渋谷駅から歩くこと3分ぐらい。
マークシティー沿いにあるレンガビルの1Fに、新潟カツ丼タレカツはあります。
新潟カツ丼 タレカツ@渋谷
場所的にはマークシティーを右手に見ながら、角にある焼鳥の鳥竹の斜め前ぐらいで、レンガビルの裏側入口(?)にある感じだ。
店頭には「タレかつ丼 新潟品質」と書かれてあり、新潟モードがプンプン漂ってくる。
新潟カツ丼と書かれてるが、新潟ではフツーに「カツ丼」と呼ばれるるものがこのスタイルで、世で広く認識されてる玉子で閉じたカツ丼は新潟でいうカツ丼ではないようだ。
タレカツ丼とは、
醤油だれカツ丼。新潟市の料理。薄手のトンカツを醤油ベースのタレに潜らせて、そのまま丼飯の上に乗せる丼。鶏卵やキャベツも使わない天丼チックなシンプルな丼。丼飯の間にもカツを挟んだ2段重ねのものもある。新潟県外在住者からはカツの見た目からソースカツ丼と誤解されることもある。。 Wikipediaタレカツ丼より
世には玉子で閉じたカツ丼や、ソースかつ丼、醤油タレカツ丼など色んなカツ丼があるんだなぁ。
店頭にはメニューが掲げられてて明朗会計。よーく品定めして安心して入店可能だ。
まずは黒い扉をあけて入店してみた。
店内は厨房に面したカウンター席がメインで、4人がけのテーブルが1卓だけあるようだ。
暗めの店内はJAZZっぽいBGMが流れてて、どことなくオサレな感じ。
カツ丼というTHE和食なジャンルから、日本風な佇まいが想定されたが、なにげに渋谷のオサレな雰囲気に溶け込んでる感じだ。
まずはメニューをみてみた。
メニュー
タレカツ丼
- かつ丼 830円
- 二段もりかつ丼 1030円
- ヒレカツ丼 1030円
- 二段もりヒレカツ丼 1340円
などなどのラインナップ。
カツ丼の他にも、海老丼、合いもり丼(かつ&海老)、野菜カツ丼、定食(お皿でいただくタレカツ)、タレカツバーガーなんかもあるようだ。
ちなみに御飯の大盛り1.5倍は110円アップ、特盛り2倍は160円アップ。
お弁当もあるようで、お持ち帰りテイクアウトにも対応してるようだ。
筆頭メニューはいわゆる「カツ丼」だが、2番めに書かれた「二段盛りかつ丼」が無性に気になる。気になる。。二段盛りってなんやねん!
というわけで、二段盛りかつ丼をオーダーしてみた。
店内は渋谷というロケーションからか若者やサラリーマンの方など、お客さんの層は幅広いようだ。
厨房内では男子店員さん2人でかつ丼を作られてて、揚がったカツをタレに浸して御飯の上にトッピングされている。
メニューの表紙には素材の案内が書かれて、
豚肉は「和豚もちぶた」を使用してあり、御飯は「新潟産100%こしいぶき」、醤油は「下総産天然酵母有機醤油」を使用してあり秘伝のタレのようだ。
なんだか素材感にもコダワリがありそうで、なんだか楽しみだ。
東京には吉祥寺と神保町が既にオープンしてるようで、こちらの渋谷店が3店舗目みたいだ。
そしてオーダーから10分ほどでタレカツ丼二段盛りが供された。
タレカツ丼@二段盛り
キタ━(゚∀゚)━!
カツがテンコ盛りすぎて、フタが閉まらない状態で浮いとるでよ!
