池袋駅東口から歩いて5分ぐらい。
駅前を通る明治通りを大塚方面にテクテク歩いた、交差点に面したところに清水屋さんはあります。
とんかつ清水屋@池袋
今回は初めて清水屋さんを訪問したのだが、iPhoneマップ片手に歩いて行ってもナカナカお店が発見できない。
交差点に立って、よーく目を凝らしてみると、富士そばの2Fに「とんかつ」の看板を発見!あった〜♪
初めて訪問する人にとっては、象印クイズヒントでピントのテクニカル問題に匹敵するむずかしさだ。。(名司会、土居まさる)
お店の入口には、昼間だと全く目立たない電飾の立看板と、本日のオススメ定食が掛けられてる。
富士そばの横の狭くて急な階段をノボリ、お店に向かう。
まさに雑居ビルという名がシックリくる階段だ。
2Fにたどり着くと清水屋の入口が顔をのぞかせる。
扉の横にホワイトボードに貼られた「とんかつ清水屋」のサイン。
どことなくジャムおじさんを彷彿とさせる豚のキャラが何とも味がある♪
ガラガラと引き戸をあけて、早速入店だ。
店内は奥に厨房を構える感じで、テーブル席がメイン。
2人がけのテーブル席が11卓ほどあり、合体させれば4人席になるタイプ。
厨房前にはカウンター席も若干あるようだ。
まずはメニューを見てみた。
メニュー
- 上ロース定食 1200円
- ロース定食 865円
- ヒレかつ定食 980円
- 清水屋定食 980円
- カツカレー定食 1100円
- 生姜焼き定食 865円
などなどのラインナップ。
基本的にはロースかつやヒレカツなどのとんかつがメインだが、いろんなカツやコロッケを組み合わせた清水屋定食や盛りあわせ定食などもあり、飽きの来ないラインナップで色々楽しめそうだ。
しかも、ごはんは大盛り無料♪
なぜだが、ロース定食とホタテフライ、生姜焼き定食は865円税込みという若干中途半端な価格。
おそらく増税などで限界ギリギリの設定で、頑張ってるのかと思われた。ゆえにお得感も高いのかも。。
アルコール系の飲み物や、おつまつまみなんかも準備されてるようだ。
メニューの中から、筆頭メニューの上ロース定食をお願いしてみた。
本日のオススメになってるようで、1100円と通常価格より100円も安くなってる。
厨房内は男子店員さんが1人でカツを揚げられてる。
ホールとその他配膳は女性2名でやられてて、3名で切り盛りされてるようだ。
どことなく、あうんの呼吸で言葉少なげなやりとりと雰囲気で、家族経営のような雰囲気だ。
店内でかかるBGMはボーカルの入ってないいわゆるインストゥルメンタル系のなつかし歌謡曲。
奥田民生の「さーすらおぉぉ〜♪」のさすらいとか、スピッツの同じ涙がキラリ♪、、などが流れてる。
よく聞くと当時としてはなかなかハイセンスなラインナップだ。有線かなぁ?
店内は男子率がカナリ高く、サラリーマンの方や若い学生さんなんかがほとんど。
みなさんガッツリとカツを食らってる。
そして15分ほどで厨房内からサクサクとトンカツを切る心地良い音が聞こえ、とんかつが供された。
とんかつ@上ロースかつ定食
ぬぅおおおお〜!
