あうんの呼吸で供される絶品中華そば。住宅街でひっそりと佇む「白河中華そば」@仲町台
休日の12:30頃に訪問。店頭には8人ほどの列が出来ています。列の待ち人は老若男女問わずいろんな年齢層の方が並ばれていました。
お店は大通りから一本入ったところにあり、静かな住宅街の中にひっそりとある感じです。
10分ほど並んで入店することができました。店内は厨房を囲うようにL字のカウンターになっています。壁にはポスターやサインなどが貼られていました。
店員は大将と奥さんらしき女性、若いおねいさんの3人でした。3人は殆ど会話をしないで最低限必要な言葉だけを掛け合い、あうんの呼吸でラーメンを作られていました。店内は厨房内にあるテレビから流れる音だけで、お客さんもみなさん真剣にラーメンをすすられており、店内は静まりかえっています。
メニューを見ると大分類で中華そばと支那そばに分かれていて、他には、ざる中華、焼豚麺、わんたん麺などがあります。トッピングは煮たまごと海苔のみです。
今回は中華そば煮たまご入りをオーダー。店員のおねいさんに大盛りと普通盛りの具合を聞いてみたが、丼の大きさを見せてもらい普通盛りで頂くことにしました。
厨房内では大将が麺を茹でてトッピングを女性とともにやられています。
ずんどうに投入する麺は人数分を大将がぐわしとつかみ、容器にいれて鍋に投入します。ずんどうに入れて茹で上がった頃に一人前ずつザルですくいあげて麺を丼に投入されてます。一人前ずつザルに入れて茹でるタイプが全盛のなか、一気に茹でて一人前ずつ取り分けて湯切りをやるのには感心しました。麺茹での際にかき混ぜる棒は細い竹をつかわれていました。
焼豚は網の置かれた炭火焼機の上で蓋をして一枚一枚きちんと炙られていました。
注文から5分ほどで目の前のカウンター上段にラーメンが置かれました。
見た目に美しい中華そばです。スープはうっすらと茶色く透明感があり透けて麺が見えます。トッピングは焼豚、煮たまご、シナチク、ほうれん草、海苔、ネギ、そしてチャーミングなナルトが真ん中に鎮座します。
まずはスープを一口。やさしいスープのなかに奥深いコクがあります。鶏ガラとまろみのある醤油味。動物系のコクが後を引きます。表面にはうっすらとした油の玉が浮いています。
麺は平打ちのちぢれ麺。表面は光沢がありツルっと食べられ食感がイイです。麺をすするとスープも上手くたぐり寄せてくれるおいしい麺でした。
焼豚は脂分が少なく塩気も少ないシンプルな味わい。提供前にきちんと炙っていた炭火の風味がふんわりと漂います。シナチクは柔らかめで割りとしんなりとした感じでした。ほうれん草はラーメンをすする間にチョト箸休め的な感じです。
煮たまごは文字通り味玉ではなく煮てあるタマゴ。コクのあるスープと一緒にチュルンと食べると格別です。煮加減は若干固いので玉子単品で食べると若干モサっとしそうな感じです。
そして無我夢中にスープを絡めさせた麺をすすり、レンゲですくえない最後の一滴まで丼を持ってスープを飲み干してしまいました。
中華そばというジャンルでありながら、しっかりとしたコクが伝わってくる中華そば。
ちぢれ麺のスープたぐり寄せがステキで、トッピングの焼豚も寸前に炭の風味を封じ込めたりと、かなり満足な中華そばでした。まわりのリーマンらしき常連さんが焼豚麺を頼んでいたのも納得でした。持ち帰り用の焼豚も、バラ焼豚とモモ焼豚と準備されているようでした。きっと焼豚がすごい人気なんですね。
しばらく通い続けてしまいそうです。
次回は焼豚ガッツリの焼豚麺を食べてみたいと思います。
店名:白河中華そば
TEL:045-944-1448
住所:神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎南2-15-19
最寄駅:横浜市営地下鉄ブルーライン 仲町台駅
営業時間:11:30〜15:00 17:00〜20:00(土・日・祝は11:30〜16:00・17:00〜20:00)
定休日:火曜日、第三水曜日