名古屋駅で絶妙きしめん!オススメは新幹線ホームより在来線の住よし!

住よしのきしめん@名古屋駅在来線3・4番線ホーム

名古屋といえば数々の名物料理があるTHEグルメな街。
味噌煮込みうどん、鰻のひつまぶし、味噌カツ、手羽先、エビフライなど、数えだしたらキリがないほどドエリャー多いのだが、忘れてならないのが、そう「きしめん」だ!

今回はJR名古屋駅の在来線3・4番線ホームにある「きしめん」のお店住よしを訪問してみた。

名代きしめん住よし@JR名古屋駅3・4番ホーム

名代きしめん住よし@JR名古屋駅3・4番ホームの外観

JR名古屋駅の新幹線の上り下りの各ホームや、在来線の各ホームの点在する「きしめん」のお店。

日本広しとはいえど同じメニューを各ホームで、ここまで推してる駅はそうそうないだろう。

各ホームには「住よし」と「グルめん」と「憩(いこい)」の3種類のお店があるようで、どれも「きしめん」屋としてホームに点在している。

名古屋駅新幹線下りホーム「グルめん」の外観

以前は新幹線ホームの「グルめん」をよく利用したことがあったが、どっと人が押し寄せ若干待ちがありそうなので、今回は在来線3・4番ホームの住よしへ訪問だ。

3・4番線ホームの端っこにある住よし

場所的には3・4番ホームの1番端っこで、東京側にある。

外から見ただけでもわかるほどTHE立ち食いのお店で、サクッときしめんを食らう感じだ。

店頭には

当店の天ぷらは揚げたてを提供させていただいております。きしめん住よし

と書かれてる。

「当店の天ぷらは揚げたてを提供させていただいております。名古屋駅きしめん住よし」と書かれた案内

1日中人でごったがえす新幹線ホームだと揚げ置きタイプだったが、揚げたての天ぷらを乗せてくれるなんてウレシイ限りだ。

店頭に置かれた券売機

店頭には券売機があるので、まずは食券を購入だ。

メニュー

券売機ボタンのアップ
  • きしめん 350円
  • 玉子入りきしめん 400円
  • かき揚げきしめん 570円

などなどのラインナップ。駅ナカなのにキホンのきしめんが350円とはカナリ安い!

期間限定、秋のきのこきしめんとワンコインきしめんの写真の案内

かき揚げ+玉子入り、みそ+玉子入り、ワンコインきしめん、など、組み合わせ商品のラインナップが1番上の大きなボタンでイチオシ商品のようだ。

そのほか、「名古屋コーチンきしめん」なんてのもあり、名古屋感アリアリのメニューもあり、アルコール類の提供もあるぞ。

どれにするか悩ましいところだが、きしめんの基本形を味わいたく、玉子入りきしめんをポチッとな。

入り口の引き戸

ガラガラと引き戸を開け店内に入ると、厨房に面した立ち食いのカウンターがL字に並んでるだけの店内。

食券をオバちゃんに渡し、きしめんorそばをここで宣告する。きしめん屋なのだが、意外にも蕎麦を注文する人もチラホラいるようだ。

玉子入りきしめんの食券

食券を渡し注文したなら、きしめんの出来上がりを待つ。

厨房内は手際よくきしめんを作るオバちゃん2人だけのオペレーションだ。

セルフサービスのお冷

お冷はセルフサービスで、紙コップに自分で注いで頂く。

こちらの3・4番ホームは、電車の到着がある時以外は閑散としたホームなのだが、電車が到着していない時間でもサラリーマンの方が続々ときしめんを求め押し寄せてる。

ホームにはほとんど人がいないのに、ホーム端にある住よしのお店の中は満員御礼状態がずっと続いてる。。時間帯によっては店頭に待ちの行列ができるぐらいだ。

サラリーマンの方で満員の店内

サラリーマンの方の荷物は割りと大きめのものが多く、おそらく出張前や出張帰りに3・4番ホームの住よしのきしめんを求めて、他の在来線ホームや新幹線ホームから来てるのかと思われる。

やはり名古屋駅に降り立つと、きしめん屋のダシの香りがぷーんと匂ってきて、降り立つだけで「きしめん」モードになってしまうのは当然だろう。

「なごや」と書かれた3・4番ホームの駅名案内。左側は「おとうばし」、右側は「びわじま」と書かれてる。

また、名古屋帰り際にも、名古屋グルメの最後の砦として、時間がなくてもサクッと頂けるのもうれしい限りだ。

そんなこんなで考えてると、3分ほどできしめんが供された。

きしめん

きしめん

おおおおお〜!

