横浜駅の西口にある五番街商店街。
その飲食街の一番奥の奥に中華の龍王さんはあります。
中華一 龍王@横浜駅西口
相鉄線(そうてつせん)の五番街改札からは直通で行けるが、それ以外の改札だと少し離れた場所。
ゲームセンターや、中古の携帯やDVDの店などがあり、横浜駅とはいえど一種独特な雰囲気の通り。さらにその奥にズンズン進んで行くと龍王さんはあります。
赤いノレンがかけられた店頭には、サンプルケースがあり色々品定めして入店可能だ。
まずは赤いノレンをくぐり入店してみた。
店内はテーブル席が中心で、厨房に面したところに何席カウンター席があるようだ。
休日お昼すぎに訪問してみたのだが、ほぼ満席状態。時間帯によっては若干行列もできてる。
横浜駅でもカナリ奥地にある中華屋なのだが、けっこう人気があるようだ。
混雑時には相席はアタリマエ状態になってて、とりあえずお買い物帰りっぽい横浜マダムと相席だ。
メニュー
麺類、焼きそば類、飯類、一品料理などが揃ってて
- ラーメン 490円
- タンメン 590円
- 焼きそば 490円
- チャーハン 580円
- 餃子 420円
などなどのライナップ。横浜発祥のサンマーメンもあるようだ。
価格的にはまさに大衆中華料理屋という内容で、おトクそうなセット物も準備されてる。
スタミナレバ味噌丼や、冷たい中華そばとギョーザのセットなどなど。
どれも1000円以下でガッツリいけそうなラインナップだ。
ガッツリとしたセットにもトキメクが、まずは休日の昼飲みということで瓶ビールと餃子をオーダー。
キンキンに冷えたグラスとアサヒの大瓶が供された。
まずはグビッとノドをうるおし、ギョーザの焼き上がりを待つ。
店内はラーメンやタンメンなどの麺ものを食べてる方が殆どだが、中には休日の中華昼飲みされてる方もチラホラ。
皆、思い思いに中華を楽しんでる。
お店の位置的に、相鉄線の横浜駅の真下にあることもあり、電車が通る度にゴトンゴトンという音が響いてくる。まさにガード下という音の響きだ。
窓のスグ横にはJR総武線特快や湘南新宿ラインも通ってて、電車が通る音が店内にも流れこんでくる。
ガード下で線路脇の大衆中華。
雰囲気だけではなく、心地良い電車の通る音がまさにTHE大衆中華の雰囲気を盛り上げてくれる。
そして、なんだかんだ言ってるとギョーザが焼きあがった。
餃子
楕円皿に盛られた餃子6個。
大きさは標準的だが、ぷっくりと膨れ上がってて、具の多さが見た目にもわかる。
まずは酢醤油+ラー油を作り頂いてみた。
薄皮に焼き目は付いてるが、パリッとするほどではなく、わりとソフトな食感。
餡は肉が多いのだが、野菜もかなり入ってる。この餡の量なら見てくれがプックリしてるのも納得だ。
口にふくむ度にジュワッと肉と野菜の汁が出てくる。うまい。
ニンニクの効き具合も上々で、ビールのお供や御飯とのマッチングが良さそうなパンチのある味わいだ。
そしてグイグイとビールを進めてくれる餃子を楽しむ。
なんやろう。
休日の何気ない昼飲みタイムだが、非常に充実感がある。
飾らないお店の雰囲気、電車が通る度に聞こえてくる音。
味覚や視覚のみならず、聴覚までがなんか心地いいなぁ。
そして餃子もあっという間になくなり、メニューを物色。
なにげに単品料理のニラレバ炒めが気になりオーダーしてみた。
飲み物はレモンサワーをば。
まずはジョッキに注がれたレモンサワーが供され、5分ほどでレバニラが供された。
レバニラ炒め
見た目はレバーの姿があまり見えず「もやし炒め」と呼べそうなほどモヤシが多い。
もやしをかき分けると、ニラやレバーが姿をあらわす。
レバーを頂いてみると、芯までしっかり火が通ってて、弾力のある食感。
味付けは濃い目のタレで絡めてあり、まさにツマミにもOKやし、飯にもOKな味わい。
いちおうニラレバ炒めなのだが、しゃきしゃきのモヤシの存在がかなり際立ってて、もやしレバ炒めとでもいうべきか。まぁ、なんにせよ最高のツマミだ。
そして最後のシメものを選ぶべく、メニューをみてみた。
タンメンなんかの麺ものにもトキメクが、なぜかチャーハンが無性に気になりオーダー。
店員さんからは「半チャーハンもありますが、どうします?」との提案が。むむむっ!
