錦糸町駅北口から歩くこと4分ぐらい。
大通りから少し入った静かな路地に「お食事処ときわ」はあります。
お食事処ときわ@錦糸町
外観は飾らないオレンジ色がメインカラーなっていて、純和定食屋という雰囲気。
店頭には定食メニューが価格入りで表記されてるので明朗会計。安心して入店可能だ。
和定食屋という感じだが敷居の高さは全くない外観。まずは店頭の白い暖簾をくぐり入店してみた。
店内は厨房に面したカウンター席が8席と奥に4人がけの小上がり席がある狭い店内。
所狭しと壁に貼られた短冊メニューを見てみた。
メニュー
- 生姜焼き定食 700円
- 肉野菜炒め定食 700円
- あじフライ定食 700円
- さば焼き定食 750円
- 焼き鮭定食 800円
- ママにお任せ定食 700円
- とんかつ定食 700円
- かつ煮定食 700円
などなどのラインナップ。700円前後でいただけるメニューが多く、比較的安い価格帯だ。
魚を中心としたメニューが多く、まさに和定食屋という内容。定食の中でも「ママにお任せ定食」が無性に気になる。。
その他、一品料理ものも準備されてて
- 湯どうふ
- スパゲッティ
- ウインナー
- 冷やっこ
- 納豆
- おしんこ
- コロッケ
- 目玉焼き
- 玉子焼き
などなども選べるようになっている。定食屋として定番の納豆や冷奴などの定番オプションも準備されてる。
どの定食メニューも気になるところだが、かつ煮定食が無性に気になり、早速オーダーしてみた。
厨房内では女性一人が切り盛りされてて、メニューにもあるままにお任せ定食の「ママ」なのだろう。
かつ煮はカツに衣を付けるところから作られてて、かつが揚がったなら片手鍋で煮込んでいるようだ。
カツを事前に揚げて準備されたものを煮るんじゃなくて、一からカツを作るあたりは、なんか期待感が高まるなぁ。
店内にはスポーツ新聞などが置かれているので、昨今の世情でも読みながら定食ができるのを待つ。
そしてスポーツ新聞を10分ほど読んでいたら、かつ煮定食が供された。
かつ煮定食
大きめの平皿に盛られた「かつ煮」。
たっぷりの卵で閉じられていて、黒い出し汁とのコントラストがなんとも美味そうだ。
まずはかつ煮を一口頂いてみた。
甘い味付けの出し汁でヒタヒタになったカツは衣までしっかりタレが染み込み、口の中にカツと甘辛出し汁の旨味が広がる。
出し汁は甘み強めで、どこなくホッとする手作り感が漂う味わいだ。
カツ自体は衣まで入れて1センチほどの厚みで豚の脂も乗っていて、衣に染み込んだ出し汁と絡むとジュワッと美味しくいただける。
ふわふわに仕上がった玉子がかなりタップリ目なのも嬉しい。
玉ねぎも少量入っていて、出し汁の甘みに玉葱の甘味が更に加わるのもいい感じだ。
ご飯は大きめの茶碗に盛られていて、大皿に盛られたカツ煮に合わせてガツガツとかきこめる量。
カツ煮を御飯の上でツーバウンドさせて食べるのもいい。
どことなくカツ丼的な感じもするが、紛れもなくかつ煮という1つの料理をご飯とともにかきこむ感じがいいカツ煮だ。
味噌汁は豆腐とワカメの味噌汁で優しい味わい。
漬物はキュウリの浅漬もついていて、ご飯のお供も事欠かない。
そして、かつ煮を食べ続けるのだが、標準的な大きさのカツとはいえ甘辛の出し汁が染み込んでいて食べやすく、普通のとんかつに比べても玉子や出し汁の美味さも加わり満腹モードで完食だ。
食べてみると、、
甘めの出し汁がしっかり染み込んだ「かつ煮定食」。
和風で甘めの出し汁がナカナカ美味で、ご飯がガツガツ進むカツ煮だった。
一からカツを揚げて、更に一手間かけてカツを煮込む「かつ煮」。手間と時間をかけた料理は美味しい!という方程式が見事に成り立ったカツ煮だった。
昨今では定食屋でもなかなか出してるところも少ない「かつ煮」。
居酒屋のメニューでたまに見かけることを考えると、カツ丼のご飯抜きでお酒のツマミとして食べることを前提としているのかもしれない。
お酒のお供として食べる少し濃い目の味わいな部分で考えると、ご飯に乗せること前提のカツ丼のアノ味わいとは違う別物の料理だと今回わかった。
細い路地にひっそりと佇む定食屋「お食事処ときわ」。
錦糸町に来るときはまたお邪魔したい。
次回は肉野菜炒め定食の方も試してみたいなぁ。
ごちそうさまでした〜!
店名:お食事処ときわ
TEL:03-3625-2934
住所:東京都墨田区錦糸3-8-4
最寄駅;錦糸町駅
営業時間:11:30〜13:30,17:00〜19:30
定休日:日曜日(※要確認)