福岡でうどんと言えばラーメン以上に普段遣いの日常食であり、いつもお世話になるうどんチェーン店も数多く存在する。
そのうどんチェーン店のビッグ3といえば、ウエスト、牧のうどん、資さんうどんだろう。
今回は福岡市の西側に位置する、資さんうどん原店にお邪魔してみた。
資さんうどん
資さんうどんは北九州小倉が発祥のうどんチェーン店で、北九州のみならず最近では福岡地区や山口、佐賀、宮崎、鹿児島など九州一円にじわじわと勢力を広げているうどんチェーン店だ。
ロードサイド店が多く駐車場も完備されてるので車社会の福岡でも安心して使える店が多い。
資さんうどんの「資」のもじは「すけ」という読み方で「すけさんうどん」。「し」さんうどんではない。
店頭には値段入りのサンプルケースもあるので明朗会計。安心して入店可能だ。
まずはサンプルケースを一通り品定めして入店してみた。
メニュー
メニューの大枠は、うどん、そば、焼きうどん、ドンブリもの、カレーなどのラインナップ。
うどんの筆頭メニューは肉ごぼ天760円で、人気No1と表記されてて、丼に刺さったゴボウ天のインパクトが絶大だ。
その他、うどんラインナップとしては、
- かしわごぼ天 720円
- 肉玉丸天 800円
- 海老天 800円
- 海老かき揚げ天 500円
などなどのラインナップ。海老かき揚げ天がワンコインなのがムショーに気になる。。
丼ものにも力が入れてあるようで、、
- カツとじ丼 730円
- 天丼 730円
- 牛肉肉玉丼 820円
などなどのラインナップで、ミニうどん付きのセットも準備されてるようだ。
うどんのお供のご飯物は、
- かしわのおにぎり2個 220円
- 山菜ジャンボいなり1個 150円
- 味巻寿司 4切れ 280円
その他、北九州発祥の焼きうどんのラインナップもあり。
カレーなんかも準備されてる。
入口近くには、持ち帰りテイクアウトのケースも準備されてて、うどん、かしわのおにぎり、いなり、味巻寿司、ぼた餅などが準備されている。
メニューの中から筆頭メニューでおすすめ商品かと思われる「肉ごぼ天」をお願いしてみた。
ちなみに「ごぼ天」は「ごぼう天」を略したもので、福岡では「ごぼ天」と呼ぶのが当たり前だ。
麺は「うどん麺」と「細めん」から選べるようで、細めんの方でお願いしてみた。読み方は「ほそめん」ではなく「さいめん」のようだ。
メニューの最後のページには「資さんうどんの楽しみ方」が書かれていて、、
資さんうどんの通(ツウ)な食べ方、ぜひお試しください
- まずはうどん・丼物を注文
- おでんを取りに行く、またはお席で注文
- 注文の品が来るまで、おでんを食べる
- 注文の品が来る
- シメに「ぼた餅」を食べる
- 帰りにお土産としてぼた餅を買って帰る
と書かれてる。
おでんを食べて、うどんを食べて、デザートのぼた餅を食べて、お土産を持って帰るところまでが一連の資さんうどんの楽しみ方みたい。。
こりゃーけっこうお腹いっぱいになりそうだ!
店内はテーブル席を中心にカナリの広さで、一人用のカウンター席も準備されてる。ファミリーで使うにもよし、一人飯に使うもよしと言う感じだ。
以前たべた小倉のお店では、かしわごぼ天うどんを食べたのだが、スティック状のごぼ天に感動したのは記憶に新しい。
そして以前食べたゴボ天を思い出していると、オーダから10分ほどで肉ごぼ天うどんが供された。
肉ごぼ天うどん
ぬぅおおおお〜!
丼にグサッと刺されたごぼう天のインパクトが絶大で、食べごたえがありそうだ!
脇に添えられたカマボコの断面には資さんうどんの「資」の文字がピンク色に刻印されてて、資さんうどんに来たな〜と実感できる!