見た目に手のひらサイズのトンカツで、厚みもナカナカでボリュームがありそうだ。
まずは卓上の塩で頂いてみた。
サックリとした衣に、ロースの脂の甘味が上々でなんとも味わい深いロースかつ。
いや、「上」だからウマイのか、塩だけで御飯の相棒として美味しく頂ける。うまい。
ロースかつの大きさはまさに手のひらサイズ。
厚みもしっかり2センチほどあり、1100円の上ロースカツと考えるだけで思わずニンマリしてしまう味とボリュームだ。
サックリとしたキツネ色より若干白い色目の衣。
提供時間と衣の白さから、カナリじっくりと低温揚げ感が推測されるトンカツ。
大小異なるパン粉を使用してあるようで、大きいパン粉は衣サクサクなんだが、全体としては柔らかく、どことなくフンワリした印象の優しい衣。
卓上のソースで食べてみると、これまたバツグンに御飯との相性が良くなる。
普通のとんかつソースと違い、ピリリとスパイシーな感じがするとんかつソース。
お好み焼きや焼きそばでつかう「どろソース」のようなスパイシーさが特徴のとんかつソース。
ロースの甘味のある脂。やさしいフンワリ感のる衣。そしてスパイスの効いたソース&カラシをチョイ塗り。
そして大盛り上等の御飯と共にかき込めば、まさにYesパラダイス銀河だ♪
御飯はとんかつの相棒としてイイカンジで、ふっくらしてるが若干硬めの炊き加減。
大きめの茶碗にテンコ盛り状態。ワシワシかきこめるトンカツの相棒、大盛りメシ。うまい!
付け合せのキャベツは日本昔ばなしに出てくる山のような盛り具合。
とんかつのボリュームに見合った、テンコ盛りキャベツに大満足。ドレッシングはないのでスパイシーなとんかつソースで頂く。
味噌汁はキャベツがタップリ入った豚汁のような感じ。
豚肉の姿はほとんど見えないが、味わい的にはまさに豚汁。さりげない豚汁感がなんだかホッコリするなぁ。
そして最後は付け合せのタクアンで最後の白飯を流し込み完食だ。
食べてみると、
白い衣をまとった上ロースかつ定食。
じっくり低温揚げされてるからか、ロースの脂の甘味が閉じ込められてて、御飯を流し込むための相棒としてサイコーのトンカツだった。
今回ランチタイムのオススメ品の上ロース定食を通常価格より100円安い1100円で頂いたが、このパフォーマンスの上ロースであればレギュラーメニュー価格の1200円でも十分満足度が高いだろう。
特筆すべきは、ロースの旨味もだが、やはりスパイシーなとんかつソースだろう。
スパイシーさのあるソースは、甘味のあるロースの脂と相まって、いい塩梅に中和されてるとでも言うべきか、バツグンの御飯の相棒となりワシワシとライスをかきこめる。
低温じっくり揚げだからなのか、キツネ色より若干白っぽい衣がふんわりとしてる衣、甘みのあるロースの脂、そこにチョイハードなスパイスが効いたソースで、ごはんがワシワシとかきこめる。
もうライスがどうにも止まらない♪リンダ困っちゃう状態だ〜♪
キャベツにも掛けてみたが、これまたソースでこんなにキャベツが旨くなるのかと思うぐらいだった。
このソースならコロッケやメンチなど、いろんなカツに合うこと間違いなしかと思われた。
そして、どうしても気になって、お会計時に、
「ロースサイコーでした、でもソースがスパイシーで美味しいですよね!どろソースみたいな、なにか変わったオリジナルのソースなんですか?」
と聞いたところ、
「昔から同じソースを使ってるフツーのこのソースですよ〜」
と、フツーに某どろソースで有名なソースメーカーの業務用のでかいボトルを見せてくれた。。
なるほど。
なんか飾らないお店のスタイルもそうだが、このソースな問いに対しても、何も飾ること無くありのままを教えてくれる。
よくわからないが、嘘のない真面目な感じが凄く好きだ!
なにも背伸びしない、なにも飾らない。。
奇をてらったウタイモンクや、突出して目立ったメニューなどはない。フツーに真面目なとんかつ屋。清水屋。
白い衣と提供時間の遅さこそ、とんかつに真面目に向かい合う専門店ならではのコダワリなのかと思われた。
池袋でとんかつ気分の時はまたおじゃましたいな。
次回は一番気になった「清水屋定食」を食べてみたいな。
店名なんで、間違いなく自信作だろうなぁ♪
ご馳走様でした〜♪
店名:清水屋「しみずや」
TEL:03-3985-9274
住所:東京都豊島区東池袋1-8-7 東靖ビル 2F(1Fに富士そばがあるビルの2F)
最寄駅:池袋駅(東口)
営業時間:11:00~22:00(L.O. 21:30)
定休日:無休(※要確認)