タモリも絶賛!移転先の住吉でも激ウマごぼう天は健在だ!うどん平

博多、うどん平の肉ごぼううどん

博多駅から歩くこと10分ぐらい。バスだと博多駅から1停の駅前4丁目〜2停の住吉が最寄り。

メインの住吉通りから少し入ったところに「うどん平」はあります。

うどん平@福岡住吉

うどん平の外観

以前は博多駅から少し歩いたところ、キャナルシティの近くで営業し人気を博していたお店だが、2019年の夏頃に今の場所に移転して新店舗として開店しているようだ。

以前、博多駅の近くにあったお店には何度か訪問し、感動のうどんを堪能したのは記憶に新しいところ。。

移転してからの訪問は初で、胸高鳴る!あのサクサク衣のゴボ天は健在なのか。。早速開店時間に合わせ訪問してみた。

開店前にはお店の前に行列ができるほどの人気ぶりは以前のお店と変わらず、今回もオープン30分前に行ってみたが20人ほどの行列。相変わらず人気店のようだ。

うどん平の開店前の行列

行列の最後尾に並び開店を待つ。なんとかギリギリで1ロット目のでの入店にこぎつけ入店。

暖簾をくぐり店内へ。

うどん平の緑のノレン

店内は明るめの木をあしらった佇まいで、以前の昔ながらの感じのうどん屋の店内からは変わって、シックで明るくモダンな和風の佇まいに仕上がってる店内だ。

厨房に面したカウンター席とテーブル席の構成で、テーブル席でも昼時の混み合ってる時間は相席も当たり前の店内だ。

まずは壁にかけられたメニューをみてみた。

メニュー

壁にかけられたメニュー1 壁にかけられたメニュー1
  • かけ 300円
  • たぬき 400円
  • 月見 400円
  • 丸天 400円
  • ごぼう 450円
  • 肉 550円

などなどのラインナップで、博多うどんとして安心できる価格設定。

メニューの札が反対向きで文字が見えないのは「えび」で、入荷がないときは提供されない、もしくは入荷しても数量限定なので無くなり次第終了。移転前のお店で食べたことがあるが、皮までサクサク楽しめる「エビ天」があるときは、必須で注文が必要なの要注意トッピングアイテムだ。

その他、うどんの大盛りは100円アップ。

「合わせ」と書かれたメニューは、2つのうどんトッピングの組み合わせで、高い方のうどんにプラス100円アップでトッピングが追加可能だ。

うどんの相棒の「かしわめし」も150円で設定されてて、こちらも博多うどんの店では見逃せないアイテム。

以前のお店で「かしわめし」は、「かしわのおにぎり」で提供されてたが、かしわめしとして茶碗で提供されてるのは博多人としては嬉しい限りだ。

メニューの中から、肉うどん+ごぼう天(博多では通称ごぼ天)の肉ゴボウをオーダー。

うどんの相棒「かしわめし」も忘れずにオーダーだ。

店内のカウンター席

店内はお昼前なのに満席の状態で、店頭にも若干の行列ができてる。

厨房内では大将がうどんを伸ばしながら作られてる。

うどんの生地を伸ばしながら目の前で作られてて、まさに出来たてのうどんが提供されてる感じだ。このあたりは移転前のお店から変わらないスタイルだ。

厨房内でうどんを伸ばす大将と、うどんを作る女性店員さん

うどんを温めたり、トッピングを乗せるのは女子の店員さんたち。

以前のお店から、うどん麺の温めをするのは以前とかわらないオバちゃんで、何だか安心感を覚える。

うどん平の店頭の看板

ごぼう天うどんといえば福岡出身のタモリも絶賛するうどん。

うどんといえば四国讃岐が全国的には有名で発祥県と思われがちだ、実は福岡がうどんの発祥だということは博多人しか知らない事実がある。

福岡出身のタモリが福岡にしかないうどんトッピング「ごぼ天」を愛するのも、うどん発祥の福岡県人とし自然な流れなのだろう。

そんなこんなを考えてると、オーダーから5分程でうどんが供された。

うどん@肉ごぼう

肉ごぼううどん

ぬぅおおおおお〜!

トッピングのゴボウと肉でうどん麺が全く見えない状態。

圧巻のトッピング量でビジュアル的にも大満足だ。

まずは透明なスープを一口。

あっさり目のアゴ出汁の効いたスープなのだが、スルッと入ってくるのだがダシの旨味+コクがグッと口から鼻にかけて広がる。うまか〜!

