鹿児島中央駅から歩くこと5分ぐらい。
てくてく歩いた大通りの交差点の角地に「黒かつ亭」はあります。
黒かつ亭 本店@鹿児島中央
店頭には大きな「黒かつ亭」の看板が掲げられているので、駅から若干歩いてもわかりやすい。
お店の近くには駐車場も準備されてるので、車での訪問でも安心だ。
鹿児島といえば、やはり外せない名物といえば黒豚とんかつ。
普段は行列のできる黒かつ亭なのだが、この日はわりと行列が少なくスグ入店できそうな勢い。
早速入店してみた。
わりと小じんまりとした店内は、テーブル席とカウンター席、小上がり席の構成。
小さいお店なのだが、ほぼ満席状態の店内はでナカナカ賑わってる。
まずは空いている席案内され、メニューを見てみた。
メニュー
お昼時は15:30まではオトクなランチメニューが準備されていて、、
- 黒かつ亭ランチ 970円
- ももかつランチ 770円
- ヒレカツランチ 960円
- ロースかつランチ 960円
- 上ロースかつランチ 1080円
などなどのラインナップ。黒豚トンカツとしてはなかなかオトクなお値段だ。安い。
ランチタイム以外のレギュラーメニューの設定もあり、
- ヒレかつ定食 1360円
- 上ロースかつ定食 1560円
などの設定だ。
せっかくの黒豚なので「上ロース」を選択したいところだが、ランチとレギュラーメニュー(定食)の両方で設定されてる。。
ランチとレギュラーメニューの定食の違いを聞いてみたところ、
「ランチのお肉は100g〜120g、定食は150g〜200gぐらい。定食には一口しゃぶが付いてます」とのこと。
同じ黒豚上ロースでも、できれば沢山食べたい。1.5倍食べられるなら選ばない理由が見つからない!!
しかも、お店の最高峰の値段を誇る「上ロースかつ定食」なのに税抜1,560円!上なのに安い!
そんな単純な理由で上ロースかつ定食をオーダーしてみた。
オーダーすると野菜にはドレッシングかマヨネーズかを尋ねられるので、ドレッシングでオーダー。
メニューを見ると、お店のコダワリが書かれてて、、
黒豚へのこだわり…黒豚の旨味を最大限に引き出すよう、いいころ合いに熟成させて提供しております。
パン粉へのこだわり…サクサク感が楽しめるよう、あら目のパン粉を仕様しております。
油へのこだわり…キャノーラ油とラードをブレンド。さっぱりして尚且つコクがあります。
お米へのこだわり…鹿児島県産コシヒカリを使用。少しづつ炊いてお客様に炊きたてを提供できるよう心がけてます。
などなどが書かれてる。なかなかコダワリ抜いてる感じだ。
店内は純和風な作りになってて、とんかつ屋らしい佇まいだ。琴の音色がBGMとして響いてる。
カップルの方や家族連れの方、サラリーマンの方など、お客さんの層は多様。
旅行かばんを持った方も多いが、地元の方にも愛されてるのがなんとなく分かるなぁ。
厨房内では比較的若い店員さんがトンカツを作られてる。
接客も丁寧で、お肉の量やオススメの食べ方など、聞いてみるといろいろ快く応えてくれる。
なんか気持ちいいなぁ。
そしてオーダーから15分ほどで、ロースかつ定食が供された。
上ロースかつ定食
美味そうなキツネ色に揚がったとんかつ。
見た目に大ぶりで肉厚なのがわかるビジュアルだ!
まずはトンカツを頂いてみた。
まずは塩のみで頂いてみたが、豚の旨味と脂の甘味が口の中に広がる。うまし!
脂は乗っているのだが、わりとあっさりとした脂なのでサクッとかきこめる。クドさがなく、ライトだ!
トンカツ本来の味わいがストレートに味わえる。うまい。塩のみで全然うまいトンカツだ!
