極厚カツ3センチ級!ダシが絶品な蕎麦屋のカツ丼!横浜つけ天そばの名店 角平

横浜駅東口から歩くこと5分ぐらい。 ちょうど平沼1丁目交差点の角地に「角平」さんはあります。

生そば 角平@横浜

生そば角平@横浜

位置的には横浜から1駅の相鉄線の平沼橋駅に近いロケーション。お店の脇には京急線の高架もある、横浜駅直近感アリアリな場所だ。

平沼商店街のゲートも目の前にあり、まさに商店街の中とでもいうべきか。

横浜では「つけ天そば」の元祖の店として、有名なお店だ。

角平の通りに面した看板

外観は純日本風の佇まいで、おごそかな純日本蕎麦屋という感じ。
なんだか敷居の高さが感じる佇まいだ。

お店の周りには、天ぷらを揚げる時のごま油の香りがぷーんとしてて、ニオイだけで空腹モードが加速される。

まずはガラガラと引き戸をあけ入店してみた。

純和風の店内

店内も純日本風の佇まいで、まさにTHE純日本蕎麦屋という感じ。

テーブル席もあるが小上がり席、座敷席なども準備されてて、ゆっくりと時間を掛けて蕎麦を楽しめる環境が整ってる感じだ。

お昼前の訪問だったが、席は9割型埋まってて、みなさん思い思いに蕎麦を啜れれてる。

今回はテーブル席で、一人客のオヤジと相席だ。

店内に貼られた横綱白鵬と女将のツーショット写真

店内の壁には、歴代訪れた著名人の方の白黒写真が飾られてたり、横綱白鵬来店時の女将とのツーショット写真が飾られてる。

まずはメニューを見てみた。

メニュー

メニュー1ページ目の、元祖つけ天の写真付きメニュー

元祖つけ天のお店ということもあり、メニュー1ページ目の写真付きオススメメニューは「つけ天」となってる。

  • もりそば 630円
  • ざるそば 740円
  • つけ天 1210円
  • かき揚げつけ天 1340円
  • 野菜つけ天 1230円
  • 天ぷら定食 1900円
そば、丼ものもメニュー

などなどのライナップ。

いろいろ楽しみたい人向けには、ミックスつけ天(海老とかき揚げ)、ヤックスつけ天(海老と野菜3種)などなども準備されてる。

麺量も選べるようで、中盛り70円、大盛り110円のアップ。おかわり、大おかわり、なんてのもあるようだ。

その他、ご飯物の丼系も充実してて、

  • 上天丼 1790円
  • 天丼 1410円
  • カツ丼 1310円
  • 親子丼 920円

などなどのラインナップ。

そば、天ぷら盛り合わせもメニュー 宴会、おみやげ、営業時間の案内

蕎麦も丼もナカナカ値が張るのだが、周りでほとんどの方が食べてる「つけ天」の海老の大きさが尋常じゃないくらい大きく、丼ものもカナリの大ぶり。

つけ天の元祖の店ゆえ、つけ天にもトキメクが、なんだか蕎麦屋の丼ものをガッツリ味わいたく、カツ丼をオーダーしてみた。

卓上の柚子と唐辛子などの調味料類

カツ丼をオーダーすると「大盛りは無料ですが?」と店員のねいさんから尋ねられる。 20年前は浜ギャルだったに違いない店員のねいさんから「大盛りは無料ですが・・」のコトバがなんとも心に響く。。

ノリに身を任せ、ぜひ!ということで、大盛りでお願いしてみた。

店内は横浜界隈のサラリーマンの方を中心に、ほぼ満席状態。

角平と書かれた店頭の看板

「お蕎麦」というジャンルからか、意外と年齢層が高めの方が多いようで、みなさん思い思いに「つけ天」を啜られてる。

相席のサラリーマンの方のつけ天が供され、つけ汁に巨大な海老天が1本投入された状態。つけ汁の大きさもかなりあるのだが、それ以上に海老天の大きさがインパクト絶大だ。

店名が書かれた湯呑み

つけ天の元祖の店なら、セオリーでいくなら間違いなく「つけ天」のセレクトになるのだが、蕎麦屋のダシ汁を使った天丼やカツ丼は、定食や丼の店とは一味違ったダシ汁で定評があることが多い。

