中目黒駅から歩くこと1分ぐらい。
駅のメイン改札を出て山手通りに面したところに、うどんの「おにやんま」はあります。
うどん おにやんま@中目黒
場所的には、トモズ薬局やドトール、松屋がある列びで、駅からも近く人通りも比較的多い場所。
「おにやんま」のうどんといえば、五反田店を皮切りに新橋店や青物横丁にある東品川店などに店舗展開するうどん専門店。
前回訪問した五反田店、新橋店では絶品うどんに感動したのは記憶に新しい。
立食いうどんということで気楽に入れて、しかも本格的な讃岐うどんを堪能できる。
まさにうどん好きにはタマラナイお店だ。
その「おにやんま」が8月に中目黒にもオープンしていて、ついにオサレな街にもキター!という感じだ。
店頭には「うどん」とだけ書かれたデカイ看板が掲げられてて、間口は狭いのだがカナリ目立ってる。
おすすめメニューの立看板も置かれて明朗会計。しかも、どのメニューもすこぶる安いので心トキメク♥
店頭には券売機が置かれてるので、まずは食券を購入して入店だ。
メニュー
券売機の前に立つと、キホンはうどんなのに、どれを選ぼうかと思わず迷ってしまうほど、バリエーションが豊富だ。
- とり天ちくわ天 490円
- かけうどん 300円
- とり天うどん 420円
- きつねうどん 390円
- 肉うどん 530円
などなどのラインナップ。安い!
かけうどん300円からの設定は、まさに立食いそばうどん価格だ。
温かいうどん、冷たいうどん、の両方準備されてるのだが、どちらを選んでも同じ値段というアリガタイ設定。ふつう冷たいなら一手間かかるし若干高いのが世の常だ。
あれこれ迷うところだが、筆頭メニューでおすすめ品と思われる「とり天ちくわ天」をポチッとおしてみた。
残暑きびしい折りだが、ここはあえて温かいうどんを選択。やはりウドンのキホンは温だろうな。。
食券を握りしめ、ノレンをくぐりイザ店内へ。
店内はメチャメチャ狭く、人がすれ違いで通ることができないほどで、ゆずりあい一方通行方式とでも言うべきか。。マジせまい。
まさにウナギの寝床といえるのだが、店内は非常に活気があふれてて、ほぼ満席状態でお客さんの回転もかなり良さそうだ。
時間帯によっては、店頭に行列ができるほど人気があるのだが、店内でのすれ違いもできない状態から、店頭で行列で待つのも、ある意味納得だな。
五反田や新橋は立食い方式だったが、こちらの中目黒は全てイスが準備されてて確実に座って食べれる。座席数的には12人ぐらいのキャパかな。
座って食事をしたい諸氏には、まさに天国。「安心してください、座れますから!」と言わんばかりだ。
狭い店内ではあるが、中目黒というオシャレな街を意識してあるのか、うどん屋なのにどことなくオサレな佇まい。
白と木調を取り入れた暖かみのあるオシャレな店内は、どことなくアンティーク感も取り入れてあるようで、女子一人でのうどん堪能にも安心して使えそうだ。
キホンテキにセルフ方式なので、まずは厨房前で食券を渡し、うどんが出来上がるのを待つ。
うどんを丼に注ぎ、だし汁を入れ、トッピングを豪快乗せたなら完成。手際よく作ってもらえるので、提供も早い。できるビジネスマンのワシにはありがたい限りだ。。
うどんが出来あがったらトレーに乗せてもらい、空いてる席に座り早速実食だ。
とり天ちくわ天うどん@大盛り
白いうどんの上に豪快に乗せられた「とり天」と「ちくわ天」。
うどんの白さの上にありコントラストが効いてるのか、何とも食欲をそそる。
まずは、スープを一口頂いてみた。
透明感のあるスープは、非常にあっさりとしているのだが、イリコや昆布なのか、しっかりとキホンのダシが効いてくる。うまい。
卓上には天かすとおろしショウガが置かれてるので、好みに合わせて追加可能だ。
うどん麺は、平打ちぽさもあるのだが、太さもかなりある豪快な太さ。
エッジの立った感じで、太さも若干まちまち。まさに「手打ち」という感がひしひしと感じられる麺。
ズズズっと麺をすすると、しっかりとした弾力のある充実感のある麺。
