八丁堀駅から歩くこと1分ぐらい。
ちょうど新大橋通りに面した交差点のところに「八丁堀食堂」さんはあります。
八丁堀食堂
場所的には、地下鉄の東京メトロ日比谷線とJRの八丁堀駅のちょうど真上。
八丁堀というと東京駅八重洲口、日本橋、茅場町からも近く、いうたらTHEビジネスの街だ。
そんなオフィスビルが立ち並ぶ中に、ポツンと1軒建ての八丁堀食堂さんはあります。
外観は木を使った温かみのある格子状の外観で、店頭にはデカデカと看板が掲げられてる。
店頭のガラスには、営業時間11時から15時までの表記があり、完全にランチ専用な営業スタイルだ。
オフィスビルの中にぽつんとあるからなのか、やたら間口が狭く見えて、都会の中の隠れ家的食堂のニオイがする。
ガラス張りの外観からは店内の混み具合が見えて、ランチタイムのお昼時にはいつも満席になってる人気店。
まずはガラガラと引き戸を開けて入店してみた。
店内は一番奥に厨房を構えてあり、店内は外観同様やはりかなり狭い。11人ぐらいで満席という感じだろうか。
以前訪問した時と店内が変わっていて、改装してリニューアルされてるようだ。
壁に向かった席オンリーで、お店の両サイド、左右の壁に向かった席のみ。
一人飯にも全然OKな席構えで、ランチタイム満席時だと2〜3人だと横並びで座れるかは結構ビミョーな感じだ。。
メニューは厨房側に一覧で貼りだされてる。
メニュー
- からあげ定食
- 豚照り焼き定食
- デミカツ定食
- 豚にんにく焼き
- みそかつ定食
- しょうが焼き定食
- キーマカレー
- ロコモコ
- ポルトガルハンバーグ
などなどの設定で、味噌汁、小鉢、御飯付きでオール800円均一。
定食の定番、唐揚げと生姜焼きはおさえてあり、ロコモコやハンバーグなど洋食系のラインナップもキラリと光る。以前あったオムライスの姿は無くなってるようだ。
筆頭メニューは、唐揚げ定食が掲げてあり、店内のみなさんのオーダーは唐揚げが一番人気のようだ。
唐揚げ定食にもトキメクが、メニュー構成的に定食屋の定番「しょうが焼き定食」がどうしても気になり早速オーダーしてみた。
オーダーすると「前払い制になりま~す」の案内があり、オーダーとともに支払いを済ますようだ。
支払いを済ますと番号が書かれた札がテーブルに置かれ、出来上がったら番号と料理名で呼ばれる。
料理を取りに行く必要はないが、出来上がったら番号と料理名で呼ばれ「ハーイ」と返事して料理を持ってきてもらうシステムのようだ。
店内は、いたる所にハワイチックな飾り物がほどこされてる。
これでもかと言わんばかりのハワイぶりなのだが、定食屋「八丁堀食堂」という店名に結びつくハワイ感ではない。単なる店主の趣味なのか。。でもメニューにはロコモコはあるなぁ。
店内は男子サラリーマン率100%状態で、若い方から中年ぐらいまでの食べ盛り男子が多い。
周りで食べてる方のおかずの盛りや、御飯の盛りが明らかに大盛り上等感を物語ってる。
店内は女性3人ほどで切り盛りされてて、言葉少なげだがアットホームな雰囲気だ。
そして15分ほどで、番号と料理名が告げられた。
元気よく「ハーイ」と返事をし、おかずたる生姜焼きと味噌汁、小鉢がトレーに乗せられて供される。
この時に御飯の量を尋ねられるので、自己申告する形だ。
まわりの方の御飯大盛り感に圧倒され、チキンなワタクシは「フツー盛り」でお願いしてみたw
いちおう、御飯を持ってこられたら「このくらいでいいですか?」のお尋ねがあるので、足りない時はこの時点で追加要請するようだ。
しょうが焼き定食
ぬぅおおおおお~!
一見、平皿に盛られた肉は平たく盛られてて、隣の方の唐揚げ山盛りに比べあまり多く見えないが、よく数えて見るとロースしょうが焼きが6枚も盛られとるではないか!