黒ずんだスープの中には平たい麺が顔を覗かせてて何ともうまそうだ。

まずは麺を頂いてみた。

きしめんの麺

平たいきしめんは、幅1センチぐらいの幅で、プリッとした食感が口の中で踊る。

平打ちタイプになってることで、通常のうどんや蕎麦に比べ、スープも麺に合わせてジュワジュワついてくる感じだ。

きしめん丼に注がれた黒いスープとお揚げ

スープは鰹節がフワッと薫る醤油ベース。名古屋らしく若干濃いめのガツンと来る感じだが、醤油の濃いさというより鰹節などのダシの旨味が濃厚な感じだ。

麺の上には鰹節が乗せてあり、温かいスープの湯気でクネクネと踊ってる。ダンシング・ヒーロー荻野目ちゃんのような鰹節だ。

デフォルトのトッピングは、お揚げとネギのみ。

デフォルトで入っている「お揚げ」を箸で持ち上げてみた

お揚げは甘いダシが染み込んでて、口の中でジュワっと汁が溢れ出すジューシーお揚げ。

ネギはキリッと辛めで、きしめんの間に辛みと香りをアシストしてれる。

生玉子と黒いスープ

玉子は生玉子を投入してあるだけなのだが、これがダシ汁とのマッチングがかなりいい。

濃厚なダシのスープと玉子のコクが絡むと絶妙なうまさだ。

そして、きしめんを啜り続けるのだが、普通盛りで見た目の麺量が少なめに見えたのだが、意外と満腹になる。

きしめんの麺を箸で持ち上げてみた

成人男子なら普通盛りでも十分だが、食べ盛りの男女諸氏なら100円アップの大盛りの選択肢もアリかと思われた。

名代きしめん住よしと書かれた丼

最後は鰹節の香るスープを全部飲み干して完食完飲だ。

食べてみると、、

きしめんを名古屋駅の在来線ホームでサクッと頂く。

独特の平打の麺に香り高い濃い目のスープが絡まり、やはり名古屋のきしめんはデラウマだと改めて感じることができた。

名古屋駅3・4番線の端っこの階段の先にある名代きしめん住よし

また、値段的にもこなれていて、今回食べた玉子入りでも400円で頂けるのがヒジョーにアリガタイ。

駅の中だと、足元を見ました価格であってもおかしくないのだが、フツーのきしめんでも350円からのラインナップは良心的お値段といえよう。

特筆すべきは、在来線ホームだからこその「きしめん住よし」だ。

新幹線ホームの上り下りにも存在するきしめん住よしなのだが、どっと人が押し寄せては店頭に行列ができるのには、新幹線利用者として少し気疲れしてしまう。

「当店の天ぷらは揚げたてを提供させていただいております。名古屋駅きしめん住よし」と書かれた案内

そんな中、在来線の住よしなら、新幹線ホーム店ほど人も多くないし、揚げたての天ぷらで提供するほどのオペレーションの余裕もあるので、時間がソコソコあり揚げたて天ぷらを堪能したい人にはおすすめだ。

駅を通過する貨物列車

もしかすると「忙しい新幹線ホームで食べるより、在来線ホームの方が天ぷらも揚げたてだよ!」ということで、JRが利用者を分散してるのかもしれない。。

店内の立ち食いカウンターできしめんを啜るサラリーマン

今回利用した3・4番線は新幹線ホームに比べお客さんの数も少なく、揚げたて天ぷらもしかりだが、適度な混み具合だったり。。。立ち食いきしめんの店として揚げたてのプラス要素、安心感や居心地の良さみたいなものを感じることができた。

なんとなくだが、この名古屋駅在来線3・4番線ホームの住よしには、サラリーマンにとって「きしめん食ったどー!」と思える達成感みたいなものがあるのかなとも思えた。

「愛され続けて駅きしめん。昭和36年名古屋駅開店」お店の歴史的案内

これから名古屋駅できしめんを食べられる方。とくに天ぷらは揚げたてにコダワル方は、いちど試してみてはいかがだろうか。

名古屋駅できしめん気分の時は、またおじゃましたいな。

次回は揚げたて天ぷらのかき揚げきしめんを食べてみたいなぁ。

ご馳走様でした〜!

店名:名代きしめん 住よし JR名古屋駅3・4番ホーム店「すみよし」
tel:052-565-9527
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋駅構内 JR名古屋駅 3・4番ホーム
最寄駅:JR名古屋駅
営業時間:7:00~20:30(新幹線ホームは朝6:00から営業)
定休日:無休
公式ホームページ→ジャパン・トラベル・サーヴィス