金子半之助（三越前、新日本橋/天丼・天重）

盛りのイイ天丼がＣＰ良く旨い「金子半之助」

日本橋の三越前の中央通りから一本入った裏路地。飲食店が密集する地帯にお店はありました。
木の格子をあしらった日本風の佇まいで、店内の様子を外から見ることはできません。

お店に近づいただけで、美味しそうなごま油のかほりがぷーんと漂ってきます。

開店前にお店に到着しましたが、店頭のベンチには５人ほど待たれてる方がいらっしゃいました。

並んでいる間に店員さんがオーダーを取りに来てくれるようでした。メニューは天丼しかないようです。

メニューは、
江戸前天丼　８８０円
（※穴子や海老が苦手な場合は他の食材に変更可能）
大盛り　１００円
味噌椀　１００円
飲み物は
アサヒ瓶ビール中瓶　６００円
アウグスビール小瓶　６００円
コーラ零　２００円

テイクアウトのお土産メニューは。
江戸前天丼弁当　１３５０円（１５時以降販売）
がりごぼう１８０ｇ　５００円
揚げ玉　１２０円

その後お店が開店し１Fの店内に案内されました。厨房を目の前にしたカウンター席で５人も座れば満席になるほどの狭さです。２人以上だと２Fの席に案内されてました。テーブル席があるのかな。。。

目の前では天ぷらを揚げたり、丼に盛ったりの一連のオペレーションがよく見えます。
天ぷらの盛り方やタレのかけ方など一つ一つにコダワリがあるようで職人気質さが見てて気持ちがいいですね。

天ぷらを一つ一つ丁寧に盛り付けて、満遍なくタレが注がれ、最後は足りないところにハケでタレをちょんちょんと染みこませています。
味噌汁に豆腐を入れるタイミングなんかもけっこう気遣っているようでした。豆腐が５ミリ角ぐらいの小さいものなので煮崩れを気遣ってか、鍋に入れるのは提供直前に入れられていました。

まずは味噌汁、次に天丼の順で供されました。
見た目に天ぷらの盛り加減がとても素晴らしい天丼です。

丼からはみだした穴子、仲良く２匹並んだ海老ちゃん、小さく食べやすいサイコロ状に切られたイカ天、玉子を素揚げした半熟玉子天、ししとう、海苔を揚げたものが丼の上にこれでもかと言わんばかりにのってます。一見すると天ぷらの盛りで御飯は見えませんね。

まずは海老天にガブリとかぶりつきました。プリプリの身で触感が良く、衣もサクリとしてタレが染みこんでます。穴子は食べ応えのある大きさで脂のノリは少なめで若干モサッとしてます。天丼の穴子はこのくらいの脂のノリが丁度いいですね。

半熟状の玉子の天ぷらをぶちゅーと割ると御飯にじんわりと広がりイイ感じです。ごま油のきいた卵かけごはん（TKG)でかき込みました。

タレの具合は非常に上品な感じです。醤油のトガッた感じは抑えられサラッとしていて甘みのあるタレです。

テーブル上には食べ放題の「がりごぼう」がありました。ガリとごぼうと昆布が入っていて、ごぼう独特の香りはガリの酸味に抑えられサッパリとしています。ごぼうのザクッとした繊維の食感は残っています。大根の細切りもサッパリと仕上げてあり、天丼の箸休めとしてどちらも美味しく頂けました。

食べて終えてみると、普通盛りでもかなり多く、成人男子にには十分な量でした。
少食の方は、ご飯少なめも対応可能でした。

最後にお勘定を済ませお店を出ると、３０人位の大行列が出来てスゴイことになっていました。お昼休みを気にしないでガッツリいけそうなリーマンの方や若いOLさん、三越でお買い物帰りの高齢の女性の方など、老若男女みなさんに大人気の天丼屋さんでした。

お江戸の中心「日本橋」で盛りのイイ江戸前天丼が８８０円で食べられるのですから、行列も当然ですね。日本橋でこの内容なら普通なら１０００円以上は当たりでしょうし。。すばらしいCPの江戸前天丼に大満足でした！

行列のない良いタイミングでしたら、また訪問したいと思います。
次回はごはん大盛りでさらにガッツリと。。。

店名：金子半之助
TEL：03-3243-0707
住所：東京都中央区日本橋室町1-11-15
交通手段：東京メトロ銀座線三越前駅、ＪＲ新日本橋駅
営業時間
[月〜金] 11:00〜16:00（15:30 L.O.）
17:00〜22:00（21:30 L.O.）
[土・日・祝] 11:00〜21:00
定休日：不定休