しかも、蕎麦屋なのにカツ丼に定評のある角平さんのカツ丼なら、間違いないだろう。。。でも、ほとんどの方は蕎麦を啜られてるなぁ。。。

そんな期待を抱きつついると、15分ほどでカツ丼が大盛りが供された。

カツ丼

丼にビッシリとカツが敷き詰められたカツ丼

ぬぅおおおおお〜!

見た目はフツーにカツ丼のビジュアルだが、丼の直系のデカさが味噌汁椀や漬け物の小皿と比べても、明らかにデカイのがわかる。

しかも、御飯が見えないほどビッシリと敷き詰められた、玉子で閉じられたカツ。

カツの上に添えられたグリンピースの彩りが、なんとも食欲をかきたててくれるぜ。

カツを持ち上げてみた。3センチ極厚のカツの断面の繊維がわかる。

まずはカツを一口頂いて見ることにした。というか、カツを食べないと御飯が食べられないのだww

箸で持ち上げると、ズシリと重いカツ。

引っ張りだしてみると、カツの断面は3センチほどあり、トンカツ屋でもナカナカお目にかかることのできない分厚いトンカツだ。

極厚のカツの断面

厚みゆえ肉の繊維までしっかりと見えて、肉の端にはロースのウマミの証し、白い脂ものってる。

カツを一口かじると、衣は完全にダシ汁と玉子を吸い上げて、タップリ味わい深い衣になって、フニャっとした感じ。

肉質は非常にやわらかで、肉のカタマリと言うか、ブロック状と言うべきカツなのだが、柔らかくてサクっと切れる。

カツ丼のカツというと、1口〜2口ぐらいで口に入るものが世の中的には標準だが、角平さんの極厚カツは、1切れで4口ぐらいに分けないと食べることが出来ない、豪快なカツだ。普通のカツ丼と違い、肉本来の味わいも口いっぱいに広がる。

