渋谷から歩くこと10分ぐらい。渋谷センター街をぬけた宇田川町。
ちょうどNHK放送センターや東急渋谷本店の近くに「かつどん屋 瑞兆」はあります。
かつどん屋 瑞兆(ずいちょう)@渋谷
場所的には渋谷のはずれにあるテナントビルの1Fにあります。
かなり細い通りに面したビルで、通りにある立看板と「かつどん屋」のノボリが目印。
ビルの細い通路に入ると、目の前にお店が現れるのだが、外観だけでかなり狭い店だということが分かる佇まいだ。
「ずいちょう」と書かれた白いノレンをくぐり、早速入店してみた。
お昼時に訪問してみたのだが、店内は満席。
外にも2~3人ぐらい待ちがあるようだ。渋谷のはずれの路地裏なんだけど、ケッコウ人気があるようだ。
店内は厨房に面したカウンター席のみ。
9席ぐらいしかない狭いお店だ。
メニュー
メニューは壁に貼りだされており、
- かつ丼 1000円
以上。一点のみ!イサギヨイ♪
いちおう飲み物的にはビール(中)500円もあるようだ。
オーダーすると盛り具合を尋ねられる。
少なめ、並盛り、大盛りともに同じ値段で対応してもらえるようだ。
もちろん大盛りでオーダーしてみた♪
厨房内では男女2名で切り盛りされてる。
とんかつが揚がり、小刻みにカツが切られていく。
サクッ!サクッ!とカツを切る音が食欲をかきたててくれる。
トンカツを切ったなら、最後はたまごと合わせられる。玉子はしっかり焼かれてて、そのうえにカツ丼が置かれ、しばらく温められてる。
最後にどんぶりの御飯のうえにカツをのせ、タレをかけて完成だ。
かつ丼@大盛り
ぬっおおお~!
カツで盛り上がって、フタが宙に浮いとるでよ〜♪
まずは蓋を開けて、かつ丼とのご対面♪
御飯の上に広がる、ほぼ固まった状態の玉子。
その上にはタレが掛けられたカツが鎮座されてる。
いわゆる玉子とダシ汁でとじられたカツ丼とは明らかに違うビジュアルだ。
まずは一口頂いてみた。
サックリと揚がったカツには、甘めのタレがかかってる。タレは天丼のタレより若干甘め。
甘いだけでなく、魚の出汁なのか、椎茸の旨味なのか、なかなか味わい深いタレだ。
カツは1センチ位の厚みで、かつ丼のカツとしては満足できるフツーの厚みだ。
ロースを使用してあるようで、脂のノリも上々。
玉子と割下でとじられたカツ丼と違い、揚げたままの状態でサクサクと衣の食感が楽しめる。
玉子は完全に固まる寸前ぐらいのところみたいで、若干とろみが残ってる。
とはいっても、ほぼ固まった状態で、いうたら玉子の薄焼き的な感じもする。
なんだろう、カツ丼なんだけど、新しい。
サクサクのカツ、甘味の効いたタレ。。
いわゆるフツーのカツ丼とは別次元のウマサだ♪
甘めのタレは御飯への染み込みも上々で、カツを食べ終わったあとの、ゴハンとタレだけでも楽しめるなぁ。
汁物はお吸い物で、お麩と素麺が入ってる。
温かいそうめんなんで、にゅうめんとでも言うべきか。
甘めのタレの効いたカツ丼の汁物として美味しくすすれる。
漬物がこれまた甘めのカツ丼とのマッチングがイイカンジだ。
白菜とごぼうの漬物。キリッと締まってるけと優しい味わいで、甘めのカツ丼の箸休めとして美味しく頂ける。
最後は甘めのタレの絡んだご飯と、キリッとした味わいの漬物を頂き完食だ。
食べてみると、
揚げたてサクサクのカツを薄焼きの玉子と合わせたカツ丼。甘めのタレの絡みが絶品で、大盛りとはいえどサクっと腹に収まった。
汁物、漬物も美味しく頂け、全体としてこの甘めのカツ丼を意識した作りになってるのにも感動を覚えた。
特筆すべきは、カツ丼専門店としての存在感だろう。
フツーかつ丼というと玉子と割下で閉じられたアレが頭に浮かぶのだが、サクサクのとんかつに薄焼き風の玉子、そして甘めの天丼のようなタレ。
かつ丼の常識に流されない新しいタイプのカツ丼であり、瑞兆さんならではのアイデンティティを感じた。味わい的には新食感ではあったが、なんだか懐かしさすら感じるかつ丼だった。
またメニュー構成もカツ丼オンリーの一本勝負で潔く、まさに瑞兆さんにしかない、オンリーワンのカツ丼がココにあるのかと、感動すら覚えた。
渋谷の片隅のひっそりとしたところにある瑞兆さんだが、カツ丼好きであれば是非一度は食べてみるべきかつ丼かと思う。
渋谷でカツ丼気分のときは、またおぢゃましたいなぁ♪
ご馳走様でした~♪
店名:かつどん屋 瑞兆(ずいちょう)
TEL:非公開
住所:東京都渋谷区宇田川町41-26 パピエビル 1F
最寄駅:渋谷駅 神泉駅
営業時間:11:30~20:00
定休日:日祝日(※要確認)