幡ヶ谷から歩くこと5分ぐらい。
地域密着型商店街ぽい「幡ヶ谷六号通り商店街」の中に「不如帰(ほととぎす)」はありました。
商店街の通りから1本入った細い裏路地的な場所にあり、割と隠れ家チックなロケーション。
店頭には暖簾がかけてあり、「鳴かぬなら、鳴くまで待とう不如帰」と書かれた暖簾がかけられてます。
通常営業日だとフツーに「そばはうす 不如帰」で営業されてるみたいなんだけど、木曜日に限り煮干ラーメン専門の「一汁三にぼし 裏不如帰(うらほととぎす)」として営業されてるようだ。
店内に入るとまずは食券を購入します。
店内はほんとに狭く、厨房に面したL字のカウンター席が9席ぐらい。
厨房内では男女2名で、ご夫婦(?)なのか言葉少なげに阿吽の呼吸でラーメンが作られてます。
そして15分ほどで煮干そばが供されました。
スープは褐色だが透明感があります。
まずは一口スープを頂いてみると、煮干しの味わいがピュアでイイカンジです。
煮干の風味が強いのだが、煮干し独特の内臓系のエグ味は一切感じない。
濃厚煮干し系の「凪」なんかにくらべると、パンチの効いた煮干しい感じはないが、煮干のオイシイ部分だけうまく出された感じのあるスープだ。何種類かブレンドして煮干し出汁をとっているようですね。
麺は中細ストレート。
優しめの煮干スープに合ってて、イイカンジに煮干しスープをたぐり寄せてくれます。
トッピングは、チャーシュー、メンマ、海苔。そして追加トッピングの味玉だ。
チャーシューは、柔らかいバラ肉のような感じ。脂のノリも程よく、柔らかくてイイカンジだ。
コチラのお店ではチャーシューでなく「煮豚」と呼ばれてるようだ。
メンマは穂先メンマのようで、歯ごたえもよくて良いアクセントになってる。
海苔の上にはジャコかシラスみたいな小さい魚を油でカリッと揚げたものがのってる。
魚を揚げた独特の風味がスープに追加されて、優しめの煮干しスープに若干コクを与えてくれてる感じだ。
味玉は黄身がゆるめのタイプで、味付けはさほど濃くないが、煮干しスープと絡めて食べるとナカナカ旨い。
麺も完食し、残りのスープも完飲してしまいました〜♪
さいごのスープを啜るたびに煮干の感じが口の中にぷは〜っと広がり、濃厚ではないがうま味がしっかり詰まったスープを最後まで楽しめました。
食べてみると、煮干の感じはガッツリ濃厚とまではいかないが、煮干のオイシイ部分だけを抽出して作られた、上品で繊細な印象の煮干スープだった。
昨今のハヤリのガッツリ濃厚系ラーメンとは違い、素材のうま味のオイシイところどり、、という感じの煮干しラーメンだったなぁ。
今回は週一回木曜限定の「裏不如帰」の煮干だったが、通常営業の「不如帰」のハマグリの方もいちど食べてみたい。
ご馳走様でした〜♪
店名:一汁三にぼし 裏不如帰「うらほととぎす」
TEL:03-3373-4508
住所:東京都渋谷区幡ケ谷2-47-12
最寄駅:京王線 幡ケ谷駅
営業時間:11:30~15:00(材料終了次第閉店)
定休日:木曜日以外(通常は不如帰「ほととぎす」として営業)※要確認