ロース肉をソテーした状態に、しょうが焼きのソースがタップリ絡んでる。
まずは一口頂いてみた。
しっかりとした厚みのあるロース肉。
ロースに必須の脂のノリも上々でワシワシと食べられる。
しょうが焼きのソースは割とサラリとした感じで、味わい的にもあまり濃すぎずヘルシーな感じだ。
サラリとしたヘルシーなしょうが焼きソースが絡む、厚みしっかりの豚ロース肉。
しょうが焼きの味付けと豚ロースのうまみがどちらも主張しすぎることなく、いい塩梅に中和された最高の生姜焼き。超うまい。
何ともやさしい味付けのしょうが焼きだが、ロース肉と合わさるとなんとも家庭的な味わいだ。
御飯とのマッチングもいい感じで、ワシワシとご飯がすすむ。ロース肉で御飯を巻いて食べると、贅沢かつ味わい深いぜ♪
フツー盛りで頼んでみたが丼がやたら大きく、スリキリいっぱいに盛られてる。
これって世の中的には大盛りじゃね?
そして御飯と豚ロースしょうが焼きを交互に頂くのだが、ロース肉を4枚ほど食べたところで、かなり満腹指数が上がってくる。
世で言う標準的なしょうが焼きは、おそらくこの厚みなら豚ロース4枚ほどが標準的な量で、いうたら1.5倍ほど生姜焼きが多く盛られてる。
周囲の唐揚げ定食の方やデミカツ定食の方の盛りも、尋常じゃないくらいおかずが多く、THEがっつり系総選挙、当選確実という感じだ。
皿の脇にはキャベツの千切りとマカロニサラダが鎮座。ねじってあるからフリッジだっけ?生姜焼きの箸休めとして、おいしく頂ける。
汁物は味噌汁が付いてて、フツーに美味しく啜れるお揚げ入り。
最後は小鉢のいんげん豆をいただきながら完食だ。
食べてみると、
厚みのあるロース生姜焼きが、惜しげも無く6枚もついてて、しかも御飯はフツー盛りながら十分な多さやし、かなり満腹モードで大満足。
今回食べた生姜焼きもしかりだが、周囲の方の食べられてる内容をみても、この八丁堀食堂で満腹にならないヤツはいないだろうと確信できた。
特筆すべきは、ガッツリ腹一杯になって欲しいという八丁堀食堂さんの心意気だろう。
どの料理もおかず大盛り上等なのだが、その量はおかずだけでなく、御飯の量もカナリの多さだ。
御飯は大盛りでも無料ではあるが、今回フツー盛りを頼んだ際も「このくらいでいいですか?」と確認される。
「このくらいで、いいですか?」
このさりげない一言に込められた思いは、きっとお腹いっぱいになって欲しいという気持ちの現われだろう。
おうち御飯でお代わりする時に、「このくらい?」と聞かれるアレやし、「満足がいくほど食べて欲しい」という思いがマジ伝わってきた。
並盛り、大盛り、特盛りのグレードの違いはお店によって色々あるが、思ってた盛り加減と違うこともしばしば。やはり盛りの基準は人それぞれだろう。
思ってた御飯の量か確認して、足りなければ追加するという、さりげない心配り。
ごはんの量もしかりだが、生姜焼きのやさしい家庭的な味つけにも、なんだか優しさを感じたなぁ。
八丁堀というビジネス街で、アットホームな雰囲気で大盛り定食を提供する「八丁堀食堂」さん。
まさに日本経済を支えてる八丁堀ガッツリ系ビジネスマンの胃袋を陰ながら支援してると思えるガッツリ感だった。
八丁堀で定食気分の時は、またおじゃましたい。
次回は一番人気だった「唐揚げ定食」を食べてみたいなぁ。
タルタルソースがけもあるみたいやし♪
ご馳走様でした~♪
店名:八丁堀食堂
TEL:非公開
住所:東京都中央区八丁堀3-22-13
最寄駅:八丁堀駅
営業時間:11:00~15:00(ラストオーダー14:45)
定休日:土日祝日(※要確認)