箸で持ち上げたウドン麺1

麺はわりと平たい麺になってて、ズズッと啜ると口の中に柔らかい麺が優しく弾ける。

麺は博多うどんらしく柔らかいのだが、ただ柔らかいだけではなく、柔らかさの中にもっちりとした食感が口の中に広がる。

箸で持ち上げたウドン麺2

歯で楽しむというより口の中全体で楽しむ麺という感じで、口の中全体がなんとも楽しい麺だ。これが博多うどんの醍醐味と実感できるうどん麺だ。

ごぼう天

ごぼう天はサクサク衣に揚げられてて、そのまま食べるとサクッとした衣とゴボウの風味が口の中に広がり、まさにゴボウチップスを食べてるかのようなサクサク感を楽し無事ができる。

サクサク、クリスピーでウマウマ〜!ごぼうの風味も香ばしか〜!

ごぼう天の衣に汁にしんなり浸して、タップリスープを吸わせてフニャフニャにして食べるのもグッドジョブ。

うどんの軟さ+ごぼう天の衣の柔らかさ+ゴボウの風味がなんとも楽しい。

ごぼう天を楽しむなら、やはり「うどん平」のゴボ天を外すことはできないとしみじみ感じるごぼ天だ。

肉

ベースになる「肉うどん」のお肉もナカナカうまし。

あっさり薄味の仕上げのお肉なのだが、うどんの優しいスープの味わいと合わさると、お互いの主張しすぎない優しい味わいが一体となって、抜群のうまさを発揮する。

肉うどんとは、やはり肉が主張しすぎない、うどんと共存し、うどんと一体化されることが肉の任務だと改めてわかるお肉だ。

そして、うどんの相棒「かしわめし」を頂く。

うどんとかしわめし

茶碗に盛られた「かしわめし」は標準的な量だが、味わいがギュッと詰まった感じだ。

味わい的には、味がしっかり付けられた「かしわめし」というよりは、うどんの相棒として主張しすぎない優しい味わいという感じ。

茶碗に盛られた「かしわめし」

単体で食べると割とあっさり目の優しい味わいなのだが、うどんと一緒に食べることで主役のうどんの存在が俄然活きてくる、まさにウドンの相棒といえる「かしわめし」。メチャうまし!

卓上に置かれた柚子胡椒の器

そして「肉ゴボウうどん」すすり続け、最後は卓上に置かれた「柚子胡椒」を少し入れ、味変を楽しむ。

柚子胡椒は九州では鍋や餃子の相棒としても使われる調味料だが、うどん屋でも割と当たり前に入れるアイテム。

スープに広がった柚子胡椒の風味。
これまた味わいがグッと変わって楽しめ、最後のスープの1滴まで楽しめて完食だ。

食べてみると、、

肉ごぼううどん

博多駅の近くから移転しても相変わらずアノ博多駅近くの時代の味は踏襲されてて、むしろ以前よりも「旨くなったんやないと?」と思えるほど満足感の高いうどんだった。

スープ、麺、トッピング。そして以前のオニギリから変わった茶碗飯の「かしわめし」。

すべてが「うどんを楽しみたい!」と思う人に素直に答えてくれる味わいだと改めて感じることができた。

行列ができるのは必然だろうし、自分を含め「皆うどんを楽しみに来てる」のだと改めて感じることができた。

箸で持ち上げたウドン麺2

特筆すべきは、博多うどんの中でも独自の路線を貫く「うどん平」スタイルだ。

柔らかい麺に透明感のあるスープ。トッピングはごぼう天や丸天などの博多定番は標準装備。

一見すると博多うどんの定番は網羅され博多うどんとしてはフツーな感じなのだが、他の博多うどんとは一線を画する「うどん平」にしかない旨さがあると思う。

厨房内でうどんを伸ばす大将と、うどんを作る女性店員さん

特に提供前に切り出されるうどん麺は、独特の食感で口に含むとうどん平にしかない柔らかさが体感できる。

また、以前のお店に比べ「かしわめし」が変わった部分も見逃せない。

以前は「かしわのオニギリ」として供されてたのだが、移転先では茶碗めしで供されるいわゆる「かしわめし」スタイルに様変わりしている。

温かいままの「かしわめし」を茶碗で頂けるのは、出来たてかしわめし主義の者にはありがたい限りだ。

茶碗に盛られた「かしわめし」

博多うどんのキホンは踏襲しながらも、独自の博多うどんスタイルを提供する「うどん平」。

博多駅からも徒歩圏内で、博多うどんを味わいたい人には是非ものでオススメのうどん屋さん。これから博多うどんを味わう人も、もう味わってる人も是非試してみるべきうどん屋ではなかろうか。

博多駅博多口の外観

博多に来るときは、またお邪魔したいな。

次回はエビのあるときにエビ+ゴボウを合せ技で試してみたいなぁ。。

ごちそうさまでした〜♪

店名:うどん平 (ウドンタイラ)
TEL:092-431-9703
住所:福岡県福岡市博多区住吉5-10-7 第3住吉ハイツ 1F

最寄駅:博多駅、
西鉄バス住吉バス停、駅前4丁目バス停
営業時間:月〜金曜日11:30~16:00
土曜日11:30~15:00
定休日:日祝日(※要確認)