福岡市の中心街「天神」から2駅の平尾駅。
その平尾の街のほぼ中心の静かな住宅街に「ウエスト」はあります。
生そば・うどんウエスト@平尾店
福岡といえば、うどん発祥の県として全国的にも有名(?)で、うどん店も数多く存在する。
そのうどんチェーン店の中でも、地元民に愛され続けてる「うどんウエスト」は、まさに福岡人の生活に密着したうどんチェーン店と言っても過言ではないだろう。
今回訪問したのは、福岡で愛され続けるうどんチェーン店「「ウエスト」の平尾店だ。
以前は「うどんのウエスト」として営業されてたのだが、昨年から「生そば、うどんのウエスト」に業態変更してるようだ。
今回は晩酌がてらの、シメのうどんコースを狙うべく、訪問してみた。
17時からは居酒屋「生そば、うどん、居酒屋のウエスト」としても営業されてて、一杯やるのにヨサゲな感じだ。
早速入店してみた。
店内はカナリの広さがあり、テーブル席がメインだが、1人メシのかた向けのカウンター席なんかも準備されてる。
まずはメニューを見てみた。
メニュー
メニューの表紙には、そばの写真のみ掲載されてて、うどん感はいっさいない。
しかも、「そば3玉まで同一価格」と表記されてる。蕎麦イチオシなのか。。
メニューを開いてみると、そばメニューのオンパレードで、
- かけそば 380円
- ごぼう天そば 490円
- 鴨南 850円
などなどのラインナップ。一番オススメのでかい写真は「梅しぐれそば620円」となってる。
丼とのセットものも準備されてて、
- かき揚げつけ 660円
- 海老天ざる 780円
- 山かけ丼セット 800円
などなどのラインナップ。
メニューを開いた3面とも、すべて蕎麦のラインナップだ。
うどんはページ最後の1面のみにあり、
- かけうどん 280円
- ごぼう天うどん 390円
- 丸天うどん 420円
などなどだ。
うどんの相棒の飯物としては、
- 高菜葉巻おにぎり 110円
- 白おにぎり 100円
うどん店として展開してきたウエストなのに、博多うどんの相棒とも言える「かしわめしのオニギリ」がない。なんで!?
うどんの老舗のウエストなんで、まさかとは思い、若いおねいさん店員さんに聞いてみたところ、なにやら奥で確認されてきて、「かしわのオニギリは販売してませ〜ん♥」とのことだ。
ここは福岡だぜぇ。。うどんの老舗なのに、かしわめし無いのかよぉ〜!!
まじ信じられないけど、おねいさん店員がカワイイのでスルーだ。。
というわけで、気を取り直して、まずは生ビールだ。
そして居酒屋メニューを見てみた。
居酒屋メニューは200円、300円、400円メニューに綺麗に分かれていて、
200円
- ごぼう天
- フライドポテト
- 枝豆
300円
- コーンバター
- だし巻き玉子
- タコさんウインナー
400円
- 焼き餃子
- 豆腐明太焼き
- カツとじ
安い!居酒屋のメニューとして壮絶に安すぎる!
内容ごとに価格がステップアップするラインナップ。
価格帯とメニューの写真から、どのツマミもお得感アリアリな肴陣だ。
まずは、ツマミの定番ポテトフライ、竹輪の磯辺揚げ、をお願いしてみた。
両方200円のオツマミで合計400円。関東の激安居酒屋でも1品で400円ぐらいやし、なんか非常に期待感が高まる。
生ビールが供されてから、10分ほどで、ポテトフライが供された。
ポテトフライ
いわゆるオーソドックスなポテトフライなんだが、皿にこんもりと盛られててナカナカボリュームがあり、200円とは思えない。
別皿でケチャップも一緒に供されるので、大量にディップしながらビールを進める。これはイイつまみだぁ♪
揚げたてアツアツで供されるポテトフライ。
見た目、価格からして、冷凍系は間違いないが、このポテトフライが200円なのはカナリ満足度が高い。
ちくわの磯辺揚げ
衣をまとった磯辺揚げも揚げたてアツアツで供され、口に含むとハフハフオイヒーモード。ビールがススム〜♪
皿の脇に盛られた大根おろしを合わせるとコレまたサイコー。のり弁マニアで良かったと思える一瞬だ。マジうまい!
200円オツマミもナカナカのボリュームだが、こんだけ安いともう1品たのみたくなる。。。
メニューを見てみると、300円メニューの中にあるニラ玉の写真が、なんだか誘惑のビームをオレに放ってる。。。これは頼まねば!
というわけで、ニラ玉300円も追加。飲み物はハイボールにチェンジをば。ウェーイ♪。。
ニラ玉
平皿に盛られたニラ玉。
ビビッドな黄色の玉子の中に、ニラの濃い緑色がなんとも挑発的。
早速頂いてみると、こちらも出来たてアツアツ状態で、ハイボールが進む。
玉子の半熟加減がいい塩梅で、ニラ風味が絡んできていい塩梅。
味付けの塩コショウのみでバツグンのパフォーマンスのツマミ。300円は安すぎるだろう。。
いやー!
