福岡の中心街「天神」から2駅の平尾駅が最寄駅。
静かな住宅街の間を通る「百年橋通り」沿いに、うどんウエストはあります。
うどんウエスト@那の川店
福岡というと、ラーメン、もつ鍋、明太子、なんかがイメージの県だが、実はうどん発祥の県でもあり、うどんLOVEな街だ。
博多にある承天寺というお寺には、うどん発祥の石碑もあり、ウドン文化の根強さを物語ってる。
その「うどん」のなかでも、「ごぼう天うどん」通称「ごぼ天」は福岡県民に愛されてやまないソウルフードといっても過言ではないだろう。
今回は、福岡県でうどんチェーン店を展開する「ウエスト」にお邪魔しました。
昨今は多角経営で、ウドン以外のものにも手を出してるウエストだけに、原点の姿たる「うどん専門店」に期待を抱き訪問だ。
最近は近所の平尾店「生そばウエスト」で、かしわめしが無かったことで記憶に新しい。
外観は和風な佇まいで、ノボリにはうどんの文字が見える。
お店の前には6台ほどの駐車場も完備してて、車での訪問にも安心だ。
まずは店内に入り、テーブル席に案内された。
店内は、テーブル席中心で、厨房に面したカウンター席が1人席用のようだ。
テーブル席に案内され、まずはメニューを見てみた。
メニュー
- かけうどん 280円
- 月見うどん 370円
- ごぼう天うどん 390円
- 丸天うどん 420円
などなどのラインナップ。安い。300円あれば、とりあえず「かけうどん」は啜れる!
基本的にうどんのウエストなんだが、蕎麦も同じ値段で供されてるようだ。
丼ものとのセットもあり、
- かき揚げセット 710円
- イカ天セット 740円
- カレーセット 710円
などなどが準備されてる。
うどんの相棒の飯物は、
- かしわのおにぎり 2個200円(1個100円)
- いなり 3個180円(1個60円)
- 高菜葉巻おにぎり 2個220円(1個110円)
などのラインナップ。
前回、生そばウエストを訪問した時は、かしわのおにぎりが無くて悲しい思いをしたが、うどん専門店のウエストは、かしわのおにぎり健在でひと安心だ。
メニューの中から、福岡ソウルうどんとも思える「ごぼう天うどん」と、うどんの相棒「かしわめし」をお願いしてみた。
店内は、家族連れや一人飯の方など、思い思いにうどんを啜られてる。
うどんと蕎麦の両方を提供されてる「うどんのウエスト」だが、ホトンドの方がうどんを食べられてて、福岡のうどん文化の根強さ実感することができる。
周りの方の注文を聞いてると、やはりゴボウ天うどんは一番人気のようで、丸天うどん、肉うどん、なども人気のようだ。
そして10分ほどで、ごぼ天うどんが供された。
ごぼう天うどん
スープの上には、衣がついたゴボウが大量に鎮座してる。
うどんのスープは博多のうどんらしく、透明感のある関西風のダシ汁だ。
卓上の入れ放題のネギを大量に投入し、まずは、うどんのスープを頂いてみた。
透明感があり、あっさりしてるビジュアルだが、しっかり出汁が効いてていウマイスープだぜぇ。
鰹の風味もさることながら、アゴ(トビウオ)出汁が効いてる。
麺はプリッとした感じで、博多うどんの中でも割とコシのあるタイプ。
前回食べたウエストのうどん麺は、よく出来た冷凍麺のようなプリっとした食感に適度な歯ごたえがあっあが、今回食べた麺はチュルルンとヤワメンで、いうたら博多うどんらしい麺に仕上がってる。
チョイ前に食べた、プリっと万人受けする麺に比べ、明らかに「福岡うどんヤワメン上等!」な感じに仕上がってる。コレコレ!これですよ!
茹で過ぎとか、そんなんじゃなくて、明らかに麺の食感が以前に比べ変わってる。
全国区で万人受けする冷凍感のあるプリプリうどんの食感から、博多の人に愛される麺のヤワヤワ食感に変わってる。
なんというか、うどん自体は歯がなくてもチュルルンと啜れるくらいのヤワメン。これぞ博多うどん麺とでもいうべきか。。
イイ!これでこそ、福岡博多のうどんのヤワ麺やし、むしろ全国区に合わせる必要はない!
ゴボウ天は、汁に浸って衣に汁が吸い込んでヤワヤワ。
このヤワヤワの衣の中に、ゴリッとした食感のゴボウが入ってる。
柔く汁を吸い上げた衣と、ゴリッとした風味豊かなゴボウ。うまい。
今回、ごぼう天うどんでお願いしたのだが、ゴボウ天は圧巻の8本も入ってる。
そして、うどの相棒「かしわめし」のオニギリを頂いてみた。
かしわめしのおにぎり
ぬぅうおおお〜!
オニギリにまとめられた「かしわめし」だが光沢感があり、おいしそうなツヤだ。
ゴボウの笹がきとかニンジンとか入って、マジ見た目にも美味そう。
ひとくち食べてみると、甘めの醤油と鶏肉のダシでウマミがまとめられてる。
「炊き込みご飯」とでもいうべきか、炊き込んだ鶏肉と野菜の味が全体に染み渡ってて絶妙。
博多うどんの相棒として、絶妙なアシストをしてくれる「かしわめし」
やはり博多のうどん屋の定番メニューであり、相棒としてサイコーの一品だ。
そして最後は、柚子胡椒をうどんのスープに入れて、スープの最後の一滴まですすり完食だ。
食べてみると、
透明感のあるスープにヤワメンのうどんが合う「ウエストのうどん」
今回、博多うどんの定番とも言える「ごぼ天」で頂いてみたが、これが400円以下で頂けると考えるとお得感アリアリやし、これぞ地元に根づいたウドンと納得できる味わいやった。
特筆すべきは、うどんの相棒「かしわめし」の存在だろう。
福岡博多のうどんというと、ごぼ天うどん、丸天うどん(丸い練り物天ぷらが乗ったもの)、が定番かと思うが、これらのうどんの相棒のメシものといえば、筆頭格に挙がるのは間違いなく「かしわめし」だろう。
鶏肉のダシを使った、福岡独自の味わいの「かしわめし」。
福岡のうどん店で置いてない店がないくらい、うどんの相棒として定着してる「かしわめし」。
「かしわめし」というと、ご家庭それぞれの味付けやレシピがある博多ならではの炊き込みご飯で、自宅のかしわめしがモチロン絶品なんだが、友達のアイツの家のかしわめしもウマイなど、賛否両論な博多のメシものだ。
うどんの相棒としてだけでなく、かしわめし単体でも弁当が存在するくらい、福岡博多の人間には特権階級たるかしわめしなのだ。
今回食べたウエストのうどんは、福岡ではいつでも食べられる普段使いのうどんではあるが、アシスト役たる「かしわめし」の存在は非常に大きいと思う。うどん×相棒かしわめし=博多うどんの黄金の組み合わせ。。
まさに「かしわめしあってのウエストのうどん」と言っても過言ではないだろう。
福岡でうどん気分のときは、またお邪魔したい。
次回は、肉+ごぼう天うどんを試してみたい。もちろん、かしわめしのオニギリ付きで!
ご馳走様でした〜♪
店名:うどんウエスト 那の川店
TEL:092-533-1361
住所:福岡県福岡市南区那の川2丁目5-1
最寄駅:西鉄平尾駅
営業時間:24時間営業
定休日:なし(※要確認)