フタの役目があまり無いように見えるが、テンコ盛り感アリアリなビジュアルには必須アイテムやなぁ♪
まずはフタをパカっと開けてみた。
標準サイズの丼に山のように盛りつけされたタレカツ。
揚げ色はキツネ色のようだが、醤油タレにひたしてあるので、若干黒味を帯びてる。
まずはカツを頂いてみた。
わりと薄い豚肉を使ってあり、サクサクと食べられるカツ。
衣に染み込んだタレがナカナカ味わい深く、御飯とのマッチングもヨサゲなタレだ。
醤油タレとの表記があったが、どことなく甘味があり、独特の和風っぽいダシの味もする。なんというか天丼とかのダシに近い感じだろうか。
醤油タレはカツに染み込ませてあるのだが、御飯の方にも若干染み込ませてあり、これがまた御飯とベストマッチング。ワシワシと御飯がススム君状態だ。
御飯の盛りはデフォルトの普通盛りでもナカナカを多めで、山のように盛られた御飯の上に折り重なるようにカツが乗ってる感じだ。
そしてタレの染み込んだタレカツと、タレの染みこんだ御飯をかきこみつつ頂く。
半分御飯を食べたぐらいのところで、御飯の中からさらにタレカツが参上!ビバ、タレカツ!
御飯の上には4枚のタレカツ、そして御飯の中には2枚のタレカツ。
カツ自体は薄いカツを揚げてあるのだが、都合6枚も入ってて圧巻の食べ応え!
卓上には七味唐辛子、山椒粉、辛子などが置かれてるので、味の変化球も楽しめる。
- 七味はキリッと辛味が追加されて想定どおりの味わい。
- カラシは甘い醤油タレと意外と合ってて、ツンとした感じがイイ。
- 山椒粉はこれがナカナカいい塩梅で甘めのタレのと融合すると、まさに「うな重」を食べてるかのような錯覚を起こす感じだ。
そしてタレカツ丼を食べ進めるのだが、フツー盛りでありながらカナリの満腹モード。上には大盛りや特盛りもあるようだが、普通盛りでも十分ガッツリ感があるなぁ。
付け合せの味噌汁は白味噌の味噌汁で、ほっとする味わい。
漬け物はキャベツの浅漬的感じで、ぴりっとした刺激がイイカンジだ。
そしてタレカツを平らげ、最後のタレの染み込んだ御飯をカキコミながら完食だ。
食べてみると、、
新潟デフォルトのかつ丼「タレカツ丼」。
独特の醤油タレがナカナカ美味で、カツにも御飯にベストマッチングな味わいで大満足やった。
今回、2段盛りカツ丼をオーダーしたのだが、大盛りを食べたかのような超満腹モードで、おそらくフツー盛りのかつ丼でも食べ応えは十分なのかと思われた。
特筆すべきは、新潟発祥のカツ丼の存在感だ。
独特の甘味のある醤油ダレが絶品で、衣に染み込ませたカツにも合うし、御飯に染み込ませても絶品。
世には染み込ませ系カツ丼は他にもあり、ソースカツ丼、デミグラスソースかつ丼など様々なものが存在する。
そんな中、新潟ではフツーに食べられてるというタレを染み込ませたカツ丼。
手法はソースかつ丼に近いものがありながら、ソースかつ丼とは全く違うTHE和風のアプローチが良い感じで、初めてなのにどこか懐かしさすら感じるカツ丼やった。
世では玉子で閉じたものがカツ丼のデフォルトとされるているが、この醤油タレが和風モードに導いてくれるタレカツ丼は、カツ丼フェチであれば是非食べておくべきカツ丼かと思う。
玉子で閉じたかつ丼にもない、ソースカツ丼にもない、新潟かつ丼にしかないTHE和風上等なタレかつ丼。
次回はヒレカツの方でも試してみたいなぁ。もちろん二段盛りで♪
ご馳走様でした〜♪
店名:新潟かつ丼 タレカツ 渋谷店
TEL:03-6455-3600
住所:東京都渋谷区道玄坂1-5-9 ザ レンガビル 1F
最寄駅:渋谷駅
営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日:無休(※要確認)