超絶品かしわうどん!折尾名物かしわめし弁当の老舗!東筑軒 本店(福岡)

福岡県北九州市。JR折尾駅が最寄駅。
西口を出た目の前に東筑軒本社うどん店はあります。

東筑軒本社 うどん店@北九州折尾

東筑軒本社うどん店@北九州折尾

位置的に折尾駅は、小倉駅と博多駅の間にある在来線の駅で、どちらかと言うと小倉寄り。

快速は止まるんだけど、わりと小じんまりとしたローカルで味のある駅だ。

ローカルな駅、折尾駅の誰もいないホームと線路

その駅前に本社を構える東筑軒さんの脇にうどんの東筑軒はあります。

東筑軒本社と横にあるウドン店

東筑軒というと「折尾名物かしわめし弁当」という駅弁が有名で、博多駅や小倉駅など、福岡の主要な駅でGETできる、おかず不要の激ウマ弁当だ。

折尾名物かしわめし弁当の東筑軒本社

「かしわ」とは鶏肉のことで、「かしわめし」は鶏肉を入れた炊き込みご飯。福岡や九州北部で食べられてるポピュラーな郷土料理だ。各ご家庭のオリジナルレシピもあるほど、福岡人に愛され続けてるメシものだ。

おかず不要!福岡の絶品駅弁!折尾名物かしわめし弁当 東筑軒(博多駅) : B級グルメランチ紀行.

その東筑軒さんがある折尾駅では、昔から駅のホームで駅弁の販売がされてて、電車が着く度に、お弁当を首から下げた販売員さんがお弁当を売ってる。

折尾駅で今でも売られてる駅弁の立ち売り販売

「おべんと~、いかがですかぁ~!!」

昨今は、コンビニやキオスクなどが駅弁ゲットの主流ではあるが、この駅弁の立ち売りの姿を見ると、ああ、折尾名物のかしわめし健在やと何だか安心でき、歴史の重みを感じる。

うどん店の青いノレン

店頭には「折尾名物かしわめし」の旗がたなびいてる。

青いノレンをくぐり、早速入店してみた。

店内の立ち食いカウンター席

店内は厨房に面したL字の立ち食いカウンター席のみで10人ぐらいで一杯になりそうな狭いお店だ。

まずは券売機で食券を購入。
券売機はタッチパネル方式で、なんだかハイテクだ♪

タッチパネル方式の券売機

メニュー

写真付きメニュー

メニューは基本的にうどん、そばともに同じ値段で、

  • かけ 360円
  • きつね 410円
  • 丸天 410円
  • ごぼう 410円
  • 全部 560円

安い。壮絶に安い!!

キホンテキにどのトッピングうどんを頼んでも「かしわ」は標準装備で、かけうどん=かしわが乗ってる形だ。
かしわが乗るだけなんだが、かけうどん価格の設定はマジありがたい!

「全部のせうどん」の具材写真と560円という値段が鮮烈な印象だが、「かしわうどん」という折尾名物と、福岡ならではの「ゴボウ天」がのった「ごぼう天うどん」をぽちっとな。

オススメのミニかしわめしとカレーセットのメニュー

うどんの相棒として「かしわめし弁当」の選択肢もあるが、うどんの相棒用としてミニかしわめし260円も準備されてる。うどんとセット注文なら、な、なんと210円!!

本家かしわめし弁当の写真付きメニュー

ノーマルかしわめし弁当も置かれてるのだが、量が多く腹パンパンになりそう。。

うどんをメインにしたミニかしわめしの存在はマジありがたいなぁ。

かしわめし弁当直売所と書かれた立看板

厨房内では女子店員さん3人で切り盛りされてる。

店内の壁にはられた短冊メニュー

店内はナカナカの人の入りようで、サラリーマンの方、ガテン系の方、OLさんなどなど、みな思い思いにウドンを啜れれてる。

なぜだかウドン+かしわのオニギリを注文される方がほとんどで、オプションのミニかしわめしを頼んでる人は少ない。

そして食券を渡して1分ほどで、うどん&かしわめしが供された。

うどん&ミニかしわめし

ごぼう天かしわうどんとミニかしわめし

ぬぅおおお〜!キタ━(゚∀゚)━!
ごぼ天でかっ!麺が見えないぐらいガッツリ盛られてる!

