神保町駅から歩くこと3分ぐらい。
水道橋の方に少し歩いた細い路地に「ライスカレーまんてん」はあります。
ライスカレーまんてん@神保町
大通りからの曲がり角には、黄色い案内の看板があるので目印だ。ここからライスカレーまんてんへの道が始まる。
コノ看板、「ライスカレー、まんてん」と3回にわたって連呼してあり、インパクト絶大。
しっかりメニューまで表記されてて、ここで視界に入らない人なんてきっと皆無だろうな。
店頭にはサンプルケースが置かれてて、メニューの内容や値段はここで確認できるので、安心して入店可能だ。
お昼時には行列ができるほど人気の「まんてん」
ランチタイムはサラリーマン率ほぼ100%で、まさに男のカレー屋という空気感。
まずは行列の最後尾に並び順番を待つ。
この間に「今日は何を食べようかな?」と思案する。
10人ほどの待ちではあるが、カレーということもあり回転も早いようで、すぐに順番が回ってくる。
店内は厨房をコの字で囲うカウンター席のみ。皆さん真剣にカレーと向かい合い、静まり返った雰囲気。店員さんの活気が印象的だ。
まずは空いてる席から順番に案内される。
席に座ると、お冷やに入れられたスプーンと小さいカップに入れられたコーヒーが供される。
このビジュアルを見ると、「嗚呼、まんてんに来たなぁ!」という実感がひしひしと湧いてくる。
メニュー
- かつカレー 650円
- コロッケカレー 600円
- シュウマイカレ ー 600円
- ウインナーカレー 600円
- ジャンボカレー 600円
- 大盛りカレー 550円
- 並カレー 500円
などなどのラインナップ。トッピング系のカレーは4種、あとはノーマルなカレーの盛り分けで3種のシンプルなラインナップだ。
前回訪問時には、筆頭メニューでもある「かつカレー」を食べてみたが、食べごたえのあるカツカレーに感動を覚えたのは記憶に新しい。
今回は、前回訪問時に店内でひっきりなしに注文が連呼されてたメニュー「シュウマイカレー」をオーダーしてみた。
前回より全体的に値上げされてるものの、カレー価格が500円~600円代は、都内カレー市場(しじょう)価格からしても相当に安い。
今回もやはり店内ではシュウマイカレーがカツカレーを超えるオーダー数で、常連サラリーマンが多い店内から察するに「シュウマイカレー」が一番人気であることは間違いないだろう。
店内では、BGMの音もなく、店員さんのかけ声とお客さんとのやり取りだけが響いてる。
サッと食べてサッと帰る!そんな空気感が漂う店内。まさに男のメシどころという感じだ。
揚げ物エリアでは、カツやシュウマイ、コロッケなどが、オーダーの度にガンガン揚げられてる。揚げたてが食べられるのは何とも嬉しいなぁ!
ゴハンを入れて、トッピングを入れ、カレーを注いだなら完成。
オーダーから3分ほどでカレーが供された。はやっ!
シュウマイカレー
おおおお~!
楕円の深皿に盛られたシュウマイカレー。
ライスの姿はほとんど見えないほどにカレーが盛られてるが、手で持ったその重量感から明らかに大盛りの域に達してるのがわかる。
皿の脇には衣を付けて揚げられてシュウマイが3個。
ゴルフボール大の大きさで3個。ナカナカのボリューム感だ。
まずはカレーを頂いてみた。
もったりとしたカレールーは挽肉が多め入ってて、野菜の姿はほとんど見えないほど煮込まれてる。
辛さはほとんどないカレールーなのだが、シンプルゆえライスのコラボレーションが何とも味わい深い。
本格的なカレーでもない、スパイス豊かなインドカレーでもない。
日本らしいカレーと言うか、昔食べたオウチカレーというか、どこか懐かしい味わいのカレー。まさにこれがライスカレーそのものだろう。
辛さが必要な人には卓上に置かれた辛い粉「カエンペッパー」があるので振り掛けて調整も可能だ。
メイントッピングのシュウマイを頂いてみたが、これがナカナカいいのだ!
パン粉を付けてカリッと揚げられた衣の中には、まさにシュウマイそのものが入っている。(当たり前か。。)
しつらえ的にはにメンチカツに近い物があるのだが、そこはやはりシューマイで、お肉とか、すり身感のプリプリ感もあり食感的にも非常に楽しい。サクサク&プリプリなのだ。
衣のカリカリ感、中のアツアツのシュウマイ、そこにマイルドなカレーが加わり口の中はハフハフ状態。これがまた格別なのだ。
おそらく、カツカレーを超えるベストコラボレーションと言っても過言ではないくらいだ。
そして、揚げシュウマイとカレーをかき込むのだが、見た目以上にライスがぎっしりと盛られてて、食べごたえがスバラシイのだ。
深皿の半部以上までライスが敷き詰められ、その上にもったりルーを注いでる感じなのだ。
卓上には食べ放題の福神漬けが置かれてるので、途中からはコイツでカレーをで楽しむ。
真っ赤な福神漬けは、何故だかこのライスカレーには非常に合ってる。
体のことを気遣った着色されてない福神漬けも世にはあるのだが、まんてんさんのカレーにはコノくらいのドギツイ赤さの福神漬けが妙に似合う。
そしてトッピングの揚げシュウマイとカレーをかき込み完食。
最後は小さいカップに入れられた濃いめのアイスコーヒーで口を潤す。
なぜだかカレーの締めにコーヒーは、キリッと引き締まってうまいのだ。
食べてみると、、
まんてんさんにあるプチ贅沢品。そう命名したいくらい、満足度と完成度の高いシュウマイカレーだった。
カレーの定番と言えば、かつカレー、コロッケカレー、などが想定されるが、今回まんてんさんのシュウマイカレーをたべて、人気の意味がなんとなくわかった。
定番のカツカレーやコロッケカレーなら、あるていど想像の域には達してるが、シュウマイが入ったカレーとなれば、やはり試したくなるのが人情。
シュウマイカレー!?
そして食べてみると、揚げたシュウマイがまんてんのドロッとしたカレーに見事に合う。そして皆シュウマイカレーの虜になる。そんな流れで、シュウマイカレーのファンになる方が多いのではなかろうか。
きっと、まんてんさんの カレーの中でも「オレのマイベストお気に入りカレー」として常連の方の心に刻まれてるカレーだと思う。どこにでもある日常のカレーではなく、やはり「まんてん」ならではのカレーなのだから。
普通のカレーや定番トッピングから一歩抜け出し、シュウマイカレーをチャレンジしてみる→ハマってしまう、そんな方程式がシュウマイカレーにはあるのかもしれない。これはまさに「大人の階段のぼるシンデレラ状態」とも言えるのではなかろうか。。
カレーの街と言えるほど多くのカレー屋が存在する神保町。
スパイスの効いた本格派や辛いカレーもいいが、やはり普段使いのカレーとは、まんてんさんのような「ライスカレー」を指すのではないかと思う。
早くて安くてウマイの3拍子揃ってて、しかも超お腹いっぱいになれて4拍子揃ってるしな〜(^-^)
神保町でカレー気分の時は、またお邪魔したいなぁ。
次回は、ウインナーカレーを試してみたい。ウインナーだけに子供心に帰れるカレーなのかなぁ。。楽しみぃ♪
ご馳走さまでした~!
店名:ライスカレー まんてん
TEL:03-3291-3274
住所:東京都千代田区神田神保町1-54
最寄駅:神保町 水道橋
営業時間:11:00~20:00、土11:00~16:00
定休日:日祝日(※要確認)