表参道駅から歩くこと3分ぐらい。
青山通りを外苑前方面に歩き、一本入った細い路地に焼鳥の「鳥政」さんはあります。
鳥政「とりまさ」@表参道
青山、表参道というとブランドショップ、表参道ヒルズなどがある、ファッションや流行の最先端のような街で、オサレなイケメンやイケ女(?)も多い街だ。
そんなお洒落な街の中にある焼き鳥店「鳥政」さんは、表参道の交差点近くの細い静かな路地にあります。オシャレな街にも、こんな細い路地があり焼鳥屋さんもあるんですねぇ。。
店頭には「南青山 鳥政」と書かれた立看板が置かれてるのでスグにわかりますね。
お店の前にはでかいプランターが置かれていて、お店の前を覆い尽くすように緑が生い茂ってる。
店先にかけられてる白い暖簾をくぐり早速入店だ。
店内はけっこう狭く、焼き場に面したカウンター席、テーブル席2卓、小上がり席2卓のキャパ。
ランチタイムの訪問だったが、青山界隈のビジネスマン、OLの方などを中心に、結構な席の埋まり様。人気店のようだ。
店内の壁には夜の焼鳥のコースのみが書かれていて、半コース、フルコースでそれぞれ内容が書かれてるが、焼鳥の単品価格などは記されていない。
夜はおまかせコースで焼鳥を提供してくれるようだ。
メニュー
ランチメニューは店内のどこにも書かれていない。
女性店員さんに聞くと、
- 焼き鳥丼
- 焼鳥定食
- ラーメンセット
の3種とのこと。価格は1300円。
まずは初訪問なんで、焼鳥屋の定番「焼鳥丼」でオーダー。
店内では焼き鳥丼意外にもラーメンが意外と人気で、塩、醤油、バターなどのオーダーが飛び交ってる。
焼鳥屋のラーメンなんてあまり聞いたこと無いが、それにしても凄まじいオーダー数だ。ここは焼鳥屋だよなぁ。。気になるぅ。。
焼き場の前のカウンター席前には、ネタケースに並べられた串に刺さった焼鳥がならんでて、どの焼鳥もかなり大きな肉で、大焼鳥への期待感アップだ。
厨房内では大将とおぼしき方と2名の中年男子、計3名で焼き場を切り盛りされてるようだ。
厨房内からは焼鳥を焼くタレと炭の香ばしい香りが漂ってきて、空腹感をさらに刺激してくれる。
そして15分ほどで焼き鳥丼が供された。
焼鳥丼
かなり直径のデカイ丼に盛られた焼き鳥丼。箸の長さほどの直径だろうか。
まずは焼鳥を頂いてみた。
焼鳥は全5種類ものっていて、
- レバー
- つくね
- もも正肉
- さび焼きささみ
- ネギ巻き
全ての焼鳥のネタ1つ1つがかなり大きめで、焼鳥の下に盛られたご飯は殆ど見えない。
まずは焼鳥店の焼き加減が試せるレバーから頂いてみた。
外はこんがりと炭火で焼かれて、なかはフワフワ半生レア状態。3部焼きぐらいだろうか。
口の中で焼きの香ばしさと半生レバーの濃厚な旨味が広がる。うまし!
ネギ巻きは、鶏肉でネギを巻いた一品。
長ネギを鶏肉で巻いてるので、1個あたりもカナリの大きさ。
一口で頬張ると、鶏のムネ肉のうまみと、ネギの裏あるネットリとした苦味と甘みが口の中に広がる。
焼鳥屋だと、ネギと鶏肉を交互に刺した「ネギ間」はよくあるが、鶏肉でネギを巻くという技は、この鶏肉とネギを一緒に食べて欲しいというメッセージなのかと思われた。
ささみは、上にワサビを軽く塗られた一品。
表面を軽く炙っただけのようで、中身はまさにピンク色の生肉状態。
半生ササミとワサビの軽いツンとした香りがご飯を進めてくれる。
鶏肉の部位でもヘルシーなササミだが、全焼きでパサツキ感があるもとは全く別物で、半生レア状態をワサビで頂くという、オツな一品に悶絶状態だ。
もも肉はどっしりとした食べ応えで、身が締まっててジューシー。
途中に挟まれてる獅子唐の辛味と苦味と合わせて食べると最高。
つくねは、ツナギが少なめで鶏肉を中心としたもっさりとした食感。
鶏の肉々しさがヘルシーかつ濃厚に詰まっとる。軟骨なのかコリコリとした食感も楽しい。
どの焼鳥も炭火で香ばしく焼かれており、ネタの大きさは圧巻。
ネタ1つづつを口に頬張り、タレの染みこんだご飯をいただく。
感覚的には焼鳥:御飯が1:1であるかのような錯覚を覚えるほどの圧巻の焼鳥陣だ。
汁物はお吸い物の中にワカメがこれでもかと言うぐらいにタップリ入ったスープ。
さいごは付け合せのキュウリの漬物。味わいはキューリのキューちゃんぽいが、最後のタレの染みこんだ御飯にコレがよく合う。。
食べてみると、
焼鳥が惜しげも無く5種類も乗った焼き鳥丼。大きめの丼にビッシリと敷き詰められた圧巻のボリュームに撃沈状態だ。
御飯自体はさほど多くないのだが、大盛りの焼き鳥丼を食べたような気分になれるほどの多種多量の焼鳥が圧巻。焼鳥の量も種類も豊富で大満足だ。
特筆すべきは、鳥政さん独自の焼鳥だろう。
ササミ半焼き状態をワサビで食べさせる粋な感じ。ネギ間でなく鶏肉でネギを巻くなどの変わり種など。
焼鳥の部位によって、美味しい食べ方を提案してくれる「鳥政さん」の鶏肉に対する自信の現れかと思われた。
また焼き加減もスバラシく、特にレバーの焼き加減が絶品。
レバー好きにはタマラナイ焼き加減かと思われた。
値段的には1300円という決して安い価格ではないが、これだけの焼鳥のガッツリ盛り、食べ応え、オシャレでハイソな青山という立地、ということを考えると、むしろ安いのではないかと思う。
表参道あたりで焼鳥気分の時は、またおじゃましたいな。
次回はラーメンとセットの方も食べてみたい。
ご馳走様でした〜♪
店名:鳥政 「とりまさ」
TEL:03-3405-4515
住所:東京都港区南青山3-13-2 山川ビル 1F
最寄駅:表参道駅
営業時間:11:30~14:00,17:00~23:00,土日祝17:00~22:00
定休日:無休(※要確認)