麺が見えなくなるほどのトッピングうどんと、かしわめしのビビッドな3色構えがなんとも食欲をそそる。

まずはうどんを啜ってみた。

かしわうどん@ごぼう天

麺が見えなくなるほど図太いごぼう天が盛られた、ごぼ天かしわうどん

うどんの上には太めのゴボウ天が5本と、鶏肉が細切れになった「かしわ」が盛られてる。

まずはスープを啜ってみた。

澄み切った透明のスープで、まさに福岡のうどんというビジュアルだ。
透明に澄み切ってて薄そうに見えるんだが、ダシはシッカリ立ってて、ナカナカうまい。

うどん麺は細麺ツルシコ、プルプル柔麺タイプ

うどん麺は細麺を使われてて、プリッとした食感がなんとも楽しい。

麺のコシはわりと抑えめで、博多うどんを彷彿とさせるヤワさ加減だ。

うどんに盛られたかしわ

かしわのお肉は、かなり小さい細切れになった状態で入ってて、単体で食べると甘辛く煮込まれた味わいが口に広がる。

かしわ(鶏肉)を箸で持ち上げてみた

甘辛い味付けなんだが、どちらかというと甘さが強調された味付けになってて、鶏肉のうまみと甘さのコラボという感じだ。

がっつり図太いゴボウ天が5本

ゴボウ天がこれまた絶品で、フニャッと汁を吸った衣の中には、かなりの太さのゴボウがゴリゴリっと入ってる。

かなりの太さではあるが、あらかじめ煮てあるようで、ゴリッとしてるけど軟さもある、ナカナカ食感の楽しいゴボ天だ。

そして、うどんの相棒「かしわめし」も頂いてみた。

ミニかしわめし

小さく四角い器に盛られた、ミニかしわめし

一回り大きな「升」のような器に盛られたミニかしわめし。

表面は3色に分かれてて、かしわ、錦糸卵、海苔ゾーンに分かれてる。

まずは、かしわゾーンを頂く。

かしわめしゾーンを箸で持ち上げてみた

うどんの上に乗ってるかしわと同じく、甘味が強調された鶏肉の細切れが乗ってる。

鶏肉の下には、鶏のダシで薄っすら味付けされたご飯が鎮座する。

鶏肉の甘味+ごはんに付けられた絶妙な甘味が、グイグイかしわめしを進めてくれる。うまい。

錦糸卵ゾーンは、甘から鶏肉がない分、ダシの効いたご飯のうまみをストレートに味わう感じだ。

鶏肉、錦糸玉子、海苔の3色で彩れれたかしわめし

そして最後の海苔ゾーン。
鶏のダシの効いたごはんと刻み海苔の磯の風味がコレマタ格別。

かしわめしの底にある空気を取り入れるザル

食べ進めると、器の底はザルのようなものが敷かれてて、容器の下には穴が開いてる。せいろ蒸し的に作られてるのか、なんだかかしわめし1つに対するコダワリを感じるなぁ。

ノーマルなかしわめし弁当も木の容器に入れられてることを考えると、東筑軒の「かしわめし」の本気モードにマジ感動。

「かしわめし弁当」を単体で食べるのもなかなかオツだったが、うどんの相棒として食べる「かしわめし」もナカナカ味わい深いものがあるなぁ。茶碗一杯分チョイぐらいの量も、うどんの相棒としてカンペキやし。

そしてウドンも啜りおわり、かしわめしもかきこみ、最後はウドンの残ったスープを頂く。

この残ったウドンのスープには、甘く味付けされた「かしわ」の細切れが残ってて、甘い味付けがスープに流れ出てる感じもタマラナクうまい。

ごぼう5本とかしわが盛られた「かしわうどん」

最後は甘味が加わったスープを完飲。まじヤバイくらいうまい。

店頭に掲げられた「折尾名物かしわめし」のノボリ

食べてみると、

鶏肉のダシで炊かれた、甘いかしわが乗った「かしわうどん」。

今回、かしわが標準で乗ったゴボウ天うどんを頂いたが、ごぼう天うどん単体では絶対に味わうことのできない「かしわ」のウマミが堪能できて最高のうどんやった。

店内に飾られた新聞メディアで紹介された記事

肉うどんの味付けがスープに流れる方程式と同じで、甘く味付けされた鶏肉のウマミがスープに溢れる、最高のうどんだ。

ノーマルタイプの大きめの「かしわめし弁当」のサンプル

しかもその味付けは、アノ駅弁で有名なかしわめし弁当の「かしわ」なのだかから、かしわめし弁当フェチにはたまらない一品だろう。

また、うどんの相棒として東筑軒では絶対に抑えておきたい1品「ミニかしわめし」が選択できるのも何ともウレシイ。

ごぼう天かしわうどん

かしわが乗ったかしわうどんと、ミニかしわめし弁当。

Wかしわでウレシサ2倍2倍~♪
満足度は5倍ぐらいの勢いのある、かしわうどん&かしわめしに大満足だ。

これから「かしわめし弁当」を食べる人も、もうすでに「かしわめし弁当フェチ」の人にも、カナリおすすめの「かしわうどん」。

ローカルな駅、折尾駅西口の前の通り

かしわめしファンや気になる方は、是非とも途中下車してでも「かしわうどん」を食べてみてくださいね~。

駅に掲げられた「若人の笑いあふれる折尾駅」の案内

かしわうどんが気になったら「折尾駅で降りおー!」。。

折尾駅の鹿児島本線のホーム

かしわうどん気分の時は、またお邪魔したい。

次回はやはり全部乗せうどんを食べてみたい。
全部の具が乗ったアノ内容でアノ値段は、あきらかにお得すぎると思う。

折尾駅の駅名

ご馳走様でした〜♪

店名:東筑軒 本社うどん店(とうちくけん)
TEL:093-601-2345
住所:福岡県北九州市八幡西区堀川町4-1
最寄駅:折尾駅
営業時間:7:00~19:00(ラストオーダー18:30)
定休日:年中無休