渋谷駅から歩くこと1分ぐらい。
渋谷マークシティ沿いの、道玄坂の飲食店が密集する地帯に、ラーメン王後楽さんはあります。
ラーメン王 後楽@渋谷
渋谷ハチ公口からもほど近い、居酒屋とかが密集する道玄坂側の飲食街にある「ラーメン王 後楽」
渋谷道玄坂の飲食街を通ると誰もが一度は目にする、角地にあるアノ中華屋だ。
店名は「ラーメン王」ということで、ラーメンイチオシなんだが、ラーメン以上に中華定食メニュー充実してる店だ。
これまでも、定食系のメニューを堪能すべく何度も定食目指して足を運んだのだが、なぜかチャーハンの存在が気になるお店なのだ。
渋谷というと、中華の名店「王将」や「兆楽」もあり、大衆中華のチャーハンを食べるのにも事欠かない街だが、基本のチャーハンが570円という価格で供されてて、チャーハン好きとしてこれまでも世話になってる名店なのだ。
月に何度かチャーハン禁断症状があらわれ、大衆中華チャーハンに思いを馳せる時に、いつも思い出すのが後楽のチャーハンだ。
店頭に置かれた券売機でまずは食券を購入。
メニュー
ラーメンとの組み合わせメニューや、定食系が充実してる。
- 定食 670円
- 麺定食 670円
- 餃子付定食 820円
- 一品料理 570円
安い。渋谷で定食ともなると700円以上はアタリマエに覚悟しないといけないが、定食や麺定食が700円以下で頂けるラインナップ。
一品料理も570円で供されてて、ナカナカ安い。
ラーメンとの組み合わせメニューや、定食系のメニューもイチオシなのだが、そこはスルー。
単品炒飯チケットをゲッツで、しかも大盛り100円アップのボタンも連続押しで、しめて670円なり。
早速店内に入る。
店内は、厨房に面したカウンター席がメインで、テーブル席も2卓ほどあるようだ。
厨房内では中華鍋を振る担当の男子店員と、料理のアシストをする店員2名で切り盛りされてる。
大衆中華料理店という言葉がバッチリ似合うお店で、オサレな街渋谷といえども女子率はかなり低い。
女子率は低いながらも、大衆中華のファンはいるようで、一人メシのOLさんもチラホラいるようだ。
以前にもチャーハンを頂いたことがあるが、前回の若いニーちゃんではなく、今回は年季の入った大将らしき方が鍋を振ってるようだ。
どの料理もそうだが、味付けは料理人の感覚1つで決まる感じで、ガシガシと勢い良く振られる中華鍋に具材と調味料がテキトーに入れられる。分量スプーンとかで決めるのではなく、中華おたまで料理人の感覚で入れられてる感じだ。
店内では、基本一人飯の方がホトンドで、定食やラーメンとの組み合わせメニューをオーダーされてる。
意外にもチャーハン単品のオーダーも多く、チャーハン人気の高さがわかる。
そした5分ぐらいで、チャーハンが供された。
チャーハン@大盛り
ぬおおおお〜!
山のようにコンモリと盛られたチャーハン。
以前に食べたチャーハン大盛りの量を明らかに超えてて、すさまじいビジュアルだ。
見た目にパラパラ仕上がりが分かる盛り様で、以前のチャーハンと比べオイリーな感じは全然感じない。
まずは、レンゲですくって一口頂いてみた。
玉子が多めのチャーハンで、今回は塩コショウと化調の効き具合がバッチリで大衆中華上等な味付けだ。
ご飯には、満遍なく味付けと玉子メインの味付けが回ってるんだが、ハードボイルドな味付け。
なんやろう。前回食べたチャーハンより明らかにハードパンチな味わい。いうたら男味な感じ。これから残業に入るオレの胃袋を満たしてくれる、労働者向けのワイルドな味わい。うまい。
具材は、玉子が大量で、チャーシュー&ネギが入ったシンプルisベストなチャーハン。
塩コショウの効き具合もMAXやし、まさに男味的チャーハン。盛りも見たくれも関係ない、大盛り具合がスバラシイ。
料理人によって味付けと盛りの変わるチャーハン。
1つの料理店としてとらえるなら、前回に比べ明らかに違うチャーハンでちょっと違和感を覚えるが、料理人によって変わるチャーハンの味わいも、大衆中華をメインとする後楽さんならフツーにアリだろう。
店の味付けに左右されない、料理人ありきのチャーハン。
イイ!お店のルールに定められたチャーハンの味わいでなく、料理人次第で味わい深さが変わってもいいと思う。
前回に比べ明らかにハードボイルドな味わいのチャーハンだが、渋谷道玄座で味わうこのチャーハンこそ、THE大衆チャーハンだ。うまい!
付け合せのスープは、いつもどおり生姜の効いたスープで、チャーハンの箸休めに美味しく頂ける。
ベースになる醤油味は、ラーメンスープと共通なのか、意外と味わい深いスープだ。
そして、チャーハンを食べ続けるのだが、大盛りなのに意外とスルッと入る感じで、ワシワシかきこめるチャーハンだ。
なんやろう。大盛りで頼んで見た目の量はバッチリ多いのに、スルスルかきこめるチャーハン。。。
最後は皿の脇に添えられたタクアンと、生姜の若干効いたスープを頂き完食だ。
食べてみると、
前回食べたチャーハンに比べ、明らかに「男味」的な味わいやったチャーハン。。
ラーメン王「後楽」さんは、どの料理も大衆中華的な味わいなんだが、時間帯によって変わる料理人独自の個性が発揮されてて、なかなか味わい深いチャーハンだった。
味にブレがあると言ってしまえばそれまでだが、昼時の若いやつ=やさしい味付け、夜の年季の入ったオヤジ=ガツンと来る味付け。食べる時間によって、料理人の自己主張が味付け響いてくるラーメン王後楽。うまい!
特筆すべきは、大衆中華として君臨する後楽さんならではのチャーハンの味わいだろう。
高級中華から大衆中華まで、かならず真価を問われるチャーハン。
ランチタイムの優しいチャーハンもあれば、ディナーの残業者向けのチャーハンもあって良しと思う。
マニュアルにとらわれない、調理人の技量があってこその料理やと思うし、むしろ調理人を選ぶぐらいであるべきと思ったりした。
なんにせよ、渋谷で570円という破格でチャーハンが食べられる名店であることは間違いないし、定食を含めこれからも世話になる後楽さんなのは紛れもない事実だ。
渋谷でB級グルメ的味わいのチャーハンなら後楽はサイコーにオススメですよぉ〜!
道玄坂で中華気分の時は、またおじゃましたい。
次回こそ、本命たるラーメンに合わせてみたい。。。
ご馳走様でした〜♪
店名:ラーメン王 後楽本舗 「こうらく」
TEL:03-3464-1650
住所:東京都渋谷区道玄坂2-7-4
最寄駅:渋谷駅
営業時間:24時間営業
定休日:無休(※要確認)