しかも、かなりの厚みゆえ、お口をあんぐり大きくあけて食べても4口ぐらいな感じ。

半熟玉子で閉じられたカツ丼と、上に盛られたグリンピース

カツの衣はダシ汁と玉子を吸ってフニャッとして、カツからはほぼ剥離してる感じだが、蕎麦屋のカツ丼なので、衣にも味を染み込ませたぐらいが丁度いい。

カツ丼というと、御飯と玉子で閉じられたカツの両方を合わせて楽しむものだが、角平さんのカツ丼は極厚のカツが前面に立ってて、何ともカツのインパクトが高いカツ丼だ。

御飯とかつ煮の融合がカツ丼と呼ぶのなら、極厚カツ煮の下に御飯が大量に盛られてる、カツのインパクト絶大な逸品といえるカツ丼だ。。

衣に染み込んだダシ汁と玉子アップ

しかも蕎麦屋のカツ丼らしい、そばベースの割り下のような味わい深いダシ汁。

若干固まりかけてる黄身の部分と、トロトロ半熟状態の玉子。うまい。

この両方が見事に融合してるカツ丼で、フツーに定食屋やトンカツ屋のカツ丼とは違う、蕎麦屋らしさがキラリと光るカツ丼だ。

端っこのカツの極厚断面

豚肉は肉の繊維に沿って歯でスパッと切れ、肉質も柔らか。 ガツガツ食べられるカツなんだが、圧巻の厚みゆえ、食べても食べてもナカナカ減らないカツだ。

あたりまえだが、中心の極厚の厚みは、とんかつの端まで一定の厚みなんで、どこを食べても圧巻の食べ応えだ。

でかい丼に盛られた、角平のカツ丼。シジミの味噌汁と漬け物セット

そして衣に染み込んだダシ汁も味わい深い。

「蕎麦屋のカツ丼」というと、お店の脇役的存在になりがちだが、このTHEグレートOFカツ丼なら、角平さんの筆頭メニューであってもおかしくないと思える。

そして、極厚のカツと若干ツユダクになった御飯をかきこみ続けるのだが、これがナカナカ減らない。

カツ丼の丼を横から見た様子。大盛りなのでカツが盛り上がってる

圧巻の3センチクラスのカツ&大き目の丼にギッシリ敷き詰められた御飯。

御飯にもダシ汁や玉子のトロトロ感が染みこんでて、御飯のみでかき込んでもメチャうまい。

圧巻の3センチ越えのカツと大盛りの御飯。 どちらもカナリのガッツリ大盛り感があり、満腹中枢をかなり刺激してくる。

脳は「お腹いっぱい!」の信号を出してるのだが、うまいダシ汁のカツ丼なんで、脳にストップの指令がまわりながらも、ガシガシと蕎麦屋のツユダクカツ丼がかきこめる。うまい。

漬け物

汁物は、しじみエキスがしっかりと出たシジミの味噌汁。

最後は漬け物のタクアンとキュウリのキューちゃんで、御飯をカキコミ完食。

圧巻のカツに大盛りご飯で大大満腹。食後はマジ仕事にならないぜぇ〜w

角平のカツ丼大盛りと味噌汁漬け物セット。割り箸の長さと同じくらいの丼

食べてみると、

生そばの角平さん筆頭メニュー「つけ天」ではない「カツ丼」をまず試したのだが、3センチクラスの圧巻のカツ&蕎麦屋独特の見事なダシ汁が織りなす、見事なカツ丼ハーモニーに、お腹も心もいっぱい。

昨今はカツ丼というメニューはいろんな店で食べられるのだが、蕎麦屋のカツ丼はダシ感が一味も二味も違って、一目置いておくべき奥深い味わいだと実感できた。

天麩羅、生そば、角平と書かれた緑のノレン

特筆すべきは、カツ丼の常識をくつがえす、見事な極厚カツだろう。

カツ丼が供された時は、フツーにカツ丼のビジュアルでなんのオドロキも無かったが、カツ1つを箸で持ち上げた時に来るズシリとした重み。。

締め切りになってる小さい入口にかかった緑のノレン

箸をつたい、手から腕へ、圧巻のカツの重みが伝わる。

そして、カツのインパクトが一口食べるごとに伝わってくる。

極厚なカツで満足度はかなり高く、フツーに世で言う「カツ丼」の常識とは一線を画すカツ丼で、フツーのカツ丼の概念を崩すという部分では、極厚ならぬ極悪カツと言っても過言ではないくらいのカツだった。

値段は税込み1310円と、世の中のカツ丼価格の常識を超えるのだが、圧巻の厚みのカツ自体が世のカツ丼の3倍以上ある非常識さなんで、むしろお得すぎるのではないかと思われた。

平沼商店街の入口ゲート脇にある角平

食べ終える頃には、カツ丼喰ったぜ〜!という満足度もあるのだが、肉喰ったぜ〜という満足感がカナリ高かった。

カツ丼1つではあるが、蕎麦屋のカツ丼という味わい深いダシ汁の楽しみと、3センチ越えの極厚カツ2つが楽しめるカツ丼と言えるだろう。

そういう意味では、まさにウレシサ2倍2倍〜♪の法則に当てはまる角平さんのカツ丼かと思われた。

平沼1丁目交差点にある角平の画像

カツ丼フェチや肉好きな方は、ぜひ角平さんのカツ丼を試してみてくださいね〜!

横浜でカツ丼気分の時は、またおじゃましたいな。

次回はカツ丼はフツー盛りにして、筆頭メニューでもある「つけ天」も食べてみたいなぁ♪

ご馳走様でした〜♪

店名:生そば 角平「かどへい」
住所:神奈川県横浜市西区平沼1-36-2
TEL:045-321-4341
最寄駅:平沼橋駅 横浜駅
営業時間:11:00~20:30
定休日:火曜・年始・夏季(※要確認)