自己主張がある麺というか「手打ちうどん、おにやんま、参上!」と言ってるような麺だ。
プリプリな既製品うどん麺ではない、まさに「剛直麺」ということばがふさわしい。
しかも、絡んでくるのがアッサリ目のダシ汁ということもあり、うどん麺の味わいをストレートに感じることができる。
トッピングの「とり天」は、揚げたてアツアツ状態で乗せられてて、食べてみるとジュワッと肉汁が溢れ出し、食感もプリッと柔らかくカナリうまい。
揚げたてで乗せられた状態で頂くと、衣がサクッとした感じで確かにうまいのだが、うどんのダシ汁をヒタヒタに衣に吸わせて頂くと、鶏肉とダシ汁が染み込んだ衣のコンビネーションが素晴らしい。
まさに、とり天Wジュワジュワ状態だ♪
ちくわ天は、ちくわを半分に切って揚げたものが入ってて、魚のすり身の味がストレートに訴求してくる。
こちらも、そのままサクッと食べるのもいいが、やはりダシ汁を吸わせて食べるとナカナカうまい。
ダシ汁自体があっさり目に仕上がってる分、ちくわ本来の味が非常に濃く感じられる。これは磯辺揚げフリークならば、ぜひ食べてみるべき「ちくわ天」だろう。
そして麺をすすり続けるのだが、大盛りにした分がかなりイイ塩梅に腹に溜まってくる。。
普通盛り490円の選択肢もあるが、やはりコノとり天ちくわ天のダブルトッピングなら、麺は大盛りで正解だろう。
卓上に置かれたショウガを入れてみたが、これまたベストマッチング!
もともとのアッサリ目のダシ汁の味に、キリッとしたショウガの若干尖った感じと、サッパリとした風味をさらに上げてくれる。
そして、最後のスープも飲み干し完食。
大盛りで食べ応え十分なのだが、なぜだかサクッと腹に収まった。
食べてみると、
本格的手打ちの剛直麺とアツアツの上げたてトッピングをW載せで食べられ、しかもリーズナボー!
筆頭メニューでおすすめ品の「とり天ちくわ天」でもワンコイン以下の490円やし、大盛り追加も100円で可能。
今回食べた「とり天ちくわ天、大盛り」590円なのだが、ナカメという街で、これだけ満足が高いウドンは他にはないと思える。
他のグルメ全般的にみても、すこぶる満足感が高いと思えた。
安くて味はそれなりという店はいくらでもあるのだが、「早くて、安くて、ウマい」という3拍子が揃いながら、さらに「本格的!」が加わってることが「おにやんま」の最大の満足感かと思えた。
まさに「味は本格的だが、値段は立食いレベル」、この満足感だろう。(中目黒はイスに座って食べられますよ〜!)
特筆すべきは、やはり本格的うどん専門店「おにやんま」さんの存在だ。
関東といえばオソバ文化が根強い街で蕎麦屋が圧倒的に多く、そば屋のメニューの片隅にうどんが置かれてるような、うどんが脇役的存在に置かれてることがほとんどだ。
立食い蕎麦屋でうどんを頼もうもんなら、真っ黒な蕎麦専用ダシ汁に白いウドンが入って出てきて、うどん好きには悲しい思いをすることが多い。
そんな中、うどん専門店の「おにやんま」さんは、あっさり目な透明イリコ出汁に剛直な手打ち麺で提供され、「うどん麺を楽しんでくれ!」と言わんばかり。
まさに、うどん好きにはタマラナイ存在といえるのではなかろうか。
庶民の食べ物「うどん」をリーズナブルに提供してくれる「おにやんま」さん。
リーズナブルではあるものの手抜きはなく、うどん専門店としてのコダワリが詰まった最高の一杯を提供してくれる。
まさに舌にも腹にも財布にも優しいうどん屋という感じだなぁ。
うどん好きの方であれば、ぜひ食べてみるべきウドンやと思うし、そうでない人もリーズナブルな普段使いのうどん屋として試してみては如何だろうか。
中目黒でうどん気分の時は、またお邪魔したいな。
次回は冷たい方の「おろし醤油」の方で食べてみたいな。とり天ちくわ天で冷たいのも良さそうだなぁ♪
ご馳走さまでした〜♪
店名:うどん おにやんま 中目黒店
住所:東京都目黒区上目黒3-3-1 1F
最寄駅:東急東横線、東京メトロ日比谷線、中目黒駅
営業時間:7:00~23:00,土日祝日7:00~15:00
定休日:無休(※要確認)