ソースは黒ソースと味噌ダレが準備されてる。
まずは、いわゆるトンカツソースと思われる黒ソースで頂いてみたが、キリッと締まった感じのソース味がいい塩梅なのだ。
普通のとんかつソースに比べコショウのようなキリッと締まった味が効いてる。どことなくトンカツソース+関西どろソースを合わせたような味わいだ。
味噌ダレはゴマ入りで、こってりとした味噌の風味がゴハンとの相性抜群だ。
トンカツの衣はコダワリのパン粉のサクサク感が良く、箸でづかんだだけでサクサクと壊れるデリケートな衣だ。
トンカツのどの部分も、かなり分厚く食べ応えがあり、上ロース定食にしてよかったと実感できる厚みだ。
キャベツはシャキシャキとみずみずしく、ドレッシングでサッパリと頂ける。量は多めだが、お代わりも無料なので遠慮なく頂く。
汁物は豚汁がついているのだが、これが何気にウマウマだ。
しっかり煮込まれた具材の旨味が染み出していて、具材が多いのもウレシイが、具材の染み出した汁に味わいが詰まってる。まじうま。
そしてトンカツの相棒とも言えるゴハン。
鹿児島産のコシヒカリとのことだが、とんかつのアシスト役としてイイ仕事をしてくれる。炊き加減も米が立っててウマイ。
シッカリ目のトンカツ量なので、それに見合ったゴハンも当然必要になり、お代わりを頂く。
小皿には一口サイズの豚しゃぶしゃぶが付いてきてポン酢に合わせてあるのだが、トンカツの印象が鮮烈なため、口直し的な感じだ。
小皿には御飯の相棒の漬物もついてるので、最後はこいつで御飯をいただく。
そしてトンカツをガシガシとかき込むのだが、脂の甘みと旨味が引き立ってくるので、当然ゴハンもススム、キャベツもススム、豚汁もススム、、、で最後まで飽きずに完食。
ゴハンとキャベツのお代わりが功を奏して、もう動けないくらいにお腹いっぱいだ!!
食べてみると、、
薩摩黒豚とんかつを上ロースで頂く。
甘みのある脂がかなり美味で、塩のみでも十二分に楽しめるとんかつだった。
もちろんソースでも楽しめるトンカツだが、この脂の旨味はまず塩で堪能するべきだろう。
ロースかつで攻めるなら、お得なランチ上ロースかつもあるのだが、しっかり多めに食べられる「上ロースかつ定食」の選択がランチタイムであっても懸命かと思われた。
特筆すべきは、黒豚とんかつ店としてのパフォーマンスの良さだ。
鹿児島で「黒豚とんかつ」といえば名物郷土料理の一つだが、その黒豚を提供するトンカツ屋の中でも黒かつ亭はカナリお安く美味しく頂ける。
ロースひとつに絞って考えるなら、ランチタイムの上ロースランチはほぼ1,000円だし、今回食べたレギュラーメニューの上ロースかつ定食でも1,560円。税込みでほぼ1,600円代だ。
しかもこの「上ロースかつ定食」が黒かつ亭の中での単一レギュラーメニューとしては最高額、いわゆるお店の単一メニューの最高峰なのだから、お得としか言いようがない。
黒豚トンカツともなると、観光地価格、イベント価格などで値段が跳ね上がるのが世の常。他店の上ロースかつ定食の最高峰なら2,000円〜3,000円ほどしてもおかしくない。
そんな中、最高額の黒豚上ロースかつ定食が1,600円前後で頂けるのは、黒かつ亭さんの企業努力の賜物かと思われた。
おそらく観光客だけでなく、地元の方からも愛されてるのは、黒豚を美味しく沢山食べて欲しいという心意気と、良心的な価格があってのことなのかと思えた。
今回の黒かつ亭さんは、鹿児島だと今回の鹿児島中央駅の本店と、天文館の黒かつ亭/黒べえ。最近は東京駅にも出店しているので、黒豚とんかつ好きの方はひ試してみてはいかがだろうか。
黒豚とんかつ気分の時は、またおじゃましたいな。
次回はヒレカツの方も試してみたいな。
ご馳走様でした〜♪
店名:黒かつ亭 本店
TEL:099-285-2300
住所:鹿児島県鹿児島市中央町16-9
最寄駅:JR鹿児島中央駅(東口)
営業時間:11:00~15:30(ランチメニュー),17:00~22:00(LO)
定休日:年末年始