有楽町から歩くこと3分ぐらい。
首都高速の高架下にある銀座インズ3の中にジャポネはあります。
ジャポネ@銀座
一番近い最寄り駅だと銀座一丁目なんだが、この場所だと銀座からでも歩いて行けるロケーションだ。
銀座でランチともなると、どこもソコソコ値が張る感じだが、美味しそうな店も多く悩ましい限りだ。。
潤沢なランチ資金のないワシとしては、ランチスポットにも非常に悩む街だ。
そんな中、銀座インズ3の奥地にあるジャポネを思い出した。
安くガッツリとスパゲッティを食べられるロメスパ店として、これまでも何回か利用してきた。
前回、ジャポネで食べたナポリタン横綱、、ジャポネ(有楽町,銀座/パスタ,スパゲッティ)ナポリタン横綱 | B級グルメランチ紀行.
ランチタイム過ぎの訪問だったが、店頭からずらりと行列。
行列に並んでる殆どがサラリーマンらしき風貌の方で、どことなく都会の中のサラリーマンのオアシス的な空気が流れてる。
お店は厨房に面したL字のカウンター席のみの佇まいで、席が空いたなら順番に案内されるシステムだ。
並んでいる間に写真付きのメニューを見ながら、あれにしようか、これにしようか、メニュー選びを楽しめる。
メニュー
キホンテキに和風、中華風、洋風スパゲッティに分かれてて、並盛りの値段は、、
和風
- 明太子 550円
- ジャポネ 500円
- 梅のり 550円
中華風
- チャイナ 500円
洋風
- ナポリタン 500円
- インディアン 500円(カレー)
- バジリコ 600円
その他
- キムチスパ 550円
- ヘルシースパ 550円
などなどのラインナップ。
安い。壮絶に安い!
ここは銀座だろっ!と思わず叫びたくなる超安い基本設定のスパゲッティ陣。
盛り的には、、
- 並(レギュラー)麺350g
- 大盛り(ジャンボ)麺550g 150円アップ
- 横綱 麺750g 250円アップ
さらに上には親方(麺950g)、理事長(麺1150g)なるクラスも存在し、1kg超えもあるガッツリ派にも安心なラインナップだ。
その他、カレーライスの設定もあり、並盛りで500円。
バランスよく食べたい人には、サラダ(生野菜・ポテト)100円、和風150円なんかもあるようだ。
周りの方のオーダーを聞いてると意外とジャリコの注文が多く一番人気メニューのようだ。
これは食べてみんとアカン!ジャリコ!
でも、オレ的にはナポリタンに粉チーズガッツリかけて、イタリアンなオレを創造したい!
というわけで、ナポリタン大盛り(ジャンボ)でお願いしてみた。
目の前にはでかいタバスコのボトルと粉チーズが置かれてて「いくらでもかけてください!」的なオーラを出してる。
厨房内では、配膳を担当するマダム(社長夫人)と奥で中華鍋を振る店員さん3人で切り盛りされてる。
鍋を振ってる男子店員さんは一心不乱に鍋を振ってる。
一人飯のサラリーマンが多い店内なんで店内は静まりかえり、ジャー!っというスパを炒め続ける音だけが店内に響いてる。
麺の量は鍋振りの店員さんのサジ加減で決まるみたいで、ぐわしと茹で置きのスパを鍋に投入し、ソースと具材を投入。よーく鍋振りして炒めたなら完成だ。
ナポリタン@ジャンボ(大盛り)
ぬおおおお〜!
フォークがスパの下に埋もれた状態で提供される。まさに男メシ的感じだ。
見た目にケチャップ感が非常に高く、緑の小松菜が色鮮やかだ。
フォークはスパゲッティの下にグサッと差されてて、どことなく男気を感じる。
まずはフォークでクルクルと巻いて頂いてみた。
炒められたタマネギとケチャップの味がソースとしての甘味のある味わいを醸し出してる。うまい。
なんやろう。
洋食屋の高級チックな味わいでもなく、喫茶店のようなナポリタンの味わいとも違う。これぞジャポネの味わいという感じだ。
麺は太麺もっちり。
まさにロメスパとは「こういう麺のことやろっ!」と自問自答に素直に答えられる麺だ。
具材はエビ、シイタケ、オニオン、小松菜。
ナポリタンに小松菜とは「これいかに!」と突っ込みたくなるのだが、これがナニゲニいい塩梅なのだ。
ケチャップとタマネギの甘味でまさに洋風と思える味わいなのだが、小松菜のきりっとした苦味が洋風から和風へと導くいい仕事をしてくれる!
また、シイタケなのも何気にジャパニーズ。洋食屋なら間違いなくマッシュルームなところが、日本伝統の椎茸なのは大和魂があふれてる。
和風と洋風の見事なコラボ!まさに和洋折衷的な感じだ!
