キッチン パンチ(中目黒/洋食)

昔懐かしいケチャップオムライスが旨い。中目黒の歴史ある洋食屋「キッチンパンチ」@中目黒

キッチンパンチのお店の外観。 キッチンパンチ前の道路の立て看板。のつけることにコダワリがあるようです。 キッチンパンチの店頭のサンプルケース。

中目黒駅から歩くこと3分ぐらいの裏路地。飲食店が密集する細い通りにお店はありました。

外観はいかにも洋食屋さんらしく、店頭のサンプルケースにはフォークが空中に浮いているナポリタンのサンプルなどがならべてあります。

キッチンパンチの店内の様子。

店内に入るとこの界隈のリーマンの方やOLの方で店内は6割ぐらいの席の埋まり様です。店員さんはホールの女性と厨房内の大将と若男子と女性の計4名で切り盛りされてました。開いているカウンター席に案内され、メニューの中から「オムライス(ケチャップ)850円」に大盛り120円を付けてオーダーしてみました。

キッチンパンチのメニュー。組み合わせもできるようです。 壁に書かれたオススメの「鳥レバーフライ定食」

メニューの内容としては、
看板メニューのハンバーグは1000円、普通サイズの1.5倍の大ハンバーグ1300円でした。季節限定のカキフライ950円は10月〜3月で、鳥レバーフライ950円は4〜9月の季節限定商品などもありました。

その他定食系メニューはだいたい950円で、生姜焼き定食、唐揚げ定食、チキンカツ、メンチカツ、カニクリームコロッケ、紋甲イカフライ、ハムカツなどの定食がありました。それぞれのメニューには「いろいろのっけメニュー」がオプション設定されていて、メインのおかずにもう一品追加できるようです。「のせる」でなく「のっける」という感じがいいですね。なんだか簡単に乗せてしまいそうです。。。

その他、はじめから2つ組み合わせたお好みセット950円や3つ組み合わせの1150円などのメニューもありました。

卓上の丸美屋3色ふりかけ。「のりたま」「たらこ」「ごましお」かけ放題

テーブルの上には三角に折られた紙ナフキンとソースなどが置かれています。洋食屋チックな感じです。

ごはんに掛けるふりかけも置いてあり、初めて見ましたが「丸美屋の三色」パックでした。容器の中が3分割されていて、上の蓋をまわして「のりたま」「たらこ」「ごましお」から好きなふりかけをかけられるようでした。白ごはんなら間違いなく「のりたま」集中攻撃ですね。。。

オムライス850円+大盛り120円。昔ながらのケチャップオムライスです。

そして10分ほどでオムライスが供されました。いかにも洋食屋さんのオムライスといった風貌です。玉子の黄色とケチャップの赤のビビッド感がとても鮮やかです。大盛りにした分、大きさはかなりぷっくりした状態です。

オムライスの中のチキンライス。

まずは何も付けずに食べてみると、中身のチキンライスはきちんとした味付けがされていて、鶏肉もところどころに入っています。玉子はしっかりと固めで厚めに焼いてあります。ふわふわのとろけるオムライスという感じではありません。

ケチャップをつけて食べてみると、これぞまさしくオムライスという感じです。素朴なケチャップの味がチキンライスと玉子に絡んでとても美味しいです。昔の洋食屋さんのオムライスという感じがしていいですね。

味噌汁。

付け合せはキャベツの千切りと福神漬少々でした。

汁物は味噌汁が付いていました。定食系に付く味噌汁がそのまま出されているようでしたが、意外とオムライスとの組み合わせもいい感じでしたね。

店内の黒板。一番人気はカニクリームコロッケでした。

食べてみると、鶏肉が入ったデフォルトのチキンライスが美味しく、素朴なケチャップと玉子が絡んで、昔懐かしい感じのオムライスを堪能できて大満足でした。なによりも子供心をくすぐる玉子とビビットなケチャップの赤色を見るのは、大人になってもなんだか嬉しいですね。

最後にお会計時に大将といろいろ話してみたのですが、ニコニコと気さくな方で優しく話してくれました。元々は目黒川沿いで10年お店をやられていたようで、その後いまの場所に移転してきたようでした。今の場所で30年ほど営業されていて、目黒川時代と合わせて43年ぐらい洋食一筋でやられているとのことでした。

最後はお店を出るまで厨房の奥から「ありがとうございました〜」の声が聞こえて、中目の歴史の刻まれた洋食屋のサービスにしみじみとしながらお店を後にしました。
またお邪魔したいと思います。

次回は周りの方の注文が多かった「鳥レバーフライ」を食べてみたいと思います。気になります。。。

店名:キッチン パンチ
TEL:03-3712-1084
住所:東京都目黒区上目黒2-7-10
最寄駅:中目黒