まずはスープを一口頂いてみた。
スープは透明感のあるスープで、節系の香りがフワッと漂い香り高く、甘みもあり美味しく啜れる。鯖、昆布、椎茸からとったダシのようだ。
麺は細めん(さいめん)で太さは中細ほどのラーメンぐらいの太さだが、食感はそうめんを茹でた柔麺のような柔らかい感じ。
うどんのような太くて食べごたえある感じではなく、チュルチュルズズズ〜と優しく啜りたい派に良さそうな麺だ。
やわ麺を愛する博多人なら間違いなく好きになる麺だろう。
ゴボウ天は長さ15センチほどの大物が5本も刺さっていて、汁に浸して衣をフニャっとさせて食べても良し、そのまま衣サクサク状態で食べてもいい感じ。
中に入るゴボウは太めに切られてて、ゴリッとした食感。うどんの柔らかさの中に途中で食べるゴボウのゴリッと感。食感の違いを楽しめるのがいい。
お肉は甘く煮込まれた柔らかお肉で、優しい味つけの中にお肉の旨味が前面にでてくる、博多うどんの肉うどん好きにはタマラナイ味付けだ。
そして、うどんを啜り続けるのだが、ごぼ天とお肉の旨さにアッという間に具がなくなってしまう。
そんな時に嬉しいのは卓上の食べ放題のとろろ昆布!
タップリと投入して汁でヒタヒタにしてウドンに絡めて食べれば、ほらアッと言う間に昆布うどんのできあがり!
うどん麺もダシ汁も、このトロロ昆布があれば最後まで楽しめるのは嬉しい限りだ。
そして、うどんを完食。
お腹いっぱいになったのに、なぜか心残りがある。。。
そうだ、ぼた餅をお願いしよう!
ぼた餅
小皿に盛られた「ぼた餅」。アンコの光沢感がなんとも美しい!
パカッと割ってみると、アンコのボリュームが中々で食べごたえがありそう。
ひとくち食べてみると、
なるほど、甘さ控えめで食べやすいぼた餅になってて、甘味が抑えめな分すこし塩味が効いて、小豆の香ばしい香りが前面に立ってくる味わい。
中のもち米も炊きたてなのか非常にうまい餅米で、口の中がアンコと餅米のマリアージュ状態で、「これが資さんうどんのぼた餅だよ〜」と口の中で訴えてる錯覚さえ覚えるほど、感動のぼた餅体験だ〜。
一度ウドンスープに戻って塩分補給してからの〜、さらにぼた餅の旨味を体験してみても旨さが実感できる!
当然最後のお会計のときは、お持ち帰りのぼた餅もゲットだ。(資さんツウになれたかな?)
食べてみると、、
ごぼ天のインパクトと旨さがキラリと光るうどんを食べてみたが、やはりいつ食べても資さんうどんのゴボ天は目にも食感にも感動するものがあった。
今回は細めん(さいめん)を試してみたが、優しい食感でスルスル入る感じで、いい塩梅に啜れる麺だった。
特筆すべきは、食後のぼた餅の存在感だろう。
美味しい「うどん」のみならず、最後のデザートぼた餅まで提案する資さんうどん。
ぼた餅をプッシュしてるのは以前よりわかっていたものの、まさかこんなに食後のぼた餅がうまいなんて想定外だし、もっと早く体験していれば良かったと後悔さえ覚えた。
まさにアフターぼた餅は神!とマジで思った。
うどんのダシ汁で塩分を補給して、最後に甘さ抑えめで少し塩の効いたデザートぼた餅でシメる!
今回はおでんは食べなかったものの、資さんうどんのツウの食べ方にもある通り、最後のぼた餅まで食べてみたが、やはり資さんうどんのシメのぼた餅は必須アイテムなのだということがわかった。
また、食後にぼた餅を食べたにも関わらず、無計画でお持ち帰りも買ってしまった。まさにボタモチマジック〜!!
資さんうどんを語るには、やはりこの「ぼた餅」ナシには語れないと実感。
みなさんも、九州に来るときは是非資さんうどんの「ぼた餅」を試してみてはいかがだろうか。
うどんの後に食べると、さらに旨味が増すこと間違いなしですよ〜。
ごちそうさまでしたー!
店名:資さんうどん 原店
TEL:092-407-1582
住所:福岡県福岡市早良区原3-17-32
最寄駅:西鉄バス 原バス停
駐車場:完備
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
公式ホームページ:https://www.sukesanudon.com/
店舗案内:https://map.sukesanudon.com/shop_list