入ったスープで、コンソメのようでコンソメでないのだが、キリッとコショウの効いた味わいに、なんだかスープがゴクゴク進む。

カップに入れたスープ

店内は大将と思しき方が一人で切り盛りされてて、オーダーが入るごとにフライパンでガシガシスパゲッティを炒められてる。

これでもかと言わんばかりの鍋振り具合で、かなり気合を入れて炒められてるようだ。

なにげに炒めるごとに1本ずつスパゲティを試食してて、炒め具合を確かめて提供されてるようだ。なにげに仕事に対するコダワリを感じる。

スパゲッティマルスと書かれた店頭の立看板

お昼時の訪問だったのだが、サラリーマンや食の太そうな方が何気に多いのは、さすが並盛り400gの店だと感心するばかり。

お持ち帰りテイクアウトも何気に人気があるようで、店内の混み具合から30分ほどかかる旨の案内をしても、それでもOKあとで取りにきます的なジモティ的な方がいるようだ。

待っている間にカウンターの上を見ると、レギュラーメニューの販売数ランキングが表示されてて、
レギュラメニュー販売数ランキング

  1. ナポリタン
  2. チャースパ
  3. しょうゆニンニク

の順番のようだ。
なにげに、チャースパの2位の存在感がメチャメチャ気になる。なんやねん、チャースパって。。

そして、オーダーから10分ほどでナポリタン大盛りが供された。

ナポリタン@大盛り

ナポリタン大盛り

ぬうおぉぉぉ〜!

丸皿にコンモリと山のように盛られたナポリタン。ナイフとフォークがグサッと差されてて、なんとも男らしい。

山のふもとにはベーコンなどが固まってて、具材の多さが見た目にもわかり嬉しい限りだ。

まずは麺を巻いて頂いてみた。

ナポリタンをフォークで巻いてみた。

太さ2.1ミリの太麺仕様なのだが、世のロメスパよりは若干細く感じる。でも明らかに太麺のパフォーマンスだ。

ガシガシと鍋振りで入れられた麺への焼きがいい塩梅で香ばしい。
部分的にカリッと焦げ目がついてて、これぞ炒めスパという感じだ。

具材のタマネギ、ベーコン、小松菜

具材は、タマネギ、しめじ、青菜(小松菜)、ベーコン、ピーマン。

甘味を増幅させてるタマネギと、味付けのケチャップの絡みがいい塩梅で、素朴で味わい深いナポリタン味になってる。

ベーコンはどことなくハムっぽい感じがしないでもないが、素朴な野菜の中での存在が際立ってる。塩加減は控えめのベーコンなのだが、素朴なケチャップ味の中に溶け込んでる感じだ。

なんやろう、このうまいベーコン。

味付けはケチャップ味なのだが、オイリーな感じがほとんど無く、ワシワシとかきこめるドライなナポリタンという感じだ。

ナポリタンの中にある小松菜

具材の中でも存在感ピカイチなのは、やはり青菜(小松菜)だろう。

洋食というくくりのナポリタンなら、タマネギ、ベーコン、マッシュルームの代替えとしての「しめじ」までは想定内だが、小松菜が入ることで俄然ロメスパ的風格がギンギンと漂ってくる。

ナポリタン大盛りの山

洋食素材ベースのナポリタンに小松菜のほろ苦い感じ。
やはり和製B級グルメ的ナポリタンに小松菜の存在はなくてはならないと実感できる。うまい。

卓上の調味料類

卓上には、ナポリタンの相棒の粉チーズ、タバスコ、ハバネロなんかも準備されてて、味変にも対応可能。

粉チーズをナポリタンにかけてみた。

粉チーズは想定内のうまい感じに仕上がるのだが、卓上のニンニクパウダーを少し掛けるとコレがナカナカいい塩梅だ。

素朴なケチャップの味わいをニンニクプラスで男味にしてくれる。これはイイカンジだ。

ナポリタン大盛りを横から見た山

そして焼きの入った麺を食べ進めるのだが、これがナカナカ減らない。

隣で食べてる方の普通盛りでもカナリの量なのだが、大盛りともなるとカナリヤバイことになってる。

これまで、大盛り600gのナポリタンは食べたことはあるが、マルスのナポリタンは600gとは思えぬほどガッツリ感が漂ってる。

オイリーさや汁っぽさが抑えめのナポリタンなんで、当然汁物の出番なのだが、マルスさんはお代わりまで無料のスープがあるのでノープロブレムだ。

早速お代わりのスープを頂き、残るナポリタンを楽しむ。

最後は小松菜のほろ苦さとケチャップが絡んだ麺をかきこみ、和製ロメスパ的ナポリタンというジャンルを楽しみながら完食だ。

スパゲッティマルスのお店の外観

食べてみると、

しっかり焼きの入った炒めスパゲッティ。
ケチャップや具材を絡ませ味を付けるだけでなく、麺への香ばしさも考慮したスパゲッティに大満足。

スパゲッティというと「絡ませる」ことが前提なるものが多い世の中だが、絡ませるだけでなく、しっかり焼きを入れて炒められたマルスさんのスパこそ、炒めスパゲッティの代表格と言っても過言ではないだろう。

スパゲッティマルスの前の通り

特筆すべきは、圧巻のパスタの量だろう。

並盛り400gから始まるレギュラーメニューのラインナップ。

しかも量が多いだけでなく、価格もお安い。
レギュラーメニューでも600円台から700円台のお得すぎるラインナップ。

南林間からマルスへ向かう角地

まさに、財布にも優しいけど、お腹にも優しいマルスさんのスパゲッティという感じだなぁ。

しかもガッツリ派にも嬉しい大盛りもあり、どのスパも大盛りにしても100円アップなのは、ガッツリ系上等の諸氏には嬉しい限りだ。

ロメスパというと都内にも各所存在するが、この南林間という場所でひたむきに炒めスパと向き合うマルスさん。

南林間駅西口のバスロータリー

今回食べたナポリタンを食べて感じたのは、たしかにロメスパジャンルの一店にすぎないかもしれないが、麺が香ばしくなるほどの焼きの入れ方や鍋振り具合は、都内に存在するロメスパとは一線を画するものがあり、炒めスパとはこうあるべきとマジ思った。

ロメスパ好きな方なら、いちどは食べてみるべきナポリタンやと思うし、ロメスパの巡礼地と言っても過言ではないだろう。

南林間駅の外観

南林間という場所柄、なかなか足が向かない方もいると思うが、ロメスパ好きな方なら一度は食べてみるべきスパゲッティではないかと思う。南林間ジモティの方がマジ羨ましいなぁ。。

炒めスパゲッティ気分の時は、またおじゃましたい。

南林間駅の駅の表示板
次回はランキング2位のチャースパを食べてみたいな。
名前が無性に気になるチャー♪

南林間駅の小田急江ノ島線

ご馳走様でした〜♪

店名:炒めスパゲッティの店 マルス 【閉店】
TEL:046-272-1626
住所:神奈川県大和市南林間2-3-5
最寄駅:小田急江ノ島線 南林間駅
営業時間:11:30~15:00 17:00~21:30 水曜日11:30~17:30(麺なくなり次第終了)
定休日:木曜日(※要確認)
※2016/04月、大将が逝去されたため閉店になりました。ご冥福をお祈りいたします。