レシピがあったら作り方教えてほしい!家でもマジ試してみたいなぁ。
エビはメチャメチャ小さい小エビで、たまに入ってるぐらいの少量だが、このエビのブリっと感がイイ。
エビ、グッドジョブだ!
そして、ナポリタンをクルクルとフォークに巻きつけて頂くのだが、ジューシーなケチャップソースなんで、ズズズッと啜る感じで食べようもんなら、白いワイシャツにケチャップ飛び散り注意報が発令されそうなジューシーさだ。
フォークでくるくると巻いて、ガブリと一口で頂くのが良さそうだ。
そして卓上に置かれたデカイボトルから粉チーズをかける。うりゃ〜!
ナポリタンを供する粉チーズ標準店だと、ボトルの出口の穴を少し塞ぐ店もあるのだが、ジャポネの粉チーズはノープロブレム。
振った分だけドバドバと大量に粉チーズが絡められる。
そして粉チーズのかかったナポリタンを頂くのだが、これがまた格別。
若干ジューシーに仕上がったケチャップに対し、チーズをかなりかけてもシンナリと染みこんで、ケチャップ&チーズの味わいが楽しめる。
粉チーズをかけてないケチャップありきの味わいもいいが、やはり粉チーズのマイルドかつコクのある仕上がりこそジャポネのナポリタンの醍醐味だ。
そしてスパゲッティを一巻きするごとに大量にチーズをかける。
最後はなんとなく具材の小松菜が残る感じだが、日本風スパの余韻を楽しみ完食だ。
食べてみると、
独特の味わいのジャポネのナポリタン。
太麺に絡みつくケチャップのうまみと小松菜の軽い苦味のコラボが独特で、これぞ日本のロメスパの原点と思える味わいだった。
しかも基本の並盛りがワンコインで500円。大盛りでも650円なのは、銀座価格としてあり得ないと言えよう。
実際ジャポネ的には「洋風」に属するナポリタンだが、小松菜やエビの入った独特の味付けは日本風といえ、まさにTHEジャポネのナポリタンという感じだった。
今回こそはナポリタン以外のものと思っていたが、席に座ると自然と発してしまった「ナポリタン」というメニュー。
以前にも食べたことがあるナポリタンだが、無意識のうちにオーダーしてしまう恐ろしいナポリタンであり、これはまさにジャポネのナポリタンには中毒性があると思われた。。
特筆すべきは、ジャポネさんの独特の存在感だろう。
日本の中心東京。そのメインたる銀座に位置するのに超お安い価格でメニューもメチャメチャ個性的。
前回訪問した時とほとんど価格は変わらないが、ジャリコとバジリコのみ550円から600円へと50円値上げはあったものの、それでも基本価格で600円はマジ安い。
ワンコイン500円から始まる昔と変わらぬラインナップとお店の外観を見ると、どこなく安堵を覚えるなぁ。
やはり、予算は限られてるが銀座という街でもガッツリ食べたい!そんな思いのサラリーマンのハートを鷲掴みにしてると言っても過言ではないだろう。
安くてボリュームのあるスパゲッティを銀座の片隅で提供する、ロメスパの代表格ジャポネ。
そもそもロメスパとは、、
ロメスパとは、「路傍の麺」を略して路麺=ロメン+スパ(スパゲッティ)=ロメスパ。
語源は「おうさる氏」が「ジャポネを一度食べたら忘れられないロメスパ」と称したのがその起源である。
おうさる.com
メニューに書かれた案内を見ると、、
ジャポネ(=日本)は、店名どおり日本人の味覚にあった味付けを自慢としております。なお、お客様本位・サービス第一をモットーに、ボリュームあるスパゲッティを和風・中華風・洋風12種類&カレーライスとバラエティーに富んだメニューで、お客様のご来店をお待ち申し上げております。是非ご賞味下さい…。
と書かれてる。。
日本人の味覚にあった味付け。ボリュームあるスパゲッティ。
THEジャパニーズスパ!ということやな。。
ボリュームあるスパゲッティをお安くガッツリと提供してくれる。
まさに、行列してるサラリーマン方の胃袋を満たしてくれるジャポネの存在こそ、コンニチの日本経済を支えてる原点なのではないかと思えた。
ナポリタンはコンニチでは日本純正スパの一端だが、日本風に仕上げたジャポネ独特の味わいは、ナポリタン好きなら是非食べてみるべきスパゲッティと思われた。
銀座でパスタでなくスパゲッティ気分の時は、またお邪魔したい。
次回こそは人気のあった「ジャリコ」も試してみたい。
ご馳走様でした〜!
店名:スパゲッティー&カレーライス ジャポネ
TEL:03-3567-4749
住所:東京都中央区銀座西1-2、銀座インズ3
最寄駅:有楽町 銀座 銀座一丁目
営業時間:[月〜金]10:30〜20:00,[土]10:30〜16:00
定休日:日祝日(※要確認)