普通のチャーハンは飲んだ後のシメには多すぎるという心遣いがうれしいのだが、とりあえずガッツリ締めるためにフツー盛りチャーハンでお願いしてみた♪
飲み物は、なんだか安くて気になる「パイカル」をお願いしてみた。300円やし♪
まずはパイカルが供された。
酢醤油の小皿に乗せられたグラスに波波と注がれてる。
一口飲んでみると、これはカナリアルコール度数が高そうで、口の中からノドのおくまでカーっと熱くなる。なんというか、テキーラを飲んでる感じというか、かなり破壊力のある酒だ。くぅ〜!効くぜ〜♪
名前が「パイカル」という何ともカワイイネーミングだが、名前に反して結構ギンギンに効いてくるアルコール。これは飲兵衛にはタマランですなぁ。
そして最後のシメもののチャーハンが供された。
チャーハン
やはりフツー盛りは店員さんの助言通り、シメには結構多そうだ。
まずはステンレスのレンゲですくって頂いてみた。
パラパラ仕上げのチャーハンで、大衆中華らしい油の絡まり感は割りと抑えめ。まさにパラパラ。
具材は、玉子、チャーシュー、ネギ、グリーンピースなど。
チャーシューの細切れはかなり小さく刻まれてるのだが、何とも味わい深くチャーハンの中ではかなりインパクトのある存在だ。
味付けは割りとハッキリとした味わいで、ガツンと来る男味という感じだろうか。まさに、これぞ大衆中華チャーハンという感じだ。
そして最後はチャーハンに添えられたスープを頂く。
ネギが軽く散らされたガラベースのスープで、大衆中華屋のスープとしては割りと優しい味わい。このスープがラーメンなどの汁物のベースなら、是非とも味わってみたいとマジ思った。
食べてみると、
ニンニクの効いた餃子をはじめ、こってりな味わいのニラレバ、そして締めのガツンと来るチャーハン。
どれも中華飲みとしてのパフォーマンスは最高で、酒が進み大満足。
餃子とニラレバの味わいは酒にもにも合うが、御飯でも間違いなくベストマッチングだろう。
まさに食べても良し、飲んでも良しな大衆中華という味わいやなぁ。
特筆すべきは、中華の龍王さんの存在感だろう。
横浜駅西口の奥の奥にひそむ大衆中華の名店。中華一 龍王。
飾らないお店の雰囲気もさることながら、上を通る相鉄線の音は、まさにガード下の雰囲気を醸し出してる。
またJR線路脇に至近距離で、電車の姿や音までも店内に流れこんでくる。。
そんな中で昼飲みしてると、めまぐるしく動く都会の時間の早さから開放された感じさえしてくる。。。
まさに龍王さんを訪れるお客さんは、味もさることながら、横浜駅の奥の奥にある隠れ家的中華食堂として、居心地の良さも含めて利用してるのではなかろうか。
そんな隠れ家的ロケーションの龍王さんでの昼飲みこそ、休日のプチ贅沢ではないかと思ったりした。(価格はメチャ安いんだけど。。)
横浜駅で中華気分の時は、また利用したいな。
次回は天津丼を食べてみたいな。
なにげに昼飲みのシメで注文してる人多かったし。。
ご馳走様でした〜♪
店名:中華一 龍王「りゅうおう」中華 龍王 公式ホームページ
TEL:045-319-2726
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-5-24 ジョイナス1階サン五番街内
最寄駅:横浜駅(西口)
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:15),土日祝11:00~21:00(L.O.20:15)
定休日:無休(※要確認)