まさに本場のとんこつラーメン!一真軒(千駄ヶ谷,明治神宮前原宿)

最寄駅だと北参道が一番近いかな。明治神宮前原宿、外苑前、国立競技場も近いかも。
歩いて行くには、どの駅からもビミョーな距離感のところに「とんこつラーメン一真軒(いっしんけん)」さんはあります。

とんこつラーメン一真軒@明治神宮前原宿

とんこつラーメン一真軒@神宮前原宿

静かな住宅街の中という感じのロケーションで、場所的にはなんとなく知る人ぞ知るというような隠れ家的なロケーションだ。

大きな通りからは八百屋さんとトンカツ屋さんの間の細い路地へと曲がっていきます。なんとなくローカルな雰囲気の町並みですねぇ。八百屋さんの角に立てられた赤いラーメンのノボリが目印です。

細い路地に入る曲がり角。ラーメンの赤い幟が目印です。

外観は木の格子状になってて、和風な感じもするが、オサレなモダンテイストも感じられる佇まい。
店頭に掛けられたラーメンの暖簾が静かな路地でたなびいてますね。

店頭には「第12回、東京ラーメンオブザイヤー2011〜2012、TRY新人賞豚骨部門第一位」に選ばれた内容が貼りだされてますね。なにかと話題のアノ美人ラーメン評論家は審査員に入っていないみたい。。。

店頭の東京ラーメンオブザイヤーの案内

店内は若干暗めでオサレ感があり、女性だけでの訪問でも何ら問題ない感じだ。
カウンター3席、4人がけテーブル席が2つのみの狭い店内。

厨房内では恰幅のいい大将らしき方がラーメンを作られてます。

メニュー

店内の壁に貼られたメニュー

基本的にラーメン一本勝負の内容で、

  • ラーメン 650円
  • 大盛ラーメン 750円
  • チャーシューメン 850円
  • 大盛りチャーシュー 950円

のラインナップ。

替玉は150円で、半替玉100円の設定もあるようだ。

その他ご飯物もなんかも準備されてるようで、

  • ライス 100円
  • 大ライス 150円
  • おにぎり2個 150円
  • ゆでたまご 100円

などなど、、

メニューの中から基本であろうラーメンをお願いしてみた。
ホールの女性店員さんにオーダーをお願いするのだが、とくに麺の硬さは尋ねられないので、必要であれば自己申告が必要だ。
いつもどおり定例のバリカタでお願いしてみた♪

卓上調味料類

豚骨ラーメンというとサクっとスピード勝負で出てくる店が多い中、こちらの一真軒さんは丁寧に一杯ずつ作られてるようだ。
厨房内の大将の麺茹で、湯切りなどを見てるとなんだかラーメン一杯に対する思いが感じられます。

そして5分ほどでラーメンが供された。

ラーメン

とんこつラーメン

丼に波波と注がれたスープは、肌色を通り越してかなり赤茶色味をおびてる。スープの表面には薄っすらと油の層が浮いとります。
トッピングはチャーシュー、海苔、ネギのみとシンプルな構成。

まずはスープを一口いただいてみた。

ラーメンのスープ

おおお〜っ!!

若干トロミのついたスープは豚骨の主張がハッキリ出ていて、豚骨の甘みが口に広がる。
カエシや調味料でこねくりまわした豚骨ではなく、主軸は豚骨そのもの。まさにピュア豚骨だ。

スープを啜るたびに、ねっとりとした豚骨の甘味が口の中に余韻を残す。うまい。
主軸の豚骨+塩分、調味料や油など、全ての味が融合して出てくる濃厚豚骨ラーメンという感じだ。

豚骨自体はハッキリした味わいなのだが、豚骨臭はさほど高くないので、豚骨の匂いが苦手な人にも案外食べやすいかも。

久留米ラーメンのようなガッツリ濃い目の感じもありつつ、博多ラーメンのようなパンチもある。まさにどこの豚骨にも属さない、いいとこどりな一真軒さんオリジナルの豚骨ラーメンという感じだ。

細麺ストレート

麺は博多極細ストレート。
バリカタで頼んだ分、粉っぽさが残り美味しい麺なのだが、バサツキ感は一切ない。
この麺ならきっと普通〜ヤワメとかでもチュルチュル美味しく食べられそうだ。

チャーシュー

トッピングのチャーシューは、脂のノリが少なめのバサッとしたもの3枚。
いわゆる焼豚を切ったものだと思われるが、「豚骨ラーメンのチャーシューはコレやろ!」といえるようなシンプルイズベストなチャーシューだ。

そして麺が残り少なくなった所で、定例の替玉をオーダーしてみた。
もちろんバリカタで♪

小さい鍋に入れられた替玉

1分ぐらいで小さい替玉鍋に入れられて供される。
ネギも少量振ってあるようだ。

丼に替玉を入れ、よーく麺をほぐして頂きます。
やはりこの豚骨スープだとカタメでワシワシいくのが好きだなぁ♪

そして最後はスープ全飲みです♪
豚骨の甘味がでたスープは、啜るたびにねっとりとした豚骨の余韻が口に残り、イイカンジに最後まで頂けますね。

丼の底に残った豚骨の髄

飲み終えた丼の底には豚骨の髄のような粉も残ってて、しっかり豚骨が取れとるようだった。

紅ショウガ

食べてみると、

濃厚な豚骨のパンチと甘味が効いてて、そこにストレート極細麺が加わり、まさにこれぞ豚骨ラーメン!という感じの一真軒さんのラーメンに大満足だった。

関東には、似非(えせ)豚骨ラーメン屋や、ナンチャッテ本場豚骨ラーメン屋が多く、九州人としては悲しい思いをすることも多々あるのだが、一真軒さんの豚骨ラーメン食べて心の中で鳴り響いてたのは「うまか〜!」の一言だけだった。
体内の血中豚骨DNA値が高いピュア豚骨好きな方には是非ともオススメしたい豚骨ラーメンだ。

一真軒の表札

大将のTシャツにも書かれていたが「零九参」という文字は、福岡北九州の市外局番093、803-0851は北九州小倉の郵便番号なんで、北九州のDNAが注ぎ込まれた豚骨ラーメンなのかと思われた。

九州で豚骨ラーメンというと、久留米ラーメン、博多ラーメン、長浜ラーメンなど、まぁいろいろ種類があるが、一真軒さんのラーメンはどのジャンルにも属さない一真軒さんの豚骨ラーメンという感じだった。

ラーメンの赤ちょうちん

駅からも遠く、アクセスがあまり良くないロケーションだが、豚骨好きには間違いなく満足できる味と思う。

豚骨補給するときは、またおぢゃましたい!

今度はチャーシューメンも食べてみたいなぁ♪

ご馳走様でした〜♪

店名:とんこつラーメン一真軒(いっしんけん)
住所:東京都渋谷区神宮前2-14-17
最寄駅:北参道 国立競技場 外苑前 明治神宮前原宿
営業時間:11:30~15:00,18:00~21:00
土日11:30~17:00
定休日:水曜日(※要確認)