東急東横線、新丸子駅から歩いて1分ぐらい。
一歩入ると住宅街に面した、比較的静かな通りに「三ちゃん食堂」はあります。
三ちゃん食堂@新丸子
「新丸子駅」というと、特急急行のとまらない、ローカルな感じの駅。なんだか、まったりと時が流れる感じがステキな街ですねぇ。
「三ちゃん食堂」は、レンガ調のビルの1Fにあり、店頭のポップな文字がなんともフレンドリーな感じだ。
店頭のノレンには「湯麺 餃子 中華料理 三ちゃん食堂」と書かれてあり、基本的には中華食堂のようだ。
外から見ても店内は見えないのだが、お店の前に立つだけで店内のにぎやかさが分かる。
談笑してる声が何十にも重なり聞こえてくる。時折「ウーロンハイおかわり!」みたいな大きな声が聞こえてくる。。。
まずはノレンをくぐり、店内に入るのだが、ノレンを開けた瞬間に見える店内がスゴイことになってる。
ほぼ満席状態の店内では、みなさん昼飲み状態、皆さん楽しそうに飲まれてますねぇ♪
たしかココは「三ちゃん食堂」という名の食堂のはずだが、店内では昼間でありながら皆さん大盛り上がり。まさに居酒屋という感じだ。
ガラガラと引き戸を開け、店内に入る。
テーブル席は社員食堂や学食のように、横並びに一直線。相席は必至の状態だが、お一人様専用VIP席のカウンター席があいてるので着席だ。
メニュー
- ラーメン 400円
- カレー 450円
- かつ丼 600円
- 中華丼 650円
などなどのラインナップ。定食屋の価格としてはかなり破格で提供されてる。
店頭のノレンは中華っぽい感じもあったが、メニュー構成的にはどうも定食屋のようだ。
おつまみ系一品物も充実してて、
- ハムカツ 230円
- ポテトサラダ 350円
- ハムエッグ 250円
- 冷奴 150円
などなど。呑兵衛の必須アイテムもかなり破格で提供されてるようだ。
レギュラーメニューは壁のパネルに書かれてるのだが、追加された一品ツマミものや、定食などは黄色い短冊に手書きされてて、おすすめメニューのようだ。
まぁしかしスゴイメニューのラインナップで、見てるだけでも結構楽しめるなぁ。
外はまだ明るいのだが、店内では殆どの方が飲まれていて、さながら居酒屋状態。
まさに昼から飲まないと!という方にはオアシスだ。
お客さんは呑んでる方が中心だが、定食をがっつり食べられてる学生さんやサラリーマンの方などがいる。
店内でBGMなどは流れておらず、飲んでる方たちの楽しそうな談笑の声が何十にも重なってワイワイと聞こえてくる。
なんというか、音楽とかではないが、このワイワイとした声の響きがBGMと化してる感じだなぁ。。
昼飲みOKな方たちと、定食をがっつり喰らいたい方、両方が楽しめるユルーイ空気が流れてるなぁ。
こちらの三ちゃん食堂さんは、TVメディアでもケッコウ有名な食堂で、吉田類の「酒場放浪記」や、ドラマ「孤独のグルメ」でも出てくるお店だ。
孤独のグルメのおまけコーナーでは、食堂フリーク「なぎら健壱」も御用達のお店でしたしねぇ。
定食メニューにもトキメクが、店内の「昼飲みOK〜!ヒャッハー!」的な空気に流され、まずは瓶ビールをば。。
ツマミは飲みの前菜ポテサラをオーダーしてみた。
まずは瓶ビールとお新香が供された。
グラスに手酌でビールをそそぎ、ポテサラを待つ。
白菜の浅漬けに醤油をタラリとかけ、ツマミとして頂く。これだけでもナカナカビールがススムなぁ。
そしてポテサラが供された。
ポテトサラダ
深皿に盛られたポテトサラダ。
トマトのスライス、ハム、キャベツの千切り、そしてポテトサラダ。
頼んだメニューはポテサラだが、野菜の充実っぷりは、まさに野菜サラダという感じだ。
1人で食べるにはケッコウなボリューム感で、シェア前提のような盛りっぷり。野菜不足の現代人には、ありがたい限りだ。。
飲みの前菜としてナカナカ食べ応えのあるポテトサラダやなぁ♪
そして、追加でハムカツをオーダーだ。
ハムカツ
こんがりとキツネ色で揚げられたハムカツが3枚。
まずはソースをタラリとかけ、カラシとともに頂いてみた。
厚めに切られたハムに目の細いパン粉をまぶして揚げられた一品。
ハムの中にあるチョイ強めの塩分と、ソース、衣のサクサク感が口の中で融合する。うまい。
カツって、色んな種類があるけど、飲みのツマミのカツといえば、やっぱハムカツやなぁ♪
ハムカツでビールがススミ、追加でレモンハイをオーダー。
ハイボールのジョッキなのか、ケッコウ大きめのジョッキで提供だ。
さらに目玉焼きもオーダーしてみた。
目玉焼き
味付けは、ほとんどされてないシンプル目玉焼き。しかも玉子2個分♪
ソース派、醤油派、コショウ派、それぞれが卓上調味料で好きに味付けできる。
ソース派なんで、卓上のソースをたらり♪
半熟状態の目玉とともにかき込む。うまい。
なにげに、目玉焼きの下にあるキャベツの千切りと絡めると、これまた格別。温かい目玉焼きが乗せられたキャベツは、若干シンナリ気味で、キャベツの甘味がでとる。これを目玉焼きの白身とソースで絡めたら、もうヤバイくらいうまいのだ。
フツーに目玉焼きなんだが、フライパンで焼き目の入った部分が、香ばしくてうまい。
シンプルな目玉焼きなんだが、なんだかホッとする味わいで、酒がススムなぁ♪
食べてみると、
今回は昼飲みで攻めてみたが、飲みのお供のツマミの充実度が高く大満足。
しかもカナリお安いので大大満足♪
サク飲みだったが、これでお勘定1600円ぐらいなのはイイ意味で、ありえないだろう。安い、安すぎる♪
特筆すべきは、定食屋と居酒屋の2つの顔を持つ「三ちゃん食堂」の存在感だろう。
定食メニューはもちろんだが、一品料理や飲兵衛の好きなつまみも充実。まさに、食べるも良し、飲むも良しな定食屋だった。
昼から居酒屋に行くとなると、やはりオテントサマがまだいるのに、ちょっと気がひけるなぁ、、と思うのだが、食堂という安心感から、入店しやすいのと、三ちゃん食堂独特のメニュー構成から「昼から飲んでもいいじゃないか!」と思える食堂だった。
昼から飲む事情は人それぞれ。
良いことがあって一杯やりたい人、やけ酒の人、昼間から手が震える人、いろいろいると思う。三ちゃん食度のこの賑やかさなら、きっと最後は楽しく酔えると思える食堂だった。
まさに、飲んでも良しの「三ちゃん食堂」だったなぁ。
昼飲み気分の時は、またおじゃましたいなぁ♪
次回は、焼肉丼も食べてみたいなぁ。
隣で食べてる人の焼肉丼の大きさがありえない感じだったしなぁ。
ご馳走様でした〜♪
店名:三ちゃん食堂
TEL:044-722-2863
住所:神奈川県川崎市中原区新丸子町733
最寄駅:新丸子 武蔵小杉
営業時間:12:00~20:15(ラストオーダー20:30)
定休日:水曜日(※要確認)