おつまみ3種で700円。
いい居酒屋でした〜。ごちそうさま〜!
。。。
というわけにはいかない。。
うどんのウエストなんだから、シメにうどんを食べなきゃ!!
でも、なにげに周りのお客さんの注文は蕎麦の方がホトンドなのだ。
ここは福岡だろう?
うどん県ではないのか。。。
しかもうどんの相棒かしわめしもない。。
というわけで、周りの空気に流され蕎麦をオーダーだ。。(優柔不断。。)
とりあえず、おつまみでお腹もいっぱいやし、ザルそばでズズッといこう。
3玉まで無料のお言葉に甘え、大盛り目一杯の3玉で!
冷たい蕎麦の中から「阿蘇山盛り550円」をオーダー。阿蘇山なのが、なんとも九州ならではという感じだ。
そして10分ほどで、阿蘇山盛りの蕎麦が供された。
蕎麦@阿蘇山盛り
ぬっおおお〜!
洗面器を彷彿とさせるほどのデカイ器に盛られた蕎麦。どうでもいいのだが、顔を洗う洗面器でなく、タオルを洗う方のデカイ洗面器だ!
白い蕎麦麺には黒いツブツブが見えて、蕎麦ガラなのだろうか。
まずは、つけ汁にワサビ、ネギを投入して頂いてみた。
ほほぅ。
ひんやりとした蕎麦は、
蕎麦の風味は抑えめだが、ナカナカ味わい深い蕎麦だ。
ツユは蕎麦つゆとしては、割と標準的な味わいで、九州醤油ベースなのか、関東お蕎麦に比べると若干甘味が強い。
麺量3玉はカナリの量で、食べても食べてもナカナカ減らない感覚だ。
ただ、食べやすいお蕎麦なんで、ガッツリツマミ3品アルコール摂取のあとでも、ツルッと食べられる。
3玉は多いよ〜!とか思いながら啜ってみたが、わりとサクっと完食。以外とかローリーは低そうだ。
最後は温かい「そば湯」を頂き、残った蕎麦つゆに注ぎダシ汁の余韻を楽しむ。あったかいんだからぁ♪
蕎麦って甘いモノと一緒で、入るところが違うのかなぁ。。
食べてみると、
はじめは、隅に追いやられたウドンやかしわめしの存在から、「うどんのウエストなのに、なんでやねん!」とも思ったが、意外にもシッカリと味わい深い蕎麦で満足度が高かかった。
そば3玉まで無料で増量可能なのも、ガッツリ食べ盛り世代としてはウレシイ限りだ。
居酒屋の使いとしても、安いおつまみ系の充実度が高く、コストパフォーマンスの高さがキラリと光るTHE居酒屋という感じだった。
一つだけ残念だったのは、かしわめしの存在が消されてた点だ。
以前おじゃました東京町田の「生そばウエスト」とほぼ変わらない飯物構成。
「関東圏で蕎麦がメインで、うどんが脇役=かしわめしは無い」は分からなくもないが、ウドン発祥県たる福岡では、メイン提供が蕎麦であっても、かしわめしだけは置いとくべきたとマジ思った。
おかず不要の「かしわめし弁当」の記事はこちら、、うどんの相棒としての「かしわめし」という存在でなくても、かしわめし単体は福岡のソウルフードであることは、忘れてならない事実やとマジ思う。
福岡ではそれぞれの家庭での味付けレシピの「かしわめし」があるわけやし、スーパーやコンビニでも当たり前に売られてる「かしわめし」。まさに福岡県人にとって「かしわめし」はソウルフード以外の何物でもない。
おかずのない「かしわめし弁当」なる駅弁もあるくらいの、カシワメシLOVE県民なのだし。
ウエストというと、うどんメインの店でも蕎麦は食べられるし、蕎麦メインのお店でもウドンは食べれる。
だのに、なぜ、そばメインのお店に「かしわめし」がないのか。
福岡うどんウエストLOVEな存在としては、心にポッカリと穴があいた気分だ。
生そばウエストの方でも「かしわめし」の提供が始まるといいのになぁ。。
でも、そば気分の時はまたおじゃましたいなぁ。
次回は、イチオシだった「肉つけそば」と居酒屋メニューの「もつ鍋」を食べてみたいな。できれば、かしわめしに合わせてみたい。。
ご馳走様でした〜♪
店名:生そば うどん ウエスト 平尾店
TEL:092-534-3891
住所:福岡県福岡市中央区平尾3-6-11
最寄駅;西鉄平尾駅、西鉄バス一本木
営業時間:24時間営業(居酒屋メニューは17:00から)
